エルさんは米国株の大成功で早期リタイアされた方で、エルさんが自ら実践されてきた投資法をまとめた内容になっています。
本を読んでの一番の感想は「米国株ってやっぱりすごいよなー」というなんだか月並みな感想です。「アマゾン株は持ってるだけで100倍になった」なんていう記事を5年ぐらい前に書きましたが、今ではさらにそこから4倍ぐらいになっています。
日本の成長企業はニッチ市場で勝ち抜くというパターンがほとんどで、売上1000億円を超えるような成長企業はほとんどありません。一方で米国株のエースたちは、世界市場にスタンダードを生み出すようなやり方で売上1兆円どころか10兆円になっても20%成長を続けています。
・グローバル展開のしやすさ
・シリコンバレーを中心としたITビジネスの創出力
このあたりの強みは、日本株にはない素晴らしさだと改めて感じます。
ただ米国株投資は「投資信託を買うようなふわっとした投資」になりがちで、僕が行っているような「企業活動を腑に落とすこと」を目指す投資法とはややズレがあり、このあたりが米国株と日本株の選択のポイントになるのかなと思います。
どちらにしても成長株投資は「成長し続ける企業の株をずっと持っていれば勝ち」ですので、米国株から当たりを探し当てるための入門書として良い本だと思います。よかったらどうぞ!