ゴルキチさん
それでは1716第一カッター興業です。よろしくお願いします。
■結論
高い技術と汚泥処理の一括請負などを強みにする切断・穿孔No.1企業。ここ数年成長が続くが、老朽化修復ニーズによるものと推測でき、継続的な成長が続くのであれば大化けの可能性がある。3.5に近い4.0。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・その他IR資料など
■ポイント
Step1:業績の確認
・2011年ごろから売上成長が軌道にのる。営業利益率も年々向上し13%程度まで向上し純利益は2013→2016で3倍以上に
・B/Sはキャッシュが溢れている
Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?
・ダイヤモンドカッターやウォータージェットなどを使った切断・穿孔工事を中心とする。
・切断・穿孔ではシェアトップで大手ゼネコンからも信頼を得る
予想PER6.8で割安
■ゴルキチさんへの質問
①この企業の売上成長と利益率向上の理由はどう考えますか。
②5年後の売上・利益のイメージはどれぐらいですか
③その他、聞きたいことがあればどうぞ
すぽさん
議論、宜しくお願い致します。
①売上成長と利益向上の理由
以下の三点だと思います。
⑴成長マーケットにいる
⑵業界内で規模が大きい
⑶経営が上手い
まず⑴ですが、第一カッター興業は、道路、橋梁、高速道路、生産設備など社会資本の改修や補強を主軸としております。以下のように、マーケットは成長していると思われます。
高速道路補修工事 4兆円始動。
http://www.shinko-web.jp/economic/000673.html
建設後50年を経過した橋梁の割合は10年後には42%と増加。
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/torikumi.pdf
などなど。さらに東京オリンピックに向けた整備や熊本震災の復旧工事など、当面マーケットのコンディションは良いと考えられます。
なお、高度経済成長期に建設された建造物が老齢化しており、
補強修繕するなり、壊すなりしなくてはならないのは
生産設備も同様で、かつて日本の戦後成長を支えた太平洋ベルト地帯は老齢化設備ベルト地帯と化しております。
このマーケットに特化したのが1433べステラで、建造物は作った人には
壊せない、という考えのもと、設備を解体する事業をしております。
この会社の中期経営計画のP7に戦後、社会資本ストックが積み上がりが
記載されており、当該マーケットの今後の伸びが良くわかります。
https://www.besterra.co.jp/pdf/eir.pdf