ユリウスさん、大変お待たせしました。
あとで気づいたのですが、この企業は昨年3月にコメントで分析を行っていました。ですが一度お受けしましたし、少し状況も変わっているようなので改めて分析していきたいと思います。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
■ポイント
Step1:業績の確認
・上場以来目覚ましい成長を続ける。4年間の平均売上成長率は46%、前年比は2割程度。
・営業利益率は2割近く非常に優秀。2015は少し下げる。
・B/Sも成長に伴い膨らむ。キャッシュも多く健全、2015は長期投資等に置き換わってるようだが気にするほどのことではなさそう。
Step2:事業の確認、ビジネスモデルは
・車内トランシーバー、タクシー配車システム等の開発・販売を行う。特にip電話型のトランシーバーが、2016年5月のタクシーアナログ無線廃止の駆け込み需要の下で、競争力の高い商品となり大ヒット。
・その他、バスロケーションシステム、OKICAシステムなども受注
・ストック型も売上の2〜3割あり収益を支える。(MVNOビジネス)
Step3:株価の確認
・予想PER 32.9と高め
②タクシー無線の駆け込み需要後どうなると考えますか
③その他、確認したいことなどがあればお願いします
コメントをよく確認せずに分析を依頼してしまい、申し訳ありません。
又、すでに取り上げておられる銘柄にも関わらず、再度分析をして下さる事に感謝しております。
成長ドライバーという言葉の意味が明瞭ではありませんが、
今後の成長の軸となる事業あるいは要素という理解で宜しいでしょうか?
①
バスロケーションサービス(広島・京都など九州以外への拡販実績)
石井工作研究所との業務提携(技術力向上が見込まれ、販売機会の損失が減少)
以上の2点を挙げたいと思います。
さらにはその先には海外展開も十分にあり得ると思っていますが、
これについてはまだ妄想の域を出ませんので考慮しておりません。
②
タクシー無線の駆け込み需要後の成長率については
直近の決算予想や過去7年間の数値も踏まえて12%を推定しております。
特に営業利益が頭打ちになってきておりますので、
それを考慮して成長率は低めに見積もっております。
勿論PER33倍という現在の株価水準では全く購入に値しないと考えております。
③
この銘柄に限らず成長企業のPBRに関してはどの様な評価をするのが良いのか?
銘柄分析を拒否なさらなかった、つまり前回分析から変わったと考えるポイントは何か?
以上2点をお伺いしたいと思います。