企業分析：7059コプロHD(3.5)

2020/12/28（4年前） 3.5, 企業分析 31

7つの海さん、大変おまたせしました。それでは議論をお願いします。

0.結論

建設業界の慢性的な人手不足を背景に成長を続ける人材派遣業。2021-1Q,2Qで成長鈍化傾向が見えるが、稼働率はほぼ100%から落ちておらず、採用計画と退職者数のアンバランスから生まれたものと推測できる。ここは3Qを確認したい。全体としては「成長、ビジネスモデル、割安」が揃った買いやすい企業。評価は4.0に近い3.5。

1.基礎情報

GMOクリック証券の分析機能を使います。

その他情報
・IRページ

2.ポイント

Step1：業績の確認
・売上、営業利益ともには2017から2割程度の成長が続く
・営業利益率は10%以上と高収益
・B/Sはキャッシュが溢れている状況

Step2：事業の確認、ビジネスモデルは？
・建築業を中心とした人材派遣業。
・派遣業の一般的なビジネスモデル。原価のほとんどが人件費で、その他の経費を除いて利益が1割以上残るという構図。

Step3：株価の確認
・予想PER14.6で割安圏

3.依頼者さんへの質問

①今後5年の成長イメージをどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどのように考えていますか
③その他、聞きたいことがあればどうぞ

『企業分析：7059コプロHD(3.5)』へのコメント

名前:七つの海投稿日：2020/12/28(月) 21:26:04 ID：ff7470fd7 返信

○今後５年の成長イメージ
　コプロＨＤの２０２０年３月期の売上高は１３１億円で営業利益は１６億円ですが、２０２１年３月期第２四半期決算説明資料の２０ページには、Ｍ＆Ａや新分野の開拓、海外展開を含めて、２０３０年３月期には売上高１０００億円・営業利益１００億円とあります。　　　
　売上高では７．６３倍、営業利益では６．２５倍ですが、単純に１．２倍を１０回かければ６．１９倍にはなります。
　同業で売上高が６００億円の夢真ＨＤ（２３６２）は４年で売上高が２．５２倍になっていることを考えると、コプロＨＤについて５年後には１．２を５回かけた２．４８倍成長していることは最低ラインと考えます。
名前:七つの海投稿日：2020/12/28(月) 21:57:25 ID：ff7470fd7 返信

○強み
①建設業界は高齢化と若手不足が進行しており、人材を育成・確保して派遣できればできるほど売上が上がるセクターであり、コプロＨＤは、この建設業界に特化しているので、安定して高い成長率が見込めます。
②コプロＨＤの清川社長は、テクノプロＨＤ（６０２８）の子会社であるテクノプロ・コンストラクションの前身の日構シーエスエスの社長をつとめていたことがあります。
　現在はライバルとなっている企業の社長を経験していることは大きく、日構シーエスエスの良いところは取り入れ、悪いところは反面教師として組織をつくり、その結果、ライバルよりも良い会社ができている可能性が高いと考えます。
名前:七つの海投稿日：2020/12/28(月) 21:59:45 ID：ff7470fd7 返信

○弱み
　派遣法などの法令改正があれば、影響を受ける可能性があります。

○その他
　議論を通じて自分の判断の正誤を見分けたいです。
名前:すぽ投稿日：2020/12/29(火) 17:10:03 ID：77c6a5953 返信

七つの海さん、ありがとうございます。

コプロHDは成長力に比べて割安な企業で「5年で2倍になる会社をPER20ぐらいで買う」という僕の購入基準にも基本的に合致する企業だと思います。
ただ、僕も過去に夢真HDを保有したもののしばらくして手放した経緯があり、そのあたりを踏まえて気になる点などを書きたいと思います。

■働いている人が幸せか
夢真を長期保有できなかった最大の理由は「働いている人が幸せか」というところに確信が持てなかったためです。
夢真の株主総会に参加したことがあるのですが、採用のスタンスは「良い人材を厳選する」というよりも「来てくれれば誰でも採る」という感じで、安い労働力をかき集めるというスタンスに見えました。離職率も約30%とかなり高い水準になっており、このやり方でいつまで続けられるのかという疑問が残りました。
コプロは離職率20%弱ですので夢心に比べると良いですが、同様の懸念を感じています。

■建築業界の人手不足は続くか
国内の建築系派遣だけでいうとニーズは堅調そうではあるものの、供給側が大きくなりつつあるのではないかという懸念を持っています。
売上はコプロ150億、夢真600億なので、成長余力という点では多少余裕はあるかもしれませんが、夢真はIT人材派遣に注力し始めていることなどを見ても、過大な成長期待をしないほうが良さそうかなぁと見ています。

以上が気になる点です。七つの海さんはこのあたりはどう思いますか？
名前:七つの海投稿日：2020/12/30(水) 10:15:43 ID：73ad77329 返信

　すぽさん、コメントありがとうございます。

○働いている人が幸せか

　２０２１年３月期第２四半期決算説明資料の３３ページには企業理念体系が掲載されており、ＭＩＳＳＩＯＮ＝「人が動かすヒューマンドライブな社会をつくる」であり、ＶＩＳＩＯＮ＝「一人ひとりの心に点火する人づくり企業になる」であり、ＶＡＬＵＥには「志事を通じて、全社員で成長する」というフレーズがあり、また、２０２１年３月期第１四半期決算説明資料の３９ページには「『技術者ファースト』約２０００人の技術社員の目線に立った経営」というフレーズがあり、もちろんある程度は建前だとは思いますが、共通するのは人（社員）を優先する思想だと思います。
　また、清川社長の動画を探してユーチューブで検索したところ、「社員はクライアント、社員は顧客」「社員の成長に幸せを感じる」「人を愛し、愛される会社」などと清川社長が発言していました。
　そういう創業社長のキャラクターは、企業理念体系などにも反映しており、当然いろいろな工夫やノウハウが社内に蓄積されていると思われ、建設業はもともと離職率が高いようですが、夢真ＨＤよりもコプロＨＤの方が離職率が低い理由の一つではないでしょうか。
　だから、幸せかどうかということは人により基準が異なるので、一概に言えないですが、少なくとも、コプロＨＤは夢真ＨＤよりも社員思いの会社だと思います。

　２０２０年８月８日の中日新聞には、コプロＨＤの子会社の求人に対する３～６月の建設業未経験者の応募者は５３４６人で、うち１５７人を採用したとありました。
　少なくとも、コプロＨＤは「来てくれれば誰でも採る」ではなく、「良い人材を厳選する」という採用スタンスだと思います。
名前:七つの海投稿日：2020/12/30(水) 10:20:34 ID：73ad77329 返信

○建設業界の人手不足は続くのか

　建設技術者派遣事業とは別に、一般的にはレッドオーシャンと思われていたＩＴ分野が実はブルーオーシャンだと判断したために夢真ＨＤはＩＴ人材派遣に注力し始めたのであり、建設技術者は近いうちに供給過多になると判断して夢真ＨＤがＩＴ人材派遣に注力し始めたというよりはテクノプロＨＤに追いつき追い越すためにＩＴ人材派遣に注力し始めたと思うので、建設業界の人手不足が続くか否かということと夢真ＨＤがＩＴ人材派遣に注力し始めたこととは切り離して考えた方が良いと思います。

　供給側が大きくなりつつあるのではないかということについては、２０２１年３月期第２四半期決算説明資料の２１ページの建設投資額（国土交通省「建設投資見通し」）が順調に伸びてきていることもあり、１０年先はともかく、あと５年くらいは問題ないと思います。
- 名前:かてかて投稿日：2021/01/01(金) 07:49:29 ID：8d9bd2aa9 返信
  
  すぽさん、七つの海さん、あけましておめでとうございます。
  
  転職サイトを確認しましたが、夢真さんは特殊すぎるので比較対象にはならないと考えたためコメントします。
  
  コプロさんは体育会系で安月給なブラックなイメージが見受けられましたが、やりがいがあると感じる方は一定数いるようで若い方や企業の色に染まりやすい方には悪くないように思えます。
  
  夢真さんの方は派遣先からのパワハラに対する会社の対応が表面的とか、人を物としてしか見ていない社風が嫌だなどという書き込みが現在に至るまで書き込まれています。
  
  コプロさんが社員に良い会社であるかについては断言を避けますが、夢真さんの社員への対応の悪さは夢真さん独自のものとはっきり言えるほど書き込み内容は悪いです。
  コプロさん他、他会社と比較になるものではないと考えます。
名前:すぽ投稿日：2021/01/01(金) 21:36:01 ID：64fa570b8 返信

かてかてさん、参戦ありがとうございます！

■働いている人は幸せか
企業の評判は口コミサイトで確認するのが良さそうですね。ちなみに「転職会議」というサイトで確認したところ、

https://jobtalk.jp/companies/404
https://jobtalk.jp/companies/8304205
夢真HD：2.00
コプロ・エンジニアード：2.85

というスコアで、口コミの中身もコプロの方が良さそうです。ただボーナスの低さや営業担当への不満などはあり、まぁ派遣会社としては標準的なレベルというぐらいでしょうか。

お二人と見方は近づいたように思います。

■建築業界の人手不足は続くか
ここは七つの海さんよりやや弱気な見方です。
夢真の中期計画は「建築」は+10%程度になっていて、「ITにブルーオーシャンを見つけた」というのはややリップサービス的な表現に見えます。
またコプロの2021の1Q,2Qの売上についても、前年度比較だと+17.8%ですが、2020の4Qから見ると横ばいで、成長鈍化なのか、コロナ禍による一時的な鈍化なのかをを見極める必要がある状況です。
もちろん、KPIである稼働率が下落しているわけではないので、一時的な鈍化である可能性も十分あるとは思いますが。

いかがでしょうか。
名前:七つの海投稿日：2021/01/02(土) 14:59:22 ID：216224cc1 返信

　２０２１年３月期第２四半期決算説明資料の１２ページによると、２０２０年３月期４Ｑの採用実績は２７９人であるのに対して、２０２１年３月期２Ｑは１８１人と採用を絞っています。
　一方、同資料の１１ページによると、２０２０年３月期下期の定着率は８６．３％であったのに対して、２０２１年３月期上期の定着率は８１．８％と下がっています。
　その結果、同資料の１３ページによると、２０２０年３月期末の技術社員数が１９８４人であるのに対して、２０２１年３月期上期の技術社員数は２００２人と微増にしかなっていません。
　つまり、２０２１年３月期１Ｑ２Ｑの売上高が２０２０年３月期４Ｑと比べて微増なのは、２０２１年３月期上期の定着率が下がることを見込めずに採用数を絞ってしまって技術社員数が微増にしかならなかったことによる、見立ての誤りが影響したための、一時的な鈍化だと考えています。
名前:七つの海投稿日：2021/01/02(土) 15:10:41 ID：216224cc1 返信

　申し遅れましたが、すぽさん、かてかてさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
名前:かてかて投稿日：2021/01/03(日) 08:39:44 ID：94113bd40 返信

可能であれば、現業の方の意見を聞きたいところですね。

せっかく参戦したので需給についてもコメントしていきます。

私の意見はお二方と同様です。

七つの海さんと同様です。
建『設』業界は人手不足が続くと思います。

すぽさんと同様です。
建『築』業界の人手不足は解消される方向に進むと考えます。

議論をする上でカテゴリーを区分けすることを提案します。

コプロさんが運営する
現キャリ2020/07/30の記事
『土木業界の現状と課題とは？変わりゆく土木業界と新型コロナの影響』より

【建設】業界は、
建物を造る【建築】と、
道路や橋、土地の整備などを行う【土木】に分類されます。
（中略）
建築業界は民間の需要が8割以上を占める一方、土木業界は約9割が公共事業です。

建設は建築と土木を掛け合わせたカテゴリーにあります。
建築は民間関係や民間大手の下請け。
土木は公共事業の入札と考えています。

素人考えなので、詳しくはコプロさんの記事を参照願います。

グッドライフカンパニーや日本エスコンなどが建築業界、
国から橋や道路の整備、オリンピックなどのイベントにおける建設や整備等を受注するのが土木業界、
それらを統括して建設業界と考えています。

【建築】
建築業界にあっては、利益の得られる東京、大阪といった地区は大手企業が保有し、今後伸びる熊本、愛知、北海道についても日本エスコン、グッドライフ等の中堅どころが保有。

大手は派遣など使わずとも自社及び傘下の企業の人手を利用します。

日本エスコンなどの中堅も大株主である中部電力、その子会社の中電不動産の人員や傘下となる企業との繋がりを常識的に考えれば優先するはずです。

昨年まではオリンピックやリニアの兼ね合い、景気上昇による将来の金融引締懸念から一時的に派遣が必要となるくらい民間企業の動きは活発化していました。

しかし、コロナの関係でオリンピック延期の上、金融緩和継続が確定、かつ、民間企業の経営悪化がありました。

民間企業を主体とした【建築業界】の人手不足は解消されたと考えます。

【土木】
親方日の丸的に働く土木関係の人手不足は続くと考えます。
むしろ、今後において人手は更に足らなくなります。悪化します。
但し、そこでコプロが儲かるかは素人なので分かりません。
ここからの話は素人考えなので誤りが多数あると考えます。
現業の方がいたらコメントしていただけると幸いです。

（受注構造）
公共事業として会社が入札し、利益を得るには法律に則って仕事をしなければなりません。
公共事業を入札する際に、会社に有資格者がいなければ入札することすらできません。

また、入札したからといって、会社のやりたいように仕事をやれるわけでもありません。
雨が続けば工事は止まりますし、土日は基本的に許可がなければ仕事をしてはいけませんが、契約の期日までに工事ができなければ次の仕事はなくなります。

民間企業だからといって雨の日に働かせたり、土日に間に合わないからといって工事を行えば減点されます。
発注元が国や県、自治体であるため、間に合えばそれで良いわけでなく、規約契約に違反した動きがあれば当然減点対象です。

それでも施工期日に間に合わないよりかはマシなので減点覚悟で働かせますが、そこで事故が発生すれば免許剥奪や入札不可となり会社は終わります。

大きく減点されず、工期に間に合わせて仕事を完成させるには人手を増やすことが一番の近道なので、人手不足に対する派遣は必要です。

法律は厳しくなることはあっても緩くなることはないため、人手不足は今後も続くものと考えます。

（資格）
コプロの記事にもありますが、建築と異なり、土木業界の人手不足は顕著ですし、書いてある通り高齢化が進んでいます。

国や地方自治体が発注するため、支払ってもらえる金額は少ないです。

かつ、国や地方自治体が発注するため、法律に則した運営が必須とされるため資格がものをいいます。

現状は定年退職後の有資格者を仕事を発注するためだけに採用したりするくらいには資格は重要です。

しかし、土木業界は建築業界と異なり有資格者が少ないです。
建築業界の方が稼げますし、国からの指図を受けず気楽に働けます。
あと、土建屋の職場は地場の高齢化の進んだ古い会社が多く、若い有資格者がいくと理不尽や無理解により嫌な目に遭うことが多いこともあり人は増えません。

有資格者の再雇用にも年齢的な限界があり、人が定着できる環境にない会社も多いことから今後有資格者の派遣等は多くならざるをえないと考えています。

（利益懸念）
コプロさんの記事にあるとおり土木の９割が公共事業です。
金払いは悪いです。基本的に安いです。

人手不足は人手不足ですが、その理由は正社員でも稼げないからです。
稼げる業界なら人手不足にはなりません。

（受注構造より）
公共事業を主体とした【土木業界】の人手不足は加速する。
（資格より）
特に有資格者の人手不足は顕著で今後派遣労働が求められると考える。
（利益懸念より）
しかし、国や自治体が公共事業の発注者であることから土木業界に支払われる額は少なく、そこで派遣労働が上手く使われてコプロが儲けられるかは素人の私では判断不能。といった感じです。
名前:かてかて投稿日：2021/01/03(日) 09:12:05 ID：94113bd40 返信

コプロさんは今、海外進出を進めています。
海外となると０知識かつ情報の取得も困難なので事業の今後の推移を読むのは困難なのですが、そんな私でも気になることはあります。

コプロさんは
どの程度
いつから
どのくらいの期間
【海外進出に対する投資】
をするのでしょうか？

東証一部となったのも大きく海外投資をするのに際して株価の価値を高めて取引の材料にする、又は資金を得るためと考えていました。
しかし、その辺の資料を探しても見あたりません。

当然、海外進出するならお金は必要ですし、投資をすれば利益率は一時的に悪くなります。

悪くならないのは負ののれん益など後の業績を急落させる反則技を利用したときだけだと思います。

派遣業とはいえ、箱物は必要となりますし、運営にかかる費用も必要です。

現地の方の単価は安いとはいえ、進出するベトナムは単価が高くなりすぎて他業界では撤退が多く見受けられます。

投資をすれば利益が下がる、利益が一時的にでも下がれば高騰していた人心は離れて株価は下落する。

そこに見込みがあると判断できれば投資をするのが私のスタンスですが、単純に分かりません。

３ヶ年の中期経営計画などに投資期や回収期の明記があれば理解できるのですが、見あたりません。

コプロさんは中期経営計画の策定や新規事業のマーケティングに活用するために2019年３月に経営企画室を立ち上げたはずです。

既に約２年が経過して海外進出も動いているのですが、私の探し方が悪いのか中期経営計画が見あたりません。

中期経営計画が掲載されている場所、及び、海外進出にかかる今後の投資額と期間を把握されていたらご助言願います。
名前:かてかて投稿日：2021/01/03(日) 10:50:34 ID：94113bd40 返信

コプロさんには
事業本部
経営戦略本部
人事戦略本部
があり、把握している部と業務は以下の通りです。

※ノンホルダーがざっと調べただけなので詳しくは補足していただけるとありがたいです。

１　経営企画部
中期経営計画・年度予算の策定

２　人事企画推進部
人事制度に関係する事項の改善、中途採用、入社後のオンボーディングサポート、人事評価制度構築

３　業務管理部
システム等を活用した業務の改革、全支店売上集計、内部統制

４　財務経理部
経費精算システムの運用、管理、個別決算、連結決算、有価証券報告書、開示業務、会計、税務に関すること全般

５　労務管理部
社会保険の手続きや、社員の給与作成

６　営業部
テレアポ、飛び込み訪問、メール営業

７　建設エンジニア？
建築やプラント関係、土木などの建設プロジェクトにおいて、工程管理や安全管理、品質管理など、プロジェクト全体のマネジメントを行う

８　グローバル戦略推進部
海外事業調査・企画・戦略立案・立上支援・管理等全般、PJ管理

私が把握できたのはこれくらいです。
ノンホルで会社を知ったのも議論開始くらいからなので知識不足は御容赦ください。

８　グローバル戦略推進部におけるベトナム拠点責任者がベトナム拠点の責任者として、人材紹介業・人材派遣業の立ち上げを行うもので、
インターネット上に残っていた該当職の募集内容は以下の通り

主な業務内容
・ベトナムから日本への人材提供
・現地での教育機関との交渉業務
・現地社員の人材活用、管理

勤務地
・ベトナム拠点設立の令和３年四月までは名古屋本社
・ベトナム拠点設立後はベトナム常駐

応募資格
【必須】
・人材業界の経験
・海外事業の新規立ち上げ経験
・ビジネスレベルの英語力
【歓迎】
・ベトナム語でのコミュニケーション可能な方
・ベトナムでの人材紹介・派遣事業の立ち上げ経験

給与
・課長職
　基本給：245,000円～
　固定残業40時間分：75,000円～
・部長職
　基本給：350,000円～
　役職手当120,000円～
※固定残業時間を超えた場合は別途残業手当を支給します。
※前職の給与や年齢、経験などを考慮して決定します。

Googleで
『コプロ　グローバル』
『コプロ　ベトナム』などで元ページは探せると思います。
そして、この募集で集まった人材で今後ベトナム拠点は指揮運営されていくと考えます。

コプロさんは調べた限り悪い企業ではないと考えますが、海外進出が成功するか否かについては疑問が残ります。

長年会社に勤めていて帰属意識の高い方を使うわけでなく新規に管理職に当たる人材を募集していました。

管理職となる方が新規採用…
現地で働く責任者を新しく採用…

今後の計画などどうやって詳しく立てられたのでしょうか？
責任者なしで計画は決まって、その計画にしたがって責任者は上手く動けるのでしょうか？
常識的に考えて無理だと思います。

海外進出することが決まる。
それ用の責任者を雇用、
箱物を用意、
お金は出すから責任者が責任をもって上手く儲けてください。

私は、上手くいくとは思えません。
また、上手くいかせる能力の方を雇える採用内容とも思えません。
あと、雇うとしたら募集を出さずに人を選んでの直接雇用だと考えます。
現地でやりたい放題されたり、不正を隠しやすい海外展開を余所者に任せたりは普通はしません。

会社のためを思い、辛くとも成し遂げる帰属意識の高い方を会社が起用するなら別です。
しかし、会社の採用募集がインターネットに残っていることから新規採用だと考えてしまいます。

皆様の意見はどうでしょうか？
何か安心できる情報があれば教えてください。
名前:七つの海投稿日：2021/01/03(日) 21:57:31 ID：c5ba02fe1 返信

　かてかてさん、いろいろ調べていただきありがとうございます。

　土木への派遣で儲かるのかということについてですが、業界の人間ではないので、詳しいことは分かりませんが、国や自治体が発注する公共事業が安くて面倒くさいのであるのならば、にもかかわらず、連綿と土木業界が受注し続けてきているので、それならば、何らかのうまみがあると考えるのが自然だと思います。
　ということは、公共事業の受注を継続するために、派遣会社に相応の支払いをする素地があるということだと思います。
名前:七つの海投稿日：2021/01/03(日) 22:08:53 ID：c5ba02fe1 返信

　ベトナム拠点の部課長職の求人については、自分のキャリア形成のためにがんばる人もいるので、新規で幹部を採用したら必ず現地でやりたい放題されてしまうというわけではないし、現地のことはよくは知らないが会社への忠誠心のある生え抜きの社員を別途お目付け役でベトナム拠点へ出向させれば十分だと思います。
　ただ、もともと海外展開には期待していないです。
　私としては、全体の業績に影響を与えるほどの大きな赤字を出さないように小さく少しずつ展開していってもらえればと思っています。
　その点、コプロＨＤの海外展開を進めるスピードはほどよいくらいだと思うし、確かに、いつからどのくらいの期間でいくら海外展開に使うかは公開されていないようですが、それは、現地の状況や進捗の具合などを適宜見極めて柔軟に事業を進めようということであって、理にかなっていると思います。
名前:かてかて投稿日：2021/01/04(月) 08:16:44 ID：d2d4d050f 返信

七つの海さんコメントありがとうございます。

七つの海さんの解釈は分かりました。
しかし、コプロさんが会社としての方針が明示されていない以上、コプロさんがどのような考えを有しているかは不明瞭です。

先のコメントで
○その他
　議論を通じて自分の判断の正誤を見分けたいです。
とあります。

よければ、このタイミングで判断の正誤を確認してみては如何でしょうか？

正誤の確認相手はコプロさんです。
確認方法はIRへの問い合わせです。

私はノンホルダーなのでIRできませんが、ホルダーであれば問い合わせが可能です。

IRに問い合わせれば正誤はつきます。
また、問い合わせることで会社が不備に気づき改善を施したりと良い効果がでることもあります。

過去にあったシンクロフードの議論では、株主の方がIRに問い合わせることで業務引継の不備によるサイト運営の漏れを改善することができました。

私自身でいえば、アステリアという会社に問い合わせ、IRページの修正、YouTubeの私的利用の改善などをしていただいたことがあります。

IRへの問い合わせをあまり活用されていないのでしたら、積極的な活用をお勧めします。

例えば、七つの海さんの求めるところの
『全体の業績に影響を与えるほどの大きな赤字を出さないように小さく少しずつ展開』
コプロさんがこの考えに則しているか。
それは、IRに問い合わせすることで判断が可能なはずです。

ちなみに、海外展開における失敗や不正についてですが、不採算化や横領だけを危惧している訳ではありません。

もっと時勢的なものもあります。

【ベトナムから日本への人材提供】は、
【ベトナム技能実習生不法残留問題】
これに直結します。

現地におけるキックバックの不正、それに伴う日本での不法残留。
農業関連で既に社会問題化されているのは御承知だと思います。

農業関連では
【現地のブローカーが勝手にやった】
このような建前からブローカーのキックバックや本人の借金について、受け入れ先が問題視されることは少ないです。

しかし、コプロさんは自社社員がブローカーとなります。
キックバックが横行し、社会問題化しているベトナムにおいてです。

真面目に働いても月給数十万円。
周りのブローカーは１キックバック100万円くらいを平然と受け取っている。
新規採用で会社に帰属意識はない。

大丈夫だと思えますか？

【契約による海外派遣ベトナム人労働者法(海外派遣法)】が2020年11月に改正されたことにより、派遣について規制緩和がなされました。
それにより、コプロさんが事業を普通に運営し、採算を取ることは容易かもしれません。
また、単純に海外からの派遣だけを受ける専業企業ならもしキックバックが発生したとしても、会社経営への影響は少ないかもしれません。

しかし、コプロさんは日本の建設業界で主体的に働いています。
土木の話で公共事業の話をしました。
不正を行えば国や自治体からの仕事なんてなくなります。
もし、海外で不正が発生した場合、本業である日本における建築・土木の派遣に影響はないでしょうか？

国や自治体からの発注。
そこから仕事を受ける地場の土建屋。
そこへの派遣等に影響はないといえますか？
その影響は軽微なものと断言できるものでしょうか？

私は業界の知識が不十分なので、そんなことを不安視してしまいます。

話を戻します。

もし投資をする上で分からないことや不安なことが発生した場合は、自身で答えを出して自己解決するのではなく、IRに問い合わせることをお勧めします。

IR問い合わせ先が存在しない会社もありますが、コプロさんはサイト内に送信フォームもあります。

調べても分からないことを聞けば、それは七つの海さんだけが知る投資材料になります。

また、七つの海さんが会社に不備を指摘して会社を改善できるようになれば、自身で業績を向上させることも可能です。

特にコプロさんのような体育会系の会社は上の意見が全てとなって間違っていても社員が止められなくなりがちなので、会社のトップかつ顧客として物申せる『株主』という立場を利用してIRに問い合わせは有用です。

中期経営計画が策定されていないのはコロナで情勢が不安定だからと推測します。
その不安定な情勢化において、ベトナム人派遣というリスキーな事業を進める選択をしています。
正直な話、リスクに以上にパフォーマンスは美味しいものになるだろうと想定はしていますが、動きには荒さを感じます。

良い株主が会社に意見し、会社が危機感や問題意識を持ちながら運営するのであれば海外事業も成功すると考えます。

私の意見は以上です。
名前:七つの海投稿日：2021/01/04(月) 19:48:45 ID：301ecd338 返信

　かてかてさん、アドバイスをありがとうございます。
　さっそく、ＩＲに問い合わせてみました。
　以下の通りです。

①メールで質問
　公共事業が主体と思われる土木分野での派遣事業では利益は出ていますか。
　出ているのであれば利益率はどのくらいですか。

　メールで回答
　土木を含めまして業種に関係なく派遣単価が原価を下回ることは基本的にないため、各業種で利益は出ております。
　尚、業種別の粗利率につきましては開示をいたしておりません。何卒ご了承ください。

　電話で質問
　公共事業がメインの土木と比較して、民間主体の建築については、技術者の供給が需要に追い付いてきているのではないですか。

　電話で回答
　土木も建築も、まだまだ需要に供給が追い付いていないと考えています。

　電話で質問
　夢真ＨＤの技術者派遣の伸びが鈍っていることについては、どう考えますか。

　電話で回答
　夢真ＨＤさんは未経験者を大量に採用していましたが、資料を見る限りリストラをして技術者を意図的に減らしているように見えます。
　しかし、翌々期からはまた成長する中期計画を出しています。
名前:七つの海投稿日：2021/01/04(月) 20:04:10 ID：301ecd338 返信

②メールで質問
　海外展開については、全体の業績に影響を与えるほどの大きな赤字を出さないように小さく少しずつ展開すべきと考えますが、計画ではどうなっていますか。

　メールで回答
　昨年4月にASEAN地域を統括する中間持株会社としてCOPRO GLOBALSを設立し、今年4月にはベトナムに事業子会社を設立する予定です。
　今後はベトナムを皮切りに、その他ASEAN諸国への展開を検討してまいります。

　海外事業の収益計画につきましては現在精査中ですが、人材派遣・紹介事業は大きな設備投資等を要するビジネスモデルではなく、事業開始後の連結業績への影響も限定的なものと想定しております。

　電話で質問
　少しずつ展開するということですか

　電話で回答
　当初は赤字を見込んでいますが、限定的なものと考えています。
名前:七つの海投稿日：2021/01/04(月) 20:11:20 ID：301ecd338 返信

③メールで質問
　外国人技能実習制度では、日本側の監理団体が実習生を送り出したベトナムのブローカーに対して「キックバック」を要求しているという事案が発生していますが、「キックバック」が日常となってしまっているベトナムで、コプロＨＤの現地社員がベトナム人を集めたブローカーに対して「キックバック」を求めてしまうような事案が発生しないシステムづくりを考えていますか。
　考えているのであれば、それはどのようなものですか。

　メールで回答
　弊社の海外事業スキームでは外国人技能実習制度ではなく、現地子会社が高度人材を募集し、教育プログラムを提供した後、現地国又は日本国内の建設会社等に人材を派遣・紹介するものです。

　派遣先へ人材を派遣・紹介することで収益化を図りますので、弊社子会社から派遣先にキックバックを支払うことはございません。

　電話で質問
　現地のブローカーに対して、現地社員が「キックバック」を求めることを防ぐためのシステムはありますか。

　電話で回答
　現地にて日本語の修得などの教育を行ってから現地国または日本にて派遣することを考えています。
　本人の受け取る給料は日本での派遣の方が高いです。
　授業料はいただきますが、教育プログラムの提供は誰にでも開放しており、ブローカーが介在することは難しいと考えます。

　電話で質問
　新規採用する部課長職にお目付け役をつける予定はありますか。

　電話で回答
　部課長職の上に責任者をコプロＨＤから出向させる予定です。
名前:七つの海投稿日：2021/01/04(月) 20:25:28 ID：301ecd338 返信

　年末年始の連休中にたくさんメールでの質問があって日数がかかるだろうなと思っていたら、メールで質問してから２時間かからずに回答がありました。
　ＩＲ氏も感じの良い方で、コプロＨＤに対して好印象です。
名前:かてかて投稿日：2021/01/05(火) 07:30:22 ID：60bd668e9 返信

七つの海さん、IRへの問い合わせありがとうございました。

回答の内容から不安視していた件については解消されました。

伸びる会社と判断します。

ただ、会社計画からは海外展開による収支の一時的な悪化は見受けられません。
かつ、中期経営計画による指針もまだ示されていません。
計画はやや楽観的なものと考えます。
また、やや楽観的な計画を前提として投資を受け、株価は加熱しているように思えます。

2021年４月以降、海外事業による一時的な負担により収支が一時的に悪化。
それに伴い株価が下落して買い目が発生するのではと予想します。

私は、その時期での買いを検討します。
以上です。
名前:すぽ投稿日：2021/01/05(火) 14:13:46 ID：cd3f05852 返信

七つの海さん、かてかてさん、熱の入った議論ありがとうございます。

>七つの海さん
今のところ以下のテーマを深掘ってきたように思いますが、他に議論/確認したいテーマなどはありますか？

・従業員の状況
・2021-1Q/2Qの鈍化について
・「建設」業界での成長について
・ベトナムでの事業拡大について
名前:七つの海投稿日：2021/01/05(火) 20:42:25 ID：9d2d02761 返信

　かてかてさん、すぽさん、ありがとうございます。

　２０１９年３月２６日の「第三者割当による自己株式の処分の結果に関するお知らせ」に手取金の使途として、海外展開の設備投資として２０２１年３月期に１０００万円、海外展開の運転資金として２０２１年３月期に４０００万円、２０２２年３月期に４０００万円というのを見つけました。
　しかも、これ以外の計画に手当てしてもまだ残金があるとのことなので、おそらく海外展開に使う当面の金額はこのくらいなのだと思います。
　であれば、海外展開の赤字は国内の黒字で軽く相殺することができるので、結果として増収増益を続けていけると思います。

　以上、ほかに議論・確認したいテーマは特にないです。
名前:かてかて投稿日：2021/01/06(水) 08:33:19 ID：3531e9d28 返信

ベトナムハノイ市の月給240ドル
ドル円の現在レートは102円
現地スタッフ一年20人雇うと
240×102×12×20＝5,875,200

課長職月額32万、ﾎﾞｰﾅｽ二回計80万
320,000×12+800,000＝4,640,000

部長職月額47万、ﾎﾞｰﾅｽ二回計80万
470,000×12+800,000＝6,440,000

※ボーナス額はコプロボーナスで調べた際に出てきた数値、役職の方のボーナスはより過大なものになるもの。

5,875,200+4,640,000+6,440,000＝
16,955,200

これに加え、課長、部長を監視するために上位の社員が出向されるため、その手当。

ベトナム拠点の人件費関連だけでも約2,000万は見込まれるもの。

新規に人を雇うことになるため、過去の経費には参入されていなかったものと想定。

即時に売り上げを得られるようなブローカーのような派遣なら別ですが、コプロさんは現地で教育を施した後に派遣するとのこと。

IR問い合わせの結果も初期は赤字と説明を受けたとのことですので、これらがそのまま損失に計上される。

かつ、ASEAN各国に今後どんどん支社を出す方針ならば、１拠点だけの人件費だけで2,000万を越えているのでは年間の運転資金4,000万円では到底不可能。

よって、計画はやや楽観的なものと推測しています。
名前:七つの海投稿日：2021/01/06(水) 18:11:25 ID：886a8d5bc 返信

　かてかてさん、ご意見をありがとうございます。
　再度、ＩＲに問い合わせてみました。
　以下の通りです。

　①メールで質問　
　２０１９年３月２６日の「第三者割当による自己株式の処分の結果に関するお知らせ」に手取金の使途として、海外展開の設備投資として２０２１年３月期に１０００万円、海外展開の運転資金として２０２１年３月期に４０００万円、２０２２年３月期に４０００万円とありますが、現段階でこれ以上海外展開に資金を使う予定はありますか。
　あるとすれば、いついつの期にどのくらい使う計画ですか。

　　メールで回答
　今のところ2019年3月26日付のリリースに記載の予定より大きな増減はございません。

　
　②メールで質問
　ベトナム拠点の現地スタッフは何人くらいの予定ですか。

　　メールで回答
　3名程度を予定いたしております。（補足すると、前回電話で質問した際に、「教育プログラムの提供については現地の企業を使う」とおっしゃっていました。）

　③メールで質問
　ベトナム以外の国への展開はどのくらいのペースの予定ですか（２０２３年３月期から２年で１か国ずつとか）。

　　メールで回答
　毎期1ヵ国のペースで展開したいとの思いはございますが、まずはベトナム事業に注力し、複数国展開が可能なビジネスの構築を進めてまいります。
名前:七つの海投稿日：2021/01/06(水) 18:15:53 ID：886a8d5bc 返信

　何の実績もない海外展開について、中期計画を公表して、それに縛られ、失敗するよりは、計画はありながら、公表はせず、現地の慣習や進捗状況に応じて、変幻自在に、かつ、着実に歩みを進める方が理にかなっていると思います。
　このやり方であれば、収益面でも、大勢に影響はなく、増収増益を維持していけると思います。
名前:すぽ投稿日：2021/01/08(金) 16:16:51 ID：716c98aa3 返信

議論ありがとうございました。
「10年後の成長イメージ」については、中期計画のような具体策を踏まえた数値計画とは違うものと捉えています。実際の成長は「建設業界の人材ニーズ」「競合状況」に依存する部分が多いと思いますので、参考程度に見たほうが良いと思います。

それでは議論を踏まえてまとめを書いてみました。ご確認ください。
問題ないようであれば確定します。よろしくおねがいします。
名前:七つの海投稿日：2021/01/08(金) 19:41:49 ID：53b02f3ab 返信

　よろしくお願いいたします。
名前:かてかて投稿日：2021/01/09(土) 09:16:18 ID：ef52cbb95 返信

まとめありがとうございました(*´▽｀*)
名前:すぽ投稿日：2021/01/09(土) 13:35:48 ID：275626018 返信

七つの海さん、かてかてさん

それでは評価を確定しました。議論ありがとうございました！
名前:七つの海投稿日：2021/01/09(土) 16:58:40 ID：fddd5e574 返信

　すぽさん、かてかてさん、ありがとうございました。