企業分析:3678メディアドゥ(3.0)

skさん

それでは3678メディアドゥです。よろしくお願いします。

■結論

電子書籍の3大取次の中でも最も勢いがあり、マンガ市場の拡大を軸に短中期的(1〜3年)は高成長が期待できる。一方で電子書籍市場はKindleなどの超大手を含め100社がひしめく群雄割拠状態の市場であり、何がトリガーでどこが勝つのか先が見通せない市場。基本的に中長期投資には向かない。PERも高くこの水準から安全に2倍を狙うのは難しい。3.5に近い3.0。


■基礎情報

GMOクリック証券の分析を使います。


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・その他IR資料など

・証券リサーチセンターレポート

・ダイヤモンドwebの記事「出版デジタル機構買収」

■ポイント

Step1:業績の確認

・売上は20%超の順調な成長を見せる。営業利益率は2013まではゼロ水準だったが、2014より5%まで改善し安定。

→営業利益率があまり高くないようだが何故か。

・B/Sはキャッシュが多く健全。

Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?

・電子書籍取次事業を中心とし、3大取次会社(出版デジタル機構、モバイルブックJP、メディアドゥ)の一角を担う。他の2社は凸版印刷や大日本印刷系列でメディアドゥは独立系で異色。

・取次事業はプラットフォーム的要素が強いビジネスでありシェアの動向が気になる。記事によると出版デジタル機構が約50%のシェアで残りを他社が分け合っている模様。さらにメディアドゥ以外は利益が出ていないなど興味深い情報がある。LINEブックとの提携など新興IT企業とつながりが強い。

・売上の約8割は出版社への著作権料の支払い。残った20%のうち5%を利益にできているという構造。損益分岐点を超えておりこの水準での利益は今後も期待できる。

Step3:株価の確認

予想PER 43.0、PBR8.4でSクラス(割高)

■skさんへの質問
①この企業の5年後の売上・利益のイメージはどれぐらいですか
②電子書籍市場の中で、メディアドゥはどのような位置付けになっていくと考えますか

③その他、聞きたいことがあればどうぞ

『企業分析:3678メディアドゥ(3.0)』へのコメント

  1. 名前:sk 投稿日:2016/05/06(金) 15:48:16 ID:3769c0dee 返信

    毎年30億円ずつ売上高が上がれば、売上に乗じて利益はもっと上がると思います。
    電子書籍市場はこれからも増大していくと思うし、大手の2社以外の中では最も有力な位置にいるのではないかと思っています。この程度のご返事しかできなくてすみません。

  2. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/06(金) 16:32:06 ID:589fc6ab0 返信

    skさん、ありがとうございます。
    skさんのご意見に加えて、何か質問したいことはありませんか?
    匿名の場ですのでどんな質問でも大丈夫ですので、率直な意見を聞かせてください。

  3. 名前:ミドルマンDie 投稿日:2016/05/07(土) 08:57:34 ID:5a719d215 返信

    出版社が直接ディストリビューターに売れば
    20%も仲介手数料を取られずに済むので
    出版社がお試しで依頼している初期はともかく
    電子出版の市場が大きくなればなるほど直取引になり
    この会社の存在は経年劣化していくことは想像に難くない
    このご時世に仲介に入るとか何のためのITか

  4. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/07(土) 19:44:43 ID:edc2a8695 返信

    議論というほどの内容ではありませんが、この企業に興味を持ったので感想をコメントさせて下さい。
    メディアドゥという会社は今回初めて知りまして、すぽさんが上記で提示されているIR情報などを一通り読んでみたのですが、ビジネスの「筋がいい」印象を持ちました。
    メディアドゥはすぽさんが好まれそうな「プラットフォーム」的なビジネスモデルを持っています。大きな競合他社がいるためメディアドゥのシェアは現状それほど大きくはないものの、まだ他社は利益を出せてない状況ということなので、しばらくは業界内のシェア率が上がっていくことが期待できます。
    また、電子書籍そのものの市場も今後かなり伸びていくと思われます。最近スマホやタブレットの売上は鈍化してますが、所有者がみんな電子書籍目的で購入している訳でもないため、スマホ等の受信機売上の鈍化がそのまま電子書籍市場の鈍化に繋がらないと考えます。
    むしろ電子書籍化できてないコンテンツのほうがまだ多いくらいなので、今後コンテンツが増えるに従って市場はまだ大きくなる可能性が高いです。紙書籍の市場が1兆円もあることを考えると、現在売上1000億の電子書籍市場が2倍程度で鈍化することはないでしょう。
    ざっくりしたまとめですがメディアドゥについては、今後5年については高成長が継続する可能性が高く、同業他社に対しても優位なビジネスモデルを持っている、という感じでしょうか。株価については4月の決算発表後に1ヶ月で600円も暴騰しており、残念ながらすぐに買いたいという状況にはならなさそうです。。

  5. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/07(土) 19:45:49 ID:edc2a8695 返信

    【すぽさんの質問への回答】
    ①5年後は売上500億、営業利益はその5%(25億)くらいで考えています。売上は今後5年間、30~40%UPを維持できるという計算です。
    ②ビジネスモデルの優位性があるため、今の状況が続けば業界トップになり得る存在ではないか、と考えます。(かなり楽観的ですが)
    ③今日初めて興味を持った銘柄ですし、かなり分析に見逃している点があるような気がしますので、メディアドゥに詳しい方がおられましたら遠慮無くご指摘をお願い致しますm(_ _)m

    余談ですが、私は電子書籍が大好きで、
     ・本屋に足を運ばなくても買える
     ・欲しい時に欠品が無い
     ・部屋が”積ん読(つんどく)”になってかさばらない
    という優れた機能?があるので、保管したい本はなるべくkindleで確保し、部屋にあった本の大半はブックオフに持って行ってしまいました。
    まだ紙の本しかないものは部屋に保管しておくしかないので、どうせなら全部電子書籍化してくれればいいのに、と今後にすごく期待しております(^^;

  6. 名前:ジントニック 投稿日:2016/05/08(日) 12:24:18 ID:00924f2a8 返信

    面白そうな企業でしたので、意見を出したいと思います。
    現状、電子書籍市場は新規参入者が続々と現れ、パイの取り合い状況が続いています。
    知っている企業を挙げると、
    パピレス、アルファポリス、インフォコム etc.
    パイ自体の拡大の可能性は高いため、他社を排他できれば、20%成長が持続すると思います。
    メディアドゥHPの会社沿革を確認したところ、
    紀伊国屋、ソフトバンクモバイル、LINEマンガなど取引があり、これが排他性を産んでいると思います。
    そして、確認したいことは下記の点です。
    独自のビューアアプリを開発しており、このアプリの使い勝手が知りたいです。
    特にものぐさな人間ほど一度使い慣れたアプリから離れることを嫌います。
    使い勝手の良いアプリだと評判にあがれば、他社との強い差別化ができます。
    (中身である電子書籍はどこも同じなため)
    ビューアアプリの使い勝手と評判を知りたいです。

  7. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/08(日) 23:04:00 ID:744332788 返信

    skさん、ミドルマンDieさん、KIRINさん、ジントニックさん、ありがとうございます。
    最初の議論ポイントは②ですね。
    ・電子書籍市場で「取次」は生き残るのか?
    ・メディアドゥが3社の中で生き残れるのか?
    私はどちらもポジティブに見ています。電子書籍市場の中で取次の存在感は今後も増していき、メディアドゥは3社の中でもシェアを伸ばす側にいると考えています。
    電子書籍販売の商売を始めようとする際、ざっくり言うと以下の準備が必要です。
    1)コンテンツ(商材)を集める
    2)販売する場(サイトなど)を構築する
    3)配信の仕組みを構築する
    このうち一番難しいのは1です。出版社の立場になってみると、既にAmazonや取次にコンテンツを提供しており、これ以上提供先を増やすのは煩雑で嬉しくありません。セグメントをニッチに絞り限られた出版社を抑えれば良いというパターンであれば直接取引もありえますが、コンテンツを集めるには現実的には「取次」に依頼するしかありません。Honto(電子書籍3位)やLINEマンガ、楽天マンガという規模でもメディアドゥを使っていることを考えると取次の重要性は増していくと思います。
    またメディアドゥは、出版デジタル機構やモバイルブックJPに比べて強さを感じます。
    シェアの推移情報がなく推測になってしまうのが残念ですが、出版デジタル機構のHPを見ても上で書いた2や3に対する対応力に疑問を感じる内容で、メディアドゥが上回っているように見えます。LINEのようなIT企業が選択するのもうなづけます。
    http://www.pubridge.jp/e-bookstore/
    この点に関してみなさんのご意見はいかがですか。
    >ジントニックさん
    「いつでも書店」というところがメディアドゥのビューアを使って事業展開しているようですのでご参考にどうぞ。
    http://itsudoco.com/sd/page/00000c38/

  8. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/09(月) 01:53:15 ID:cc400bd83 返信

    ネット上を調べていたら、面白い記事を見つけました。
    電子書籍業界の裏話
    http://mayer.jp.net/?p=1669
    http://mayer.jp.net/?p=1678
    取次の重要性はこの記事にも書かれてますが、出版社側としたら本業の編集業務に注力したいので、デジタルデータのやりとりとか決済などの面倒な業務は、取次を活用するほうが効率が良さそうです。
    また、メディアドゥという会社の強みは、もしかすると「LINEマンガ」を独占提供できていることにあるのかもしれません。
    A) スマホの所有者の大半は、LINEアプリも所有している。
    B) LINE独自の決済方法を使用できる。
     (通常のスマホからの決済では、APPLE・Googleが30%の手数料を抜いているようですが、LINEの決済は専用のコインを使うのでその仕組みとは別物?)
    という2点が、売上や利益率の向上にかなり貢献しており、競合取次との差別化になっているのではないでしょうか?
    実際にLINEマンガの独占供給を始めた2014年から、急激に業績が伸びています。

  9. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/09(月) 02:24:29 ID:cc400bd83 返信

    あと気になるのは、kindleのような取次を介さない直販型の場合です。
    しかしこの場合も、LINEマンガで独占提供しているということが強力に効いてきそうです。LINEはみんな持っているけど、kindleは読書好きな一部の人(私も当てはまりそうですが)しか持ってなさそうです。
    ※アプリも同様
    メディアドゥが得意としてそうなのはコミック系だと思われますので、コミックを読む若年層にはLINEからの入るほうが導入ハードルが低いと思います。(出版デジタル機構やAmazonはコミックだけでなく総合的に取り扱っている印象)
    それらを考えると、コミックを中心とした電子書籍はますます取次が重要になると考えますので、すぽさんと同じくポジティブな見解になりそうです。

  10. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/10(火) 00:19:25 ID:589fc6ab0 返信

    KIRINさん、ありがとうございます。
    LINEプラットフォームによる高収益化という仮説は面白いのですが、ハズレっぽいですね。
    IR資料の著作権料の推移を見ると、2014は55〜60%、2016は80%程度とだんだん上昇しています。ストア運営中心からディストリビューション(LINEなど)へシフトが進んでしまい率が上昇しているとのことです。それでも利益が出るようになったのですから損益分岐点的な利益創出だと考えるが自然だと思います。
    電子書籍の市場拡大の方向性については、KIRINさん同様に第一波は「マンガ」だと思います。マンガの良いところはコンテンツとしての敷居が低いこと、そして、スマホでも十分楽しめる点です。今のスマホの普及レベルであれば十分成長が期待できます。
    そして第二波が一般の書籍となるわけですが、ここは成長が盤石とは言えません。米国でも急に成長が鈍化しているという情報もあります。
    http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45562
    私は本は基本的に電子書籍でしか買わないヘビーユーザーですが、電子書籍には「7インチタブレット」が必須だと思っています(私の場合はiPad miniです)。一般書籍はスマホでは小さくで見づらいですし、家でしか使わない9インチタブレットではいつでも読めないため逆に本より不便に感じてしまいます。米国の場合Kindle Readerがうまく普及したため大きく広がりましたが、日本ではこのデバイス普及率が低く、電子書籍普及のハードルになる可能性があります。
    こうして色々とお話ししてみると、
    ・電子書籍市場の行方
    ・メディアドゥの競争環境
    という2段階で多くの不確定要素を抱えている難しい銘柄だなぁと感じるようになりました。

  11. 名前:sk 投稿日:2016/05/10(火) 15:11:26 ID:d4b4fb2a9 返信

    皆様の色々な御意見有難うございました。参考になり、良い勉強をさせて頂きました。

  12. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/10(火) 23:39:35 ID:787c21010 返信

    マンガをスマホで読んでいる人が多いというのは同感です。コンテンツの敷居が低く、若年層にも受け入れられやすいのも好調な理由なのでしょうね。
    もう1点挙げるなら「商品単価の安さ」も一役買っていそうです。1冊あたり500円程度で購入できる手軽さが、ついついスマホでポチってしまう要因になりそうです。
    しかし、一般書籍になると急にハードルが高くなってしまいます。スマホでは文字が小さくて読みづらく、単価もマンガに比べるとやや高めです。まだタブレットを持ってない人も結構いそうなのですが、電子書籍を読むためだけに数万円の機器をわざわざ買う人なんてそう多くはいないと思います。
    タブレットなんかなくても、近所の本屋に買いに行くか、珍しい本でもAmazonでポチれば2日後には届きます。タブレットの操作を覚えなくても、開封したらすぐ読める紙ベースの本のほうが圧倒的に手軽です。スマホとタブレットとの普及度合いの差が、紙ベースの本からの移行しやすさの差にもなってそうな気がします。(スマホ×マンガは移行メリットが高いが、タブレット×一般書籍は移行デメリットのほうが高い)
    そういうわけで、電子書籍市場はマンガで伸びているうちはしばらく好調を維持できそうですが、マンガが鈍化し始める前に”第2派”を軌道に載せられる環境になってないと、業績に急ブレーキがかかってしまう恐れがあるかもしれません。

  13. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/11(水) 00:35:09 ID:acb4312e6 返信

    話が企業分析から脱線して申し訳ないのですが、
    “第2派”の一般書籍(電子書籍のほう)を軌道に乗せるためには、おそらくiPadminiかKindleあたりの端末をスマホ並みの普及率に持って行かないと難しいのではないかと思います。(現状は約30%)
    スマホの場合、日本で元々ガラケーが普及していたので、高機能なスマホにはそのまま移行しやすい環境が整ってました。
    しかしタブレットでは事情が異なり、一体何の代わりに使うのか分からない機械なので中途半端な普及に留まっています。
    (PCの代わりにはならないし、中途半端な娯楽マシンという印象)
    もっとiPadやKindleが爆発的に普及する、何かしらの転機が訪れればいいのになぁ、と心の中で期待しております。

  14. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/12(木) 08:53:09 ID:589fc6ab0 返信

    ここまでの内容をまとめていきます。
    電子書籍市場の行方は読みづらく、中長期投資の対象としては安定感が欠けるという印象ですね。
    ■電子書籍市場全体について
    第一波はマンガになりそう。スマホとの相性も良く、3年程度は大きな成長が期待出来る。
    第二波の一般書籍についてはビューアーの普及率が低いこともあり必ずしも順調な成長とは限らない
    ■電子書籍業界の中での取次について
    電子書籍市場は約100社がひしめく群雄割拠の市場。
    取次なし:Kindle、iBook、ebook、パピレス、yahooブックストア、アルファポリス
    取次利用:Kobo、honto、めちゃコミック、LINEブック、dブック
    大手プレイヤーに取次なしが一定数存在。これらの企業が取次に切り替える可能性は低い。一方、新規参入組は取次なしでは参入できない状況にある。
    取次の行方は、LINE、dブックのような通信系が勝つか、kindle、iBookなどのプラットフォーマーが勝つかによって決まりそう。
    取次3社の中ではメディアドゥの強さが際立つ。
    ■メディアドゥのビジネスの安定性
    取次の中で強さが際立ち、取次間の競争から振り落とされる可能性は低そう(決定的ではない)。kindle、iBookなどが値下げ攻勢をかけてくると、間接的に値下げ圧力がかかる可能性がありリスク要因。
    こんな感じでしょうか。

  15. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/13(金) 01:32:37 ID:6b5674ef2 返信

    はい、すぽさんのまとめられた内容に異論はありません。
    完全に蛇足になりますが、電子書籍業界について今回考えてみたことを以下に書いてみます。
    【雑誌の電子書籍化】
    一般書籍をB6サイズ(ビジネス書)までと定義すると、それより大きなサイズの「雑誌」というカテゴリも書籍業界にはありそうです。週刊誌のように売上が落ちているとはいえ、今でもそれなりの販売数を計上しているものもあります。
    しかし、電子書籍化するには一般書籍よりも更にハードルが高く、kindleサイズでは読むに耐えません。最低10インチのタブレット、快適に読むには13インチくらいは必要です。
    また、駅のホームやコンビニで週刊誌のように衝動買いされることがないため、dマガジンのように月額で課金しているサービスが多いようです。なんにせよ”第3波”のような状況はすぐに起こりにくいと考えます。
    【電子書籍のデメリット】
    紙の本は中古書店で売却できる価値があり、場合によってはプレミアがつく場合もありますが、電子書籍は購入後にリセールの価値がほぼありません。電子書籍だと「本の貸し借り」というのが簡単にはできません。全ページ立ち読みすることも電子書籍では困難です。
    このような理由で、紙の本が完全に電子書籍に完全移行するのは難しいと思います。マンガなどのIT化が容易なジャンルから移行が進んでいくと思いますが、今後も一定数の紙ベースの書籍は残っていくものと思います。

  16. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/13(金) 02:06:12 ID:6b5674ef2 返信

    【すぽさんの質問への回答(修正)】
    ①3年後は売上250億くらいで考えています。売上は今後3年間は、30~40%UPで推移する見込み。
    しかし3年目ごろから急に業績が鈍化する可能性が高く、5年トータルでは売上300億(営業利益は15億)程度に留まると予想します。
    また、Amazonなどが資金力にものをいわせて値下げ攻勢をかけてくると直販系が優勢になり、取次を必要とされるビジネスモデルが崩れる懸念も考えられます。
    ※②は、すぽさんのコメント通りなので省かせて頂きますm(_ _)m
    ・・・このような業績予想を立ててみましたが、すぽさんの見込みに近いでしょうか?

  17. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/13(金) 12:31:52 ID:589fc6ab0 返信

    KIRINさん、ありがとうございます。
    ①について
    数値自体には違和感はありません。ただ数値の前に「電子書籍市場の未来はそもそも読みづらい」という点をつけ加えたいです。
    ・大手に収斂するのか、乱立状態がつづくのか
    ・競争に勝つ要因は何か?価格、ビューア、検索性、ソーシャル、キュレーション・・・
    ・市場成長の流れも読みづらい。第二波、第三波はスムーズに行くのか、行かないのか
    どの疑問にも答えがありません。
    市場の流れを決定していないというのが現状だと思います。

    雑誌の電子書籍化などについて
    見方はKIRINさんと同じですね。私はiPad proも持っていて、確かにこの大きさだと雑誌が快適に読めますが、こんなデバイスを買う人は稀ですし、外に持ち出す気になれません。
    また貸し借りの不便さなどもKIRINさんの言うとおりですが、技術的な問題ではないので時代が解決する面もあると思います。その辺りも含めて未来が読みづらい市場ですね。

  18. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/13(金) 22:41:04 ID:6b5674ef2 返信

    回答ありがとうございます。
    3年後には勢いが収束するような仮定で、強引に5年後の数値を出してますが、実際どの時期にマンガの売上が収束してくるのさえ確かに読みにくいですね。
    将来が読みにくい・中長期投資には向かない・でも目下絶好調で将来大当たりする可能性もある・・・・という意味では、今春分析されていた「そーせいグループ」に近い銘柄といえるのかもしれません。
    しばらくして、群雄割拠の中から台頭してくる会社が現れれば、今とは違った分析もできそうです。しかし、現時点で将来の勢力図を予想するのはかなり難しい、という結論でいいと思います。

  19. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/16(月) 20:26:31 ID:589fc6ab0 返信

    KIRINさん、skさん
    これまでの議論を踏まえて結論を書いてみました。ご確認をお願いします。

  20. 名前:KIRIN 投稿日:2016/05/16(月) 22:46:26 ID:29d3651c1 返信

    はい、今回は私も3.0くらいかなー、と予想しておりました。
    納得できる結論なので異論はありません。
    深掘りしてみたら、絶好調な業績とは裏腹に、勝ち続けるのが難しい市場だったという意外な事実が出てきましたね。。
    今回は力不足でしたが、すぽさんと議論ができてとても勉強になりました。しかもすぽさんがiPadProを使って雑誌を読んでいるほどのヘビーユーザーだったとは驚きでした。
    ちょうど議論の最中に、私は有名ブロガーちきりんさんの記事を読んで「iPadProはお絵かき以外にもこんな使い方があるんだ!」と感心し、買いたいと思い始めていたところでした。(ちなみに、まだ買ってません^^;)
    →http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+shop/20160508
    今回はありがとうございました。今後もすぽさんの銘柄分析を楽しみにしております。

  21. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/17(火) 08:34:26 ID:589fc6ab0 返信

    KIRINさん、ありがとうございます。
    私も最初は3.5を意識して分析していたのですが、途中から市場の不安定さが見えるようになってきました。
    iPad proを使っての感想は「価格の高さがネックでおすすめはできない」です。
    dマガジンとの相性はちきりんさんが書かれてる通りで、あとマンガが見開きでずっと読み続けられるのがいいですね。
    ただこのデバイスは片手では10秒ぐらいしか持てません。膝の上か机の上に置いて使うツールです。このため基本的に雑誌かマンガを読むときにしか使わず、iPad miniが中心です。
    雑誌とマンガ専用端末として考えると、10万円超えは高いかなぁという感じですね。

  22. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/18(水) 09:03:38 ID:589fc6ab0 返信

    皆さん
    ご意見も無いようなのでこの内容で確定します。
    KIRINさん、議論にお付き合い頂きありがとうございました。
    >skさん
    skさんの今回の議論への参加スタンスは正直快いものではありませんでした。KIRINさんをはじめ他のみなさんが参加されたので議論が完了しましたが、通常であれば議論未了で終わらせるところです。
    分からないのはもちろん構いませんが、何が分からないかも言わず途中で投げ出す姿勢は議論の準備を整えてきた側としては承服できません。
    今後依頼されることがあるなら、議論に責任を持つ覚悟を持って依頼してくださいね。

  23. 名前:ひろ 投稿日:2016/05/21(土) 21:01:36 ID:ddcc7ee0b 返信

    承認されないメール内容だと分かってあえてコメントを書かせていただきます。
    今年は柔らかな姿勢で臨むのではなかったのでしょうか。
    すぽさんの仰られることは正論かもしれませんが、とても冷たい感じを受けてしまい残念です。
    依頼者側のレベルも十人十色だと思いますよ。
    そーせい議論あたりから依頼者側のレベルが上がったのでその流れを期待されているのでしょうか。
    もう少し柔らかな目とコトバで接していただきたいものです。

  24. 名前:すぽ 投稿日:2016/05/21(土) 21:41:00 ID:589fc6ab0 返信

    ひろさん、コメントありがとうございます。
    厳しいというコメントをいただくのは仕方ないと思いながら、厳しいトーンでコメントを書かせていただいています。
    私は議論のレベルはあまり重要視していません。当たり前ですが私も初心者で何もわからない時期もありましたし、今だって未熟です。
    ただ、私は投資を行う上で、
    「自分で考える」「自分で責任を持つ」
    これが何よりも重要だと考えており、このブログでは常にそのスタンスを発信してきたつもりです。
    議論を途中で投げ出すのはレベルの話ではなく姿勢の話です。
    「そんな姿勢ではまともな投資家になれない」という思いがあり、ここは譲れないポイントなのであえて強いコメントを書かせていただきました。
    不快に感じられたことに関しては申し訳ありません。ただこのトーンは変えるつもりはありません。
    またコメント承認の件ですが、1名の荒らしに向けた対策ですので批判的な内容だから承認しないといった考え方は全くありません。その点は信頼してください。

  25. 名前:トルネコ 投稿日:2016/05/22(日) 12:07:09 ID:bf7f6d2c0 返信

    一度議論に参加された方ならお分かりになるかもしれませんが、議論のための準備にはかなりの時間と労力がかかります。銘柄を提案する方にとっては、その分野には詳しいわけですから比較的楽ですが、すぽさんはあらゆる分野からの突然申し込みを受けます。場合によっては、素人同然の分野から準備することも多くあるかと思います。これは非常に大変なことだと思います。
    また、すぽさんは意見をまとめ、議論の進行が適切になされるか管理もされています。こんなことをやってもすぽさんが儲かるわけでもありません。利益に関係なく、無償でやってくださっています。すぽさんの大変さはこれだけには留まらないでしょう。
    すぽさん、いつもありがとうございます。