銘柄分析:6789ローランドDG(3.0)

haruhikoさん
6789ローランドDG、この内容で確定します。

■結論
安定的なビジネスモデルを抱えており営業利益率10%+を期待できる企業だが、為替と景気の影響を強く受ける弱点がある。2014、2015は為替の影響を割り引いて考えると割安感は低い。今後はAクラス程度の成長が期待できそう。3.5に近い3.0。

■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。

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決算情報など。資料は比較的充実している。
・2014年度の売上・利益分解

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・予想PER 11.4

■ポイント
Step1:業績の確認
・2010〜13の厳しい時期が続き、2014に復活。
・営業利益率は2009までと2014は15〜20%と高い。2010〜13は0〜5%まで下落
→2010と2014に何が起きたか知りたい
・キャッシュ、自己資本比率も高く安全

Step2:事業の確認、ビジネスモデルがどう活きているか
・大型インクジェットプリンター(広告向けなど)、カッティングマシンなどが主力商品。シェアは40%程度でNo.1。3Dプリンターは歯科用を中心にしてきたが、最近汎用商品を開発。
・ビジネスモデルは典型的な「アフタービジネス型」。売上の3割が消耗品で、ここでの粗利が企業を支えていることが容易に想像できる。また「シェアトップ」も大きい。安定した売上があれば営業利益率15%程度は取れそう。

Step3:株価の確認
予想PER12.0で割安だが、為替の影響を考えると実質PER18程度で考えたい。

『銘柄分析:6789ローランドDG(3.0)』へのコメント

  1. 名前:すぽ 投稿日:2015/03/06(金) 19:50:25 ID:a91c374df 返信

    議論向けて、haruhikoさんのコメントを転載します。
    ———-
    ローランドdgの分析をお願いします。
    私なりの着目点は
    1. 3dプリンターを去年9月から販売したことにより来期から利益率向上の期待。3dプリンターは普通のプリンター同様アフターで儲かるため。また、積層型と切削型の両方を製造してるしてるのは低価格領域ではローランドだけです。私は3dプリンター使うので積層型と切削型が両方あるのはかなり魅力的です。
    2.歯科分野での3dプリンターの需要大。これもアフターで稼げるので今後に期待です。
    長々と書いてしまいましたが分析よろしくお願いします!
    ———-

  2. 名前:haruhiko 投稿日:2015/03/08(日) 21:05:01 ID:5a302bef9 返信

    分析ありがとうございます!
    2014年に業績がよくなったのは円安と歯科系の3dプリンターが好調なのが影響してたとおもいます。
    よろしくお願いします。

  3. 名前:すぽ 投稿日:2015/03/08(日) 23:10:59 ID:fd4c9d678 返信

    haruhikoさん、回答有難うございます。
    2014年度の決算説明会資料に売上・利益の増加理由が書いてありましたので追加しました。
    これを見ると2013→2014において、為替の影響が「売上成長の半分、営業利益成長の2/3」で、営業利益全体でも半分が為替の影響だったことが分かります。
    この企業は為替の影響が非常に大きい企業であり、2014の利益も半分程度で見るのが安全です。
    この前提であらためて全体を眺めてみると
    ・安定的なビジネスモデルを抱えており、順調な売上があれば営業利益率は10%+は取れる
    ・為替・景気の影響を強く受ける企業であり、2014は為替の影響を差し引いて見る必要がある
    ・成長水準は、為替を除くと5%程度の緩やかな成長とみるのが良さそう。デンタルや汎用 3Dプリンターは成長が期待できるが、全体から見るとまた小規模
    こんな全体観になるように思うのですが、いかがでしょうか。コメントをお願いします。

  4. 名前:すぽ 投稿日:2015/03/11(水) 19:22:09 ID:29f49e842 返信

    haruhikoさん
    全体観を踏まえて、結論を記載してみました。(青字)
    ご意見がそろったようならこれで確定したいと思います。
    お返事お願いします。