toysさん
それでは6184鎌倉新書です。よろしくお願いします。
■結論
緒に就いたばかりのエンディング市場Web化の先頭に立つ企業。雑誌で培ったコネクションとIT技術力を武器にSクラスの成長と高収益(営業利益率20%程度)が期待できる。
まだ小さい企業のため採用によるコストインパクトが大きく利益率のブレが懸念点。
全体的に良い企業だがPER40はさすがに高い。評価は3.5で、安くなるタイミングで購入したい。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・その他IR資料など
■ポイント
Step1:業績の確認
・売上は20%レベルの成長。一方で利益率がガタガタ。
→なぜ利益率がブレるのか
・B/Sはキャッシュが溢れている。
Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?
・2015年12月に上場。
・葬儀・仏壇・墓の紹介サイト運営を中核にする企業。典型的なプラットフォーム型でシェアもNo.1、Yahooエンディングサイトも手がけ、独占に最も近いポジションにいる。
・1件成約あたりの手数料(売上)は次の通り。墓10万円、葬儀7万円、仏壇2.5万円。
・一番驚くのは市場の広大さに対するWeb市場の小ささ。1.5兆円市場であり紹介手数料10%と考えると斡旋市場は1,500億円と考えることができ、まだまだフロンティアが広がる。
予想PER 46.8、PBR5.94でかなり割高
■toysさんへの質問
①この企業の5年後の売上・利益のイメージはどれぐらいですか
②2014,2015あたりの営業利益率が低いですが、どう捉えますか
③その他、聞きたいことがあればどうぞ
遅くなりまして申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
①この企業の5年後の売上・利益のイメージ
2013年からの売上高成長率は毎年15%〜20%程度となっており、すぽさんが仰るとおり市場規模に対してウェブ市場はまだまだ小さいため、5年後においてもこの売上高成長率は継続するものと考えています。ネット利用人口も増えていく一方で、ニーズ(高齢者の死亡者数http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html
)も増えていくものと思われるためこの独占体制を守ることができれば、更なる成長が見込めると思います。
②2014,2015あたりの営業利益率の低さについて
PLを見ますと、2015年度と2016年度を比較すると売上高が伸びる一方で売上原価が変化していないので、2015年度までの低さはWeb化が進んでいない故の低さなのかなと考えています(根拠が薄くてすみません)。2016年度(予)はWebサービスが20%程度の成長を見込んでいますので、変動費レスの成長が見込めると思います。
③その他
現在の株価は割高(PER42程度)ですが、プラットフォーム型ビジネスであり成長産業であるため、有望な銘柄だと思います。すぽさんはどの程度ですと購入対象になりますでしょうか(どのくらいまでの割高さを許容できますか)?