企業分析:6039日本動物高度医療センター(3.5)

ssbrainさん、それでは議論をお願いします。

0.結論

動物の高度医療センターというユニークなポジショニングで、参入障壁が高いビジネスを展開。一方で成長に向けては獣医の確保や医療施設の建設など、時間がかかる要因が多く、売上5〜10%ぐらいの成長になると予測。
利益率は医療の高度化による単価上昇や高稼働(効率化)による上昇が期待できる一方、獣医師不足によるコストアップ懸念がある。
株価はPER15程度でそれほど高くないので、利益率のトレンドが上向きであればで悪くない投資になりそう。評価は3.5。

1.基礎情報

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その他情報
IRページ

2.ポイント

Step1:業績の確認
・売上は+5〜10%程度の成長。営業利益は利益率改善もあり+10%程度の成長。営業利益率は15%程度で高め。
・B/Sは有形固定資産と長期借入金が大きい(医療施設の土地と建物中心)。全体的な財務状況はまずまず。

Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?
・社名の通り動物の高度医療を提供する。地域の動物病院と提携し、高度医療が必要な場合に動物病院から紹介してもらうようなスキーム。
・現在拠点は3箇所(東京、神奈川、名古屋)。2021年秋ごろに近畿圏に新拠点を建てる予定。
・気になるKPIは総診療件数など。2020年度の総診療件数は25,307件、売上を件数で単純に割ると1件あたりの診療報酬は10.8万円程度。

Step3:株価の確認
・PER15.7。一般的な水準。

3.ssbrainさんへの質問

①今後5年の成長イメージをどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどのように考えていますか
③その他、聞きたいことがあればどうぞ

『企業分析:6039日本動物高度医療センター(3.5)』へのコメント

  1. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/13(木) 15:01:47 ID:5c002df57 返信

    すぽさん

    宜しくお願い致します。
    会社名の記載はJAMECでいきたいと思います。

    ①成長イメージについて

    動物の高度医療の市場は下記の2点が特徴として言えると思います。

    1.強力な競合が少ない事
    https://pet.caloo.jp/hospitals/search/all/all/f:2048
    ※2次診療専門の動物病院は全国39施設、殆どが大学病院か単科の病院、総合病院は少ない。

    2.ペット保険の普及によりペットの高度医療が一般化していく事
    https://jp.ub-speeda.com/analysis/archive/34/
    ※日本のペット飼育頭数は頭打ちだが、ペット保険普及率は6〜8%程度で例年右肩上がりに増えている。

    などから新規の出店が無くても暫くは売上5%営業利益10%程度の成長は続くのでは無いかと考えます。

    有価証券報告書などから全国の主要都市に出店する展望がある事や川崎本院で行なっている様に地域の医師会と連携して夜間病院に施設を貸し出しなどが出来れば、上記+αの成長が期待出来ると思います。

    反面、獣医師という専門職がビジネスの中心になり、供給も限られている事からそれ以上の急成長は余り考えられないかなとも思います。

  2. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/13(木) 15:05:00 ID:5c002df57 返信

    ②強み弱みに関して

    強みに関して

    二次診療に特化しており、既に獣医師や施設を保有している点だと思います。

    高度な動物医療を提供出来る施設は少ないです。殆どは大学病院がその役割を担いますが、大学病院の業務の中心は研究や教育である事から、土日や急な診療には対応出来ず、数ヶ月待ちになる事もある様です。

    二次診療を得意とする施設もありますが、単科の病院であったり、複数の動物病院を束ねるグループ企業が経営している所が殆どです。

    前者は得意とする症例以外は対応出来ないですし、後者は患者動物を取られる可能性があるので、かかりつけの動物医は紹介しにくいのかな?と想像しています。

    同様のビジネスを行おうとしても新しく病院を作るにしても莫大な投資が掛かりますし、獣医師は需要に対し、供給不足なので、募集するのも難易度が高く、強力な競合が出て来にくい環境だと考えます。

    弱みに関して

    獣医師の供給不足や労働環境の改善の必要があり、コスト上昇の圧力は常にある事だと考えております。

    高度医療のニーズは増えていくと考えますが、症例に対応出来る獣医師が育たないと出店が出来ない、以前、東京院を作った時は開設時の混乱から一次的に収益が悪化する事態が起きました。その経験から大阪院の開業を2019年から2021年に延期をしています。獣医師の採用と育成はJAMECの大きな課題であると言えます。

    しかしながら、獣医師は独立志向の人も多く、独立に際しては専門性や経験を積む事が重要だと考えられるので、高度医療を提供する数少ない病院であるJAMECは獣医師から就職先として選ばれやすい環境にあると考えますし、2023年に動物看護師が国家資格化し、業務の幅が増えると予想されているので、獣医師の負荷も減り、業務効率化に繋がる事が期待されているので、弱みの部分はそこまで心配する必要がないのかな?とも思います。

  3. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/13(木) 15:06:22 ID:5c002df57 返信

    ③聞きたいこと

    私は医療業界で働いており、病院や医師が顧客ですので、普段接する医師や病院関係者とのやりとりの経験から動物病院経営をイメージして発言しています。

    しかしながら、ペットは飼っておりませんし、ペット産業の事は詳しくありません。今まであげた私の考えが的外れである可能性も否定出来ません。

    是非、ペットオーナーの方やペット産業で働く方のJAMECに対するご意見や評価を聞いてみたいと思います。

  4. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/14(金) 09:37:38 ID:25769346c 返信

    ssbrainさん、ありがとうございます。

    会社の強み/弱み、成長の方向性の見方は概ね一致していますね。
    「動物の二次医療に特化」という独自のポジショニングによって、参入障壁が高くなっています。
    その一方で獣医の採用/育成や新規病院の建設など、成長に向けてはどうしても時間がかかりそうです。

    僕もペットを飼ったことがないのでユーザー視点のご意見がいただけると嬉しいですね。

    ・ペットの高度医療(平均10万円)をどう感じるか
    ・ペット保険をどう感じるか(有難い?高い?)

    ご覧いただいている方もよかったらご意見ください!

  5. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/14(金) 21:07:08 ID:5514df5ac 返信

    すぽさんありがとうございます。

    診察の総数から計算すると1件10万ですが、手術の件数はその10分の1以下なのでペットオーナーは1件100万円近く払っていると思われます。

    この口コミサイトの情報だけですが、治療は大学病院系よりお高めな感じがします。
    https://pet.caloo.jp/hospitals/detail/140389

    しかし、それでも患者動物数は毎年伸ばしています。理由としては日本の家族の構成が変わって来ている事もあると考えています。

    日本は人口減少で世帯数は減りますが、DINKS世帯数は20年後位までは横這いのようです。
    https://shm-keiei.com/shmmail/mm/20190626/index.html

    ペット飼ってないので、感覚的な話になりますが、子供のいない家庭ではペットは家族に近い位置付けの所も少なくないのではないでしょうか?

    その家族に何かあった時に、安いが数週間〜数ヶ月待ちの病院と高いが即日、翌日対応できる病院とどちらを選ぶか迫られたら、後者を選ぶ人が多いような気がします。

  6. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/14(金) 21:08:04 ID:5514df5ac 返信

    どうしても想像だけの分析になってしまうので、ペット産業に詳しい投資家の方のお力添えを頂きたいです。

  7. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/14(金) 21:51:53 ID:25769346c 返信

    ssbrainさん、ありがとうございます。

    確かに手術件数で割るべきでした。1件100万円だとかなり負担が大きいですね。

    ペットを飼われてる方のご意見がいただけないかtwitterを使ってコメントを募集してみました!
    https://twitter.com/spo_toushi/status/1294246036014129152

  8. 名前:だんご 投稿日:2020/08/14(金) 22:29:35 ID:d07c87077 返信

    はじめまして。
    その業界の者ではないので詳しくないですが、友人が猫を飼っており利用したそうです。正直高いと言ってました。
    ただ病気が快方に向かうのであれば、ある程度の費用はかけるとのこと。(必ず100万かかるわけではないですしね)
    ようはペット=家族ということですよね。

    成長性はお二人の見解に賛同します。
    地道に5〜10%くらいで推移と見ています。

  9. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/14(金) 23:08:11 ID:22d59977c 返信

    初めてコメントさせて頂きます。
    関東圏居住の獣医療関係者です。

    ペットフード協会の統計によると犬の飼育頭数は減少傾向で猫の飼育頭数は緩やかに増加傾向のようです。これは獣医業界でも言われている傾向です。猫は犬に比較し病気にもなりにくいことから、業界全体が厳しくなるのではとも言われています。
    ただ一方でssbrainさんも仰っているように、ペットは家族の一部という概念も広がっており、一頭あたりに掛ける医療費は増大傾向にあります。

    そんな中でJARMECの特徴としては診療費が高い、その分利便性、つまりサービス面が良いということです。大学病院の予約が1ヶ月待ちなのに対し、JARMECは基本的には1週間以内には予約が取れるし無理を言えば当日予約も行けることが多いです。そのため紹介する一次診療施設も紹介しやすいというのがあります。
    時間かかっても著名な獣医師に診てもらい場合は大学病院、スピード重視でいきたいならJARMECという認識です。

    ただ今後の成長という面では既存の施設で売上高を右肩上がりは厳しいと思うので、新規施設をどれだけ成功させられるかだと思います。
    関東圏以外ではそもそも高い診療費が受け入れられるかも疑問ではあります。

  10. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/14(金) 23:14:41 ID:5514df5ac 返信

    すぽさん

    ありがとうございます。
    もう、Twitterにはコメント集まって来てますね。
    凄い。

  11. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/14(金) 23:21:44 ID:5514df5ac 返信

    だんごさん

    コメントありがとうございます。

    ペットオーナーにとって、ペットの高額医療費の負担は確かに高いと感じます。

    しかし、ペットを大事に思うオーナーが、治療費が高いから諦めたり、他のペット医療施設と比較検討したり、治療費が若干安い大学病院の治療を待ったりする事が出来るかというと、現状だと殆ど出来なくて、今後も同様の設備を持った動物病院がどんどん出来る事もなさそうなので、地域にもよりますがJAMECに来るしか選択肢がない方が多い気がします。

  12. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/14(金) 23:50:11 ID:5514df5ac 返信

    柚吉さん

    コメントありがとうございます。
    獣医療関係の方のご意見が頂け嬉しいです。
    JAMEC→JARMECでしたね。

    何点か質問させて頂ければと思います。

    ◆他の二次診療の動物病院と比較してのJARMECの優位性

    関東圏だと高度医療が提供出来る動物総合病院はチラホラありますが、殆どが複数の病院を経営するグループ企業であったり、一次診療も行っていたりします。紹介する獣医師の立場だと、患者動物をとられる可能性もあるため、JARMECと比較するとやや紹介しにくいのかな?と想像して、JARMECの優位性があると考えておりますが、実際の所どうでしょうか?

    ◆地方での高度動物医療のニーズに関して

    何処かの記事で、地方の二次診療の動物病院や夜間動物病院は廃業したり、規模を縮小する施設が多いと目にしました。実際にこういった傾向はあるのでしょうか?

    地方の方が市場規模は小さいですが、競合も少なく、地元の獣医師会にニーズがあれば、協力を得れれ、初期投資が少なく出店をする事も出来るのかなと思ってます。
    ※川崎本院だと、川崎獣医師会夜間動物救急センターに病院の設備を貸してる?or運営を受託している?ので、全国の獣医師との連携が出来れば、+αの成長が期待出来ると思います。

  13. 名前:tokki 投稿日:2020/08/15(土) 00:34:48 ID:0b6fd088c 返信

    ヨコから済みません
    ペット(小型犬)オーナーです(株式投資もやっています)

    当方は、日本動物高度医療センターについての知識がないため、
    殆どがペットオーナーとしての意見となります事を予めご了承ください。

    まず、保険は初めは加入してなかったのですが、ペットが誤飲して
    治療費に30万掛かってしまったので、それ以来保険加入しています。

    その後脱臼したり、ぜんそくの症状が出たりで、近くの動物病院(複数)に
    連れていきますが、病院によっては手術ができないので、大きな病院を
    紹介しているようです。 人間と同じで症状によっては50万、100万
    場合によっては、数百万という治療費が掛かってくるので、
    オーナーによって様々な治療方法(手術 or 緩和/鎮痛療法etc,)の中から
    自分達に会った選択をしているようです。
    末期ガンなどのペットに対して安楽死という選択もあるようです。

    人間で言えば大病院というか国立がんセンターみたいな所に相当すると
    思いますので、人間ほどではなくても必ず需要はあるでしょうし、
    競争がないような寡占状態であれば、ビジネスモデルとしては悪くないと思われます

    一方で、近隣の動物病院は供給が多くて競争も厳しく、新しく出来ては潰れたり
    寂れたりして行ってます。

    オーナーの立場からすれば、動物の高度医療は一般の動物病院では治療できない
    特別な技術・ノウハウがあるのは希少で重要な存在だと思います。

    しかしながら、自身のペットを高度医療の病院へ連れて行ったりするかどうかと
    いうと、ペットの病状(深刻さ)、各家庭の経済的な問題、利便性の問題、
    医療サービス・質の善し悪し(評判)等によって、ケースバイケースで検討し、
    選択することになるでしょう。

    オーナー目線で言わして頂きますと、
    安定した需要自体はあると思いますが、だからといって将来の成功がバラ色で
    約束されているかというと、そうではなく、企業成長はその会社の企業努力や
    経営能力によるところが大きいのではないかと思います。

  14. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/15(土) 03:36:00 ID:adc805e64 返信

    ssbrainさん

    ご質問ありがとうございます。

    ・JARMECの優位性
    あくまで獣医療関係者側の意見になります。関東圏で大学病院を除いた二次診療に特化した施設は有名どころでは横浜に1件、都内は大学病院が強く(JARMEC東京もありますが)、埼玉に2件あると認識しています。どの病院も患者さんを横取りするようなことはありません。
    一次と二次を同時にやっている施設を獣医療関係者では1.5次と呼んだりしますが、こういった施設は確かに患者を取ってしまう所もあり、紹介する優先度はJARMEC+前3件と比較するとやはり落ちます。
    その中でJARMECの優位性は一番受け入れが早く、予約を取る際の電話応対も良いところだと思います。とは言え、病院に行くのは患者さんなので、結局は一番近いところを希望される方が多いのはあります。なので立地は大きいですよね。

    ・地方のニーズ
    これについては私も関東圏以外の事情はあまり詳しくありません。
    夜間救急の規模縮小は聞いたことがありますが、廃業は聞いたことはないです。規模縮小も需要の問題というよりは獣医師の人手不足が原因と聞きます。
    ただ地方はやはり診療費に敏感とは聞きます。また、動物が高齢であったりすると専門的な診療までは希望されず、自然な形で最後を迎えることを希望される方も多いと聞きます。
    そういった背景もあって二次診療施設が発展しづらいのかもしれません。

    答えになっているかわかりませんが、私見です。

  15. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/15(土) 11:39:06 ID:969ca1d91 返信

    tokkiさん

    コメントありがとうございます。

    ペットオーナーの方からのご意見、参考にさせて頂きたいと思います。

    1点ご質問させて下さい。

    ペット保険はオーナーから見ると便利で役に立つサービスでしょうか?例えば、新たにペット飼うなら加入されるか?とか知り合いがペットを飼い始めるなら加入を進めるか?という視点だとどうでしょう?

    現在日本のペット保険の加入率は6~8%ですが、加入率は上がっているようです。イギリスでは30%、スウェーデンだと50%程度あるようです。

    ペット保険を扱う会社が幾つか上場していますが、各社右肩上がりの予測をしています。

    日本の加入率が今後も上がっていくのであれば、JARMECにとって市場規模が拡大していくと考えられます。

    JARMECの経営陣の経営手腕は未知数ですね。同様の業態の企業が上場していないので、決算を比較する事は出来ません。今の社長も獣医師のようで、2017年に東京院を開業した際には、内部のオペレーションがかなり混乱したようで、大阪院の開業を延期しています。経営目標の達成よりも、医療の質を重視されたのだと感じております。

  16. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/15(土) 12:08:58 ID:dcb839f77 返信

    柚吉さん

    回答ありがとうございます。
    参考になります。

    ◆JARMECの優位性について

    他の高度動物医療病院と比較してもJARMECにある程度優位性がありそうですね。

    現在の手術の件数から割り出すと3院で手術数は平均で2件弱/1日です。

    手術室は川崎、東京、名古屋で6室、3室、2室あるので施設のキャパシティ的には余裕がありそうな気がします。もちろん獣医師がいればですが。

    ◆地方のニーズ

    会社の発表資料では地方から来る患者もいるとの事でしたが、少数派なのですかね。
    JARMECも地方都市出店の展望はあるようですが、大阪院以降は具体的な計画は語られていないので、慎重になっているのかもしれません。そうなると+αの成長は疑問符がつきますかね。

    やはり獣医師の確保と育成が重要そうですね。
    人間の医師位の給料が出す事が出来れば直ぐに集まりそうなのですが。

  17. 名前:tokki 投稿日:2020/08/15(土) 14:47:30 ID:0b6fd088c 返信

    ssbrainさん
    ご質問につきまして回答させて頂きます。
    (ペット保険はオーナーから見ると便利で役に立つサービスでしょうか?例えば、新たにペット飼うなら加入されるか?とか知り合いがペットを飼い始めるなら加入を進めるか?という視点だとどうでしょう?)

    あくまで個人的な意見ですが、保険コースは保険会社により多種多様で
    自分に合ったコースを見つけて加入するというのがベストだと思いますし、
    今後も加入される方は増加するとだろう思います。

    例えば、保険料によって、医療費の50%負担だったり、30%負担だったり
    ペットが幼い頃に契約するとお得とか、ペット年齢によって保険料に大差を
    付いているとか、更に治療費XX円以下は免責で保険対象外とか、
    保険申請回数の制限できないとか、保険会社やコースにより、選択肢は
    多いと思います。

    ただ、ペット保険は割高で、保険に入って元を取るという観点からすると
    お得とは言えず、保険は出来れば入りたくないのが本音で、嫁の意向で
    加入しているのが正直な所です。

    一方で、自分のペットがもし大病や大怪我で、数百万円者大金が必要になって
    治療すれば治癒するとなった場合、保険の威力は絶大です

    人間と一緒で万が一の補償として保険は入らざるを得ないというものであって
    多くの人がこのような考え方に基づいて、保険に加入されるのかなと思っています。

    最後に、アニコムは保障が手厚いですが、保険料が高額です。
    会社が儲かる事と保険加入者の満足度は、必ずしも比例しないと思います。

    以上、的外れな部分等もあるかと思いますが、ご容赦願います。

  18. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/15(土) 17:43:44 ID:d7fa2d5eb 返信

    tokkiさん

    質問への回答ありがとうございます。

    ペット保険の市場は今後もある程度広がる→高度動物医療の市場も広がるという認識していましたが、ペットオーナーの方も同様の考えで安心しました。

  19. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/15(土) 20:06:16 ID:adc805e64 返信

    JARMECの成長性に対しての個人的見解です。

    ポジティブ要素
    ・ペット数は右肩上がりではないが、診療費は増大傾向(家族と一緒という認識)
    ・2次診療施設は開設に大きな費用や優秀な人材を集める必要があることからも競合がどんどん増えるとは考え難い
    ・地方のニーズは分からない点はあるが、少なくとも新規開設の余地は大きい(福岡、札幌、仙台etc)
    ・そもそも獣医療は限界利益率が高く、利益を拡大させやすい

    ネガティブ要素
    ・人材を獲得、育てるのが大変(人件費もかさみやすい)
    ・現在も川崎、東京は同じスタッフが結構兼務していると聞くので、地方病院開設はやはり人手次第かと思われる

    まとめると、需要はまだ見込める環境にあり新規病院開設による成長余地もしっかりあるので、その準備が鍵を握ると思います。そこが上手くいけば10%以上の成長も全然イケると思います。

  20. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/16(日) 00:48:30 ID:70fed1e45 返信

    柚吉さん

    質問ばかりで申し訳ないのですが、2023年の動物看護師が国家資格する事はJARMECにとって追い風になり得ますでしょうか?
    https://jpsk.jp/column/1277.html

    現在は動物看護師といっても医療行為ができるわけではないと思いますが、2023年以降、一部の医療行為を代わりに行う事が出来れば、同じ数の獣医師でもより多くの患者動物を診る事が出来るのかな?と思っています。

  21. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/16(日) 02:09:32 ID:31413092e 返信

    ssbrainさん

    ご質問ありがとうございます。

    看護師さんの国家資格化が追い風かは判断が非常に難しいです。
    現状、看護師さんは法的な規制がないことでどこまでの仕事をしているかは病院によって異なります。極端な話、病院によっては国家資格化しても看護師さんが出来る業務の範囲が今までと変わらないパターンもあります。
    なので国家資格化によってJARMECの看護師さんの仕事の範囲が広がるならば業務効率化の可能性はあると思います。
    一方で、国家資格化したことにより給与水準を上げなくてはならなくなれば、これは病院全体の人件費上昇に繋がる可能性もあります。

    なので顕著な追い風としては考え難いかと思います。

  22. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/16(日) 16:05:05 ID:70fed1e45 返信

    柚吉さん

    質問への回答ありがとうございました。
    確かに病院によって既に動物看護師が、医療業務に携わっている可能性は十分ありそうですね。

  23. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/16(日) 16:08:12 ID:70fed1e45 返信

    途中で送ってしまいました。

    国家資格化する事で待遇の改善は間違いなくあるでしょう。

    出来る業務が変わらなければ、ただ、コストアップして終わりって可能性もありますね。

    動物看護師国家資格に関しては特に期待しない事にします。

  24. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/16(日) 17:29:29 ID:e5021c6f7 返信

    だんごさん、柚吉さん、tokkiさん、ご参加ありがとうございます!
    皆さんのおかげでより現状が見えてきました。

    ここまでをまとめると、
    「売上は5〜10%成長がベースで、利益率向上がどこまで見込めるか」
    という考え方を軸に、以下のポイントを抑えるという感じでしょうか。

    ・ペット保険市場は医療の高額化もあり加入率は高まるとみて良さそう。JARMECにも間接的ながら追い風。
    ・拠点の拡大については拡大余地は十分あるものの、高額な医療費(60万〜100万)が受け入れられるかの見極めが必要
    ・人材の確保は課題で、コストアップ要因になりうるので注意

    ■バリュエーションについて
    ここまで株価の話はしてきませんでしたが、そろそろ株価の話をしましょうか。
    ssbrainさん、現在の株価水準(PER15ぐらい)をどう見ますか。

  25. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/16(日) 18:08:56 ID:0dbb6d172 返信

    すぽさん

    まとめ、ありがとうございます。

    株価水準に関しては余り自信が無いのですが、
    これくらいの成長率(利益成長10%位)の企業だとPER15倍以下で買ってPER25倍位の水準で売りたいと考えています。

    実は数年前から目を付けていて、すぽさんと議論したかったのですが、相談して株価が釣り上がるのが嫌なので黙っていました。

    今回、コロナショックで大きく株価が下がったので、良い所で仕込めたかなと思っています。

    この辺りは皆さん様々なので、他の方の意見も聞きたいですね。

  26. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/16(日) 20:29:59 ID:3bf8fdf00 返信

    私も株価水準は全く自信ありません。

    特にJARMECは同業で上場している会社もないので、比較もできず難しいです…
    ただ時価総額が51億で今期売上予想が28億と考えると、買える水準なのかなと思います。

  27. 名前:まこ 投稿日:2020/08/16(日) 22:17:17 ID:0ff0664d8 返信

    みなさんにお聞きしたいのですが大阪病院の開院の再延期の可能性についてどう思われますか

    当初より2年ほど延期されているので不安が残ります
    いま議論されてる内容も再延期がない前提と思います

    再延期の可能性があるなら投資のタイミングが少し先の方がいい気がします

  28. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/16(日) 22:49:11 ID:70fed1e45 返信

    まこさん

    コメントありがとうございます。
    大阪院開業の延期はどちらからの情報でしょうか?

    6月発表の有価証券報告書には2021年秋開業予定で準備中との記載がありました。

    私は大阪院開業延期の情報は存じ上げないので、予定通りの開業が前提で発言させて頂いています。

  29. 名前:まこ 投稿日:2020/08/17(月) 04:29:29 ID:96660af59 返信

    もともと2019の開院だったのが延期されてきたと言うことです

  30. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/17(月) 19:00:00 ID:06d36318d 返信

    まこさん

    大阪院は元々は2019年開業の予定だったものが、東京院の開業後に2020年以降開業→2021年秋頃開業となっております。

    こちらの議論でも獣医師の採用と育成がJARMECにとって課題であるという共通認識はされています。

    獣医師が揃わなければさらなる開業の延期も考えられると思いますが、現在がどんな状況であるかは外の情報からでは分からないので、取り敢えず会社の発表通りのスケジュール感でいます。

    もし、延期が発表されれば株価は下がると思うのでそのタイミングで購入する事を考えますが、延期されなかった場合は買い場を失うかもしれません。

    回答になっておりますでしょうか?
    そして、まこさんはどのようにお考えでしょうか?

  31. 名前:まこ 投稿日:2020/08/17(月) 22:07:36 ID:96660af59 返信

    再延期の可能性が高いのかなと思っています

    東京分院も延期があったし大阪も二年の延期がありいよいよかなと思っていたらコロナで大変でしょうし

    昨年の有報後に建物の工事の進捗状況を問い合わせときは未着工でした
    現在の状況は確認中です

    需要もあるしオンリーワンに近い会社と認識していますが急に利益や株価が大きく動くことはないと思っているので大阪の事を確認しながらロットを増やす予定です

  32. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/17(月) 23:25:00 ID:99570d026 返信

    まこさん

    なるほど、問い合わせもされているのですね。
    コロナの件はプラスに働く事はないと思います。

    人間の医療の現場でも手術の立会いなどは人数が制限されている→見学したい若い研修医が見れない、ような状況です。もしかしたら動物医療の現場でも同じ様な事が起こっているかもしれません。

    建物の建設期間などは分かりませんが、獣医師たちの育成の環境が悪化→獣医師が不足→再延期の可能性は捨て切れないですね。

  33. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/19(水) 09:22:20 ID:3ff9f3fec 返信

    ssbrainさん、みなさんありがとうございます。

    バリュエーションについては僕のフレームワークで言うと「A+クラスの成長を、A-ぐらいの価格で買う」という感じだと思います。成長力に比べると割安感はありますが、5年で2倍というSクラス成長に比べると物足りない部分はありますね。

    売上の高成長は期待しづらいと思うので、利益率が向上するかがカギになりそうな銘柄だと思います。

    議論も出尽くした感じなのでそろそろまとめに入ろうと思いますがいかがですか?

  34. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/19(水) 12:04:17 ID:979612c59 返信

    すぽさん

    そうですね、もう余り議論は残っていないと思います。

    まとめと同時に、いま一度、すぽさんのフレームワーク、SとかAとかA+の水準を説明して頂けるとみなさん分かりやすいかと思います。

  35. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/20(木) 09:18:39 ID:e2228d358 返信

    ありがとうございます。成長と割安感についての考えかたは以下のとおりです。

    「成長+20%ぐらいの株をPER20ぐらいで買う」というのが基本的な考え方です。
    https://spotoushi.net/archives/42361660.html

    結論については追って書きますね。

  36. 名前:すぽ 投稿日:2020/08/21(金) 16:52:33 ID:77d8dd84d 返信

    ssbrainさん、みなさん

    それでは結論を書いてみました。ご確認ください。
    PER15で買うなら悪くないと思いますが、大阪拠点の成否によって多少影響はあるかもしれませんね。

    みなさんのおかげで色んなところまで突っ込んだ議論ができました。ありがとうございました!

  37. 名前:柚吉 投稿日:2020/08/21(金) 19:57:36 ID:ae9024a79 返信

    すぽさん、みなさん

    結論ありがとうございます。
    今回初めて議論に参加させて頂き、大変勉強になりました。

    ありがとうございました!

  38. 名前:ssbrain 投稿日:2020/08/22(土) 12:58:09 ID:00daa9d11 返信

    すぽさん、みなさん

    議論ありがとうございました。

    今回の議論を通して不明瞭だった部分がかなり整理出来ました。

    本当にありがとうございました。