先日のエントリで「時価増資」という視点が抜け落ちていました。(恥ずかしい・・・)
時価増資では、時価総額と純資産の比率(PBR)が重要になります。PBR1以上の増資は既存株主にとっても、お得なハナシです。
図は、50%分の新株発行(増資)を行った場合です。PBR1の場合は、先日のエントリで書いたとおりで、純資産は150%に、株数も150%になります。
ところがPBR2の場合は様子が変わってきます。増資は時価で行われるわけですから、株式50%分の増資というのは、金額にするとPBR1の時の2倍を意味します。つまり、50%×2=100%分の金額が市場から調達でき、純資産は200%になります。しかし株数は150%にしかなりません。
50%の増資で、純利益を50%以上増やさなければならないという点は変わりませんが、資本増加は+50%ではなく、+100%ですのでそれを使って50%成長させれば良いということになります。
というわけで、改めてFPGについてです。約20%分の増資ですが、PBRが5ぐらいありますので、純資産の部は一気に2倍(+100%)になります。FPGの増資は「スキーム組成の資金調達」を広げるための増資です。資本が2倍になれば、資金調達枠が20%以上広がるのは容易に想像できますし、資金調達枠増が業績に直結します。
というわけで、「②株主に影響がない増資」と書いてしまいましたが、「③株主にプラスの増資」と考えて良いと思います。
毎日楽しく拝見させて頂いております。FPGは私も、少しばかり購入しました。。。ただ増資前でしたので、結構な下落していますが、下がれば買い増しする予定です。
さて、1銘柄保有している企業を分析して頂きたくコメントさせて頂きました。 6088のシグマクシスなのですが、企業コンサルメインの会社で、三菱商事系の子会社なのですが、すぽさんはこの企業をどう分析されますでしょうか? お時間あるときで結構ですので宜しくお願い致します。
また、先日コメント欄にて分析されておりましたDVXですが、
近々、大手が参入するとのうわさがはいっておりますが、それでも評価的には前回と変わらぬ分析になりそうでしょうか?参考までにご意見頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。