もりやまさん、大変お待たせしました。
それでは7191イントラストです。よろしくお願いします。
■結論
家賃保証という成長市場の下で、大手への営業力を武器に市場以上のペースで成長。ストック型の売上も拡大傾向で安定感もある。営業利益率は2割レベルに達しておりこれ以上の改善は期待しないほうが無難。介護、医療、養育費など新規事業の業績貢献を期待するにはもう少し時間がかかりそう。株価はここ最近の高騰により割高水準。評価は4.0に近い3.5。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
■ポイント
Step1:業績の確認
・2016より突然営業利益2割の会社に変貌。それ以降は高成長かつ利益率改善が続く。
→何があった?
・B/Sは上場を期に大幅改善
・家賃保証などを中心とした保証サービスを中心とする。大手住宅メーカーの債務回収代行等の役務ビジネス(ソリューションビジネス)が堅調で売上の4割程度を占めるレベルまで成長。
・ストック型で安定的に成長している。
Step3:株価の確認
予想PER35.0。ここ数ヶ月で高騰。
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか。
①今後の成長イメージについてどのように考えていますか。
30%程度の力強い成長が2,3年は続くのではないかと考えています。
理由は以下です。
<理由①>民法改正の追い風
借り主もへのニーズもさることながら、民法の改正で限度額が設けられることにより、大家へのニーズもますます高まる。
<理由②>戦い方の巧みさ
家賃債務保証サービス業界自体は、レットオーシャンであり、会社によって商品が特に変わるものではない。しかし、当社は大手に特化することで、巧みに戦いをさけているようである。
大手一括採用であれば、支店を全国に張り巡らせる等の営業コストがかけないでも、規模を拡大できる。
<理由③>医療保障、介護保障などの家賃債務保証以外の商品
連帯保証の機関保証の割合が、現在6割程度とのことであるが、需要に上限はあるだろう。しかし、家賃債務保証以外の商品もある当社は、同業他社に比べて優位性がある。
ざっくりまとめると、そもそも売りやすい商品を扱っており、それが民法改正の追い風を受けている。そうなると競合が気になるが、競合と真っ向勝負をするのではなく、顧客を絞り特化することによって、競争圧を低下させる。
また、家賃債務保証の需要が一巡することを見越して、別の商品も開発して先も見据えている。