お金に関する常識を教えてくれるのが「ナニワ金融道」なら、不動産業界の常識(闇を)を教えてくれるのがこの「正直不動産」です。人生の中で不動産契約に関わる機会はそれほど多くありません。そんな私たち素人に対して、プロがどのように手玉に取ろうとするのかが丁寧に描かれていてとても面白かったです。
作者の夏原武さんは「クロサギ」のストーリーの作者です。クロサギは取材にもとづくリアルな手口の描写が魅力ですが、今度は不動産業界をテーマに書かれています。
「両手取引」「専任媒介契約」「あんこ」「AD物件」・・・
ツイッターの不動産クラスタから流れてくるような、謎のキーワードの意味もこのマンガを読むと理解できるようになります。僕は不動産には明るくないのでセリフの意図を理解するために何回か読み直したりすることもありました。
現在は5巻まで出ているのですが、1、2巻あたりは「正直な事しかしゃべれない」という設定が強すぎた印象ですが、4~5巻辺りからこの設定もこなれてきてよりストーリーも楽しくなってきました。
というわけで投資家の教養本としてオススメです!
新聞少年が一代で4903世帯の大家になった秘密の話とゆう本も面白かったですよ。ダメな管理会社の話しとか一気に読めちゃいました
もちろん正直不動産も良かっです