それでは議論よろしくおねがいします。
■結論
PMOコンサルという新たな市場を掘り起こし急成長する企業。150万円/月という価格帯が絶妙で、戦略コンサルにとっては安すぎるし、派遣会社が担うにはプロフェッショナル性が高く参入が難しい。恵まれた市場環境下にあるため今後の成長は「コンサル数」で決定すると考えることができる。売上成長+30%に加え、利益率向上の可能性もある。PER40だが、今週末(12/13)に期末決算がありPER30程度と見ることもでき、購入できる水準。評価は3.5に近い4.0。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
■ポイント
Step1:業績の確認
・2018年6月に上場。P/Lは売上、利益ともにきれいな右肩上がり。営業利益率も上昇傾向で、2018は11%ぐらい。
・B/Sはキャッシュが溢れている状況。
・PMOと呼ばれるプロジェクトの事務局(推進役)を専門とするコンサル会社。
・コンサル一人あたり150万円程度/月での派遣が基本。コンサル数は今期末(2019/10)で254人を見込む。
・PMOコンサルという新たな市場を切り開き成長中。今後の競争環境などをどう考えるか。
予想PER40.3。もうすぐ期末決算があるのでそこでアップデートされる。
■コロ助さんへの質問
①今後5年の成長イメージについてどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか
③その他聞きたいことがあればどうぞ
すぽさん、皆様よろしくおねがいします。
①今後5年の成長イメージについてどのように考えていますか
同業他社との棲み分けができている企業かなと考えております。その中で、ストック型のビジネスモデルを有しており、「一人あたり単価」×「稼働率」×「要員数」となっています。東証一部への鞍替えもあり、今と同程度(30%増)の社員数増を見込むとすると、5年後には約3倍になっており、売上も比例して約3倍の100億円という大台に乗るのではと思っています。社長インタビューからの抜粋になりますが、日本でのPMO市場が1,800億円ということで、まだまだ成長余地はあると思います。また、種まきしている海外事業(中国、台湾)についても、少しずつ成果が見え始めてくるタイミングかと思います。ここらへんは12月の決算を待っている状態です。
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか
強み:
15年かけて培った当社独自のユニークな事業を生かして、日本国内で優位なポジショニングを築けている点かと思います。競合となるのは、おそらくコンサルやSIだと思いますが、どちらもPMOをメイン事業としては据えていないためです。
弱み:
強みの裏返しですが、ライバル企業が本腰を入れた場合、PMO事業一本足打法だと、売上にもろに響くことです。それを受けて、2017年にはPM支援ソフト開発にも乗り出しています。正直、市場規模が不明瞭な部分がありますが、当たればそれなりの売上貢献になるのではと考えています。
③その他聞きたいことがあればどうぞ
議論の中で逐次お伺いさせていただきます。宜しくお願いします!