梶野さん、お待たせしました。
3237イントランスです。一緒に議論をお願いします。
■結論
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・その他IR資料など
・決算動画(麻生社長)
■ポイント
Step1:業績の確認
・不安定な売上・利益だが2014、2015で急成長→何があったのだろう
・B/Sは2015で大きく縮む→大型の不動産資産売却(流動化)による
Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?
・流動化(販売)やコンサルなどを中心とする不動産業。安く仕入れて付加価値をつけてかなり高く売るという手品のようなビジネスを行う。
・2014・2015は案件が順調で伸長。売上は70億程度で不動産業としては比較的小規模、数えるほどの案件数で構成される。
予想PER 12.1
■梶野さんへの質問
①この企業の「強み」は何だと思いますか?
②今後の成長についてどう考えますか?
③その他、聞きたいことがあればどうぞ
出張をしておりました。
返事が遅れて申し訳ございませんでした。
①この企業の「強み」は何だと思いますか?
(1)バリューアップ可能な物件か否かで仕入物件を選別する目利き力。
通常の不動産再生業者は、現保有者からディスカウントで仕入れることが多い。
これは、経済合理性からすれば自然な行為ではあるが、裏を返せば付加価値の低い単純なリニューアルを行う場合が多く、リニューアル後の不動産の価格、若しくは賃料が周辺相場同程度となってしまうため、利益を確保するには出来る限り仕入れ値を安くしなければビジネスが成り立ちにくいということである。また、安く仕入れようとすれば仕入の競争力は低いものとなる。
これに対しイントランス社の場合、もちろんディスカウントで仕入れることもあるが、バリューアップが可能であると見極めた物件であれば、中古時価よりも高く仕入れることもあり、仕入競争力が高い。
これは、同社が優れた企画・開発力、リーシング能力に加え、金融組成力などバリューアップのための様々な優れた能力により、バリューアップした物件を、周辺相場を上回る価格で売却する事が可能なためにできることである。