楽天の企業分析。
一番優秀なのはなんといってもビジネスモデル。
楽天市場はプラットフォーム型独占。ヤクオフなどと同様に、売り手買い手をつなぐ場を提供するだけで利益を得る上に、1社独占になりやすい業種のトップ企業。今後も営業利益率20%は固い。
また、楽天トラベルも優秀。旅行代理店といえば儲からない業種で有名だが、一番のコストである人件費(お客様から宿・交通手段を聞き登録するなど、明らかにお客様に直接行ったほうがよいこと)をネットで行うことで、価格優位性を得た上に営業利益率が10%程度ある。
インターネットの成長がまだまだ見込める中でこの2つのビジネスは非常に筋が良い。
次に経営者。三木谷社長自体が起業家であり雇われ社長・二代目社長とはレベルが違うと思うものの、金融出身のせいかやや短期的思考が強い印象を持つ。顧客満足より単年度黒字に執着、グローバル進出・M&Aの遅さなども感じる。
財務体質はやや借金が多いことが気になる。ただ銀行も抱えてしまったのでイマイチ分析がしづらい。まぁ、本業が良いので大目にみてもいいと思う。
株価はやや高め
(2011年5月4日現在)株価 75,300 PER 28.24 PBR 4.15
お買い得というほどではないが、成長を考えればPER20を目安に買っても良いと思う。
すぽの購入平均単価:62,503
お買い得度の自己評価 3.5 (5段階で5がお買い得として)