FPGの株価が揺り戻しています。初日にストップ高で売り手が全くいなかったはずの金額とほぼ同じになりました。本来矛盾した状況なのですが、ホルダーとしてはこの流れは非常によく分かります。
プロスペクト理論
投資家の感情は、ほとんどプロスペクト理論で説明がつきます。この理論は「人間は負けを認めたくない/勝ちを確定させたい」という感情によって非合理的な行動を取るというもので
- 株価が買値を下回ると、塩漬けにしたくなる
- 株価が買値を上回ると、早く売りたくなる
という性質があります。
今回のFPGの株価も、上昇局面(ストップ高)では気持ちも余裕があり「売らないぞ」と思えるのですが、頂点から下落し始めると気持ちは穏やかではありません。
「今なら自分の勝ちが確定できる。ああ、また少し下がった。さっき売ればよかった。でも今はまだプラスだぞ。」
プロスペクト理論の「勝ちを早く確定させたい」の気持ちがマックスになるような状況です。今日株価が下がった理由は決算前からのホルダーの確定売りでしょう。
感情に逆張りする
この理論は強力で、私も何度もこの感情で確定売りをしてきました。(あとで後悔することになります)
FPGについては、今の株価が割高だとは全く思いませんので、感情に負けずに納得できる価格まで保有します。
この理論については色々書きたいことがありますが、まずはFPGの株価が出る前にこの件だけアップしておきます。
こんばんは。
私も昨日、そのような感情になりました。
上場来高値を更新中の健康CPが、特買い1151円で寄った所、場中に1036円まで下がった時に「ヤバい、もっと下がるかも。今のうちに売りたい。」と焦りを感じました。
しかし、「売りたがっている自分」にすぐ気づいたので実行することはありませんでしたが、買った理由や目標株価を決めていなかったら売っていたと思います。
プロスペクト理論、株取引はメンタルスポーツと聞いたことがありますが、いかに冷静でいられるかは本当に大切ですね。
凄く共感する記事でしたので、投稿させていただきました。