企業分析:3934ベネフィットジャパン(3.5)

田舎の司法書士さん、おまたせしました。
それではベネフィットジャパンについての議論をお願いします。
■結論
お客さんがリピーターとなることが考えづらい商材を中心に利幅が高い商品を営業するスタイルで、やや焼畑農業的。Onlyオプションによるストック型利益はあるが、中長期的な安定成長というよりはフロー型のビジネスと捉える方が無難。
今のところは営業力の強みが好業績を支えており大きな問題はないが、お客からの反発が中長期的なリスクになりうる。高成長で低PERなのだが、中長期での成長への安心感は低い。

「安いけど、安いなりにやっぱりリスクあるよね。安いけどさ。」
評価は3.5。


■基礎情報

GMOクリック証券の分析を使います。
plv_3934_5
bs_3934_3
cf_3934_10

・その他IR資料など

■ポイント

Step1:業績の確認

・売上は2018でV字回復。営業利益は2014から順調に伸びている。営業利益率は15%程度。
・B/Sではキャッシュが枯渇しかけている。営業CFも極端なマイナスに。
 →理由は?

Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?

・MVNO/スマホ(Onlyブランド)やロボット型スマホ「ロボホン」などを中心に販売。
・ショッピングモールの一角で営業を行うスタイルで、女性・シニア層・初心者をターゲットにウォーターサーバーやスマホなど収益が見込める商品を販売する。
・売上は通信料金は毎月収益のストック型だが、スマホ・ロボホンなどの機械は販売時に全額売上に計上し、売掛金として月々回収する(36ヶ月など)。このためCFが極端に悪化する。
・MVNOは激戦市場にもかかわらず一定の利益が出ている模様。
・ロボホンは目新しさはあるものの定着するかは疑問。

Step3:株価の確認

予想PER10.1でかなり安い

■田舎の司法書士さんへの質問

①今後5年の成長イメージについてどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか
③その他聞きたいことがあればどうぞ

『企業分析:3934ベネフィットジャパン(3.5)』へのコメント

  1. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/09/21(金) 17:04:12 ID:3b63bac85 返信

    B/Sではキャッシュが枯渇しかけている。営業CFも極端なマイナスな理由
     
    MVNO事業は端末を他社から一括で購入し、販売時は一般消費者へ3年をかけて回収している。
     そのため、売掛金が大きくなり、営業CFが大幅なマイナスになっているとこと
    5年の成長イメージについてどのように考えていますか
     ショッピングセンターという好立地を押さえており、高利益率のストック型
     ライバルが入り込めない立地を押さえている限りMVNO事業が過当競争になっても安定して成長していけると思われる。
     契約から一定期間たった後に利益率が上昇するビジネスモデルであるため、今年の後半以降の利益率急上昇が期待できる。
     30年1Qに大規模なキャンペーン、31年1Qからは販売代理店が増えた影響により売上高が上昇、30年1Qは一過性のものだったが、31年1Qは自力が付いた結果であり、31年2Q以降も、10~15%程度の売上高の上昇が見込めるのではないかと思案
     加えて、現状のPERが低いため、一回株価が見直されれば上昇余地は大きいと思案

  2. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/09/21(金) 17:09:35 ID:3b63bac85 返信

    強み
     ショッピングセンターのような集客能力があるが、同業ライバルが存在しない場所を同社の販売代理店が多数押させていることが同社の強みです。
     ショッピングセンターは自然に人が集まる場所であるが、敷地に限りがあり、同業他社が入り込むほどの余裕はない。そのため、あまりネットでの複雑な申し込みをしないライトユーザーをメインターゲットとする同社には最適であると考えます。
     今後、ネット上、独立した店舗でのMVNO事業が過当競争になっても同社は差別化が既に出来ており、価格競争に巻き込まれにくいと思われます。
     また、3年契約と比較的長い契約期間でありながら、ライトユーザーが契約者の多くを占めるため、契約終了後も継続して契約が見込めます。(満期時の解約率に関してはIR未確認
     加えて、ショッピングセンター内でライバルがいないため、ネットでの契約を主力とする他社と比較すると利益率は高くなると思われます
     販売代理店からの新規契約が多いため、売上高が伸びると同期では売上高以上に販売管理費等が上昇するため一時的な減益要因になります。(販売代理店へ支払う報酬のため、販売管理費等が増える)
     実際、下記の表の通り、MVNO事業の30年の期別の営業利益を確認すると、販促費用、報酬を大幅に積みました1Qに売上高が大きく伸びて営業利益率が15%まで下がっています。
     しかしながら、2~4Qは売上高の前期比での増加率が3%以下に落ちている関係もあり、最終的に30年4QのMVNO事業の営業利益率は23%まで上昇しました。

  3. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/09/21(金) 17:09:52 ID:3b63bac85 返信

    MVNO事業 期別成績
        売上高 増益率 営業利益 増減率 営業利益率
    30 1Q 1,011     35%     149     -10%   15%
    30 2Q 1,022      1%     156       5%   15%
    30 3Q 1,040      2%     204      31%   20%
    30 4Q 1,071      3%     242      19%    23%
    31 1Q 1,223     14%     214     -12%    17%
    弱みとして
    PCデポのような解約が問題になる可能性を考えました。
     IRに確認したところ、同社との契約を解約する場合、電話で対応が可能であり、また、解約時は機種の残代金及び事務手数料(1万円程度とのこと)の支払いで解約が可能であるため、PCデポの時のような解約を巡った炎上騒ぎにはなりにくいのではないかと思案します。

  4. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/09/22(土) 09:58:23 ID:56991dbfc 返信

    弱みとして、さらに外には大手メーカーによる携帯電話料金の値下げ、及び楽天の参入による影響で将来の業績にマイナスの影響があると考えています。
    なお、同社のMVNO事業以外は既に業務を縮小しており、今回は検討対象から外しております。
    皆さん議論の方、よろしくお願いします。

  5. 名前:すぽ 投稿日:2018/09/22(土) 10:37:54 ID:589fc6ab0 返信

    田舎の司法書士さん、ありがとうございます。
    この会社で一番よくわからないのが「MVNO事業の営業利益率の高さ」です。
    一般にMVNOは利益が出ない業界で、例えばmineoはまだ赤字です。
    https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/interview/14/269807/071300044/?P=2
    OnlySIMの価格は他のMVNOと大きく変わらず、販売も人件費がかかるのでmineoより不利なモデルです。この部分の謎が解けると今後のリスクなどについても見通せるのではと思っています。
    田舎の司法書士さん、みなさんはどう考えますか?

  6. 名前:たかかつ 投稿日:2018/09/22(土) 19:59:10 ID:046646cf0 返信

    すぽさん、田舎の司法書士さん、はじめまして、たかかつと申します。
    ベネフィットジャパンの株主です、ぜひ議論に参加させてください。
    すぽさんのおっしゃっている、この会社で一番よくわからないのが「MVNO事業の営業利益率の高さ」です。
    に関してですが、私はOnly Mobileの契約の仕方にあると思います。
    契約の仕方というのは、ベネフィットジャパンが他社との差別化戦略としてあげているsim単体での契約ではなく、、モバイルWIFI、タブレット、PCと一緒に契約をしているというところです。
    sim契約プラスモバイルWIFI、タブレット、PCのセット率が高いのではないかと思います。
    ベネフィットジャパンのONLYSERVICEのページを見ると、モバイルWIFIプランのFS030W → 割賦販売価格:50,400円、タブレットプランのNEC LAVIE Tab(THY-BOSD 17032) → 割賦販売価格:54,000円、PCプランの東芝 dynabook B45 → 割賦販売価格:79,200円になっています。
    https://onlyservice.jp/wifi-plan/
    ちなみにこれらの端末を単品で購入しようとすると、FS030WがAmazonの価格で → 9,980円、THY-BOSD 17032が価格comの7月29日の価格で → 25,500円、dynabook B45がAmazonの価格で → 46,500円となっており、ベネフィットジャパンの価格と大きく開きがあります。
    これらが、販売できると利益率が急上昇するのは簡単にわかると思います。
    このWIFI、タブレット、PCのセット率を高めるためにショッピングモールなどの催事場所で人件費をかけて営業をしているのではないかと推測しています。
    (もちろん他社との差別化にもなっていると思います。)
    そして、それがベネフィットジャパンの営業利益率の高さだろうと思います。

  7. 名前:アルネリ 投稿日:2018/09/22(土) 22:25:58 ID:13de033a9 返信

    はじめまして、すぽさん、田舎の司法書士さん、たかかつさん宜しくお願い致します。
    私は一年近くの株主です。この会社は、情報リテラシーの低い方(価格比較等が不得手な方)をターゲットとしている為、たかかつさんがおっしゃったように高い価格での販売が可能となっていると思われます。営業力は大変素晴らしいかと思うのですが最近はこのままの利益率を確保出来るのかと疑問も感じはじめています。ネットの口コミを見てもあまり良い内容は無く大手キャリアの値下げ、安売り同業他社の台頭があればすぐに成長に陰りがあるのではないかとも感じています。

  8. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/23(日) 00:49:05 ID:7895f76f2 返信

    皆様、横槍失礼します。
    たかかつさん、アルネリさんが書かれている「営業力で高額機種を販売し、大きな差益を得ている」というのも一理あるとは思いますが、それだけだとビジネスモデルがフロー型ということになってしまいます。
    決算説明資料には「自社サービスの提供はすべてストック型の課金モデル」と書いてありますし、ストック型だというカラクリが何かありそうです。
    以下に挙げる点で高い利益を得ているのではないかと私なりに仮説を立ててみました。
    (続きます)

  9. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/23(日) 00:49:31 ID:7895f76f2 返信

    (続きです)
    ①地方ショッピングセンターの「特設ブース」だと賃料が安い
     「地方都市」「特設ブース」という2点で、他社の実店舗より賃料がかなり安くついているのでは?→費用が浮いた分、大きな利益が出ている。
    ②OnlySIMは、MVNOではあるがMVNE事業者ではない。
    すぽさんが例に挙げているmineoの場合はMVNO+MVNEを両方自社で行っている事業者ですが、OnlySIMはMVNO単独での事業です。例えば設備増強などをMVNEに丸投げできるのなら、mineoに比べて事業コストが安くついている可能性があります。
    (ちなみにOnlySIMのMVNE業者は、先日議論していたフリービット系のDTIです)
    ③対面販売による付帯サービス(オプション)の勧誘強化
    利益は高そうですが、3大キャリアの店舗でもよくやってそうな勧誘なので差別化というほどではないかもしれません。3大キャリアより維持費が安くなる分、説得すればオプションをたくさん契約してくれやすくなるのかも(そうだと良いなぁ程度)
    ④ライトユーザーに地方都市価格で機種を販売
    最初に挙げたフロー型商法ですが、特にロボホンは1台売れるとかなり儲かっちゃうのかも。今後はロボホンを販売強化していくぞという傾向が決算資料から読み取れます。
    以上ですが、特に①は他社と比べて大きなアドバンテージがあると思います。
    この賃料の安さがあるため、MVNO事業だけでもストック型として利益が積み上がっていくのではないでしょうか。

  10. 名前:すぽ 投稿日:2018/09/24(月) 13:32:00 ID:055a8498b 返信

    皆さんありがとうございます。
    かぷちーのさんが書かれた「全てストックモデル」という捉え方は誤解ではないでしょうか。
    前年度決算説明資料には、かぷちーのさんが引用された言葉の前に「MVNO事業における通信利用料、天然水宅配事業の、、」という表現がありますし、スマホ売上は売掛金として計上し36ヶ月で回収する旨記載されています。
    通信利用料→ストック型
    スマホなどの機器→販売時計上のフロー型
    と捉えてよいと思います。
    営業利益率の高さはたかかつさんが書かれている内容がしっくりきます。MVNOでは儲からない代わりに、タブレット・PC・ロボホンなど一部の利幅がかなり大きい商品を分割で販売するというのがこの会社の基本的なビジネスモデルということでしょうね。
    ここまでいかがでしょうか。

  11. 名前:やまいも 投稿日:2018/09/24(月) 22:04:53 ID:021aa1b78 返信

    横から失礼します。
    営業利益率が高く、その割にPERが極端に低いので、一瞬掘り出し物かたと思った記憶があります。
    ただ、営業利益率が高いのはよいのですが、コンプライアンス上のリスクはないでしょうか?
    例えばですが、端末代実質ゼロ円みたいな売り方を仮にやってしまっていた場合などです。
    基本的には、そのようなことはないとは思いますが、リスクとしは頭にいれておいてもよいのではないでしょうか。

  12. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/24(月) 22:17:18 ID:74fdffcfe 返信

    ストック型+フロー型のビジネスモデルということで相違ありません。
    ただし、ここまでの議論を読むとフロー型色のほうがかなり強い感じがしています。
    前回「すべてストック型の・・・」という極端な表現を引用したためか、誤解を招いてしまったようで申し訳ありません。ストック型とフロー型とで50:50くらいかと最初私は考えていたのですが、皆さんはかなりフロー色が強い企業と考えておられるようですね。
    確かに「カイシャの評判」での口コミを読んでみると、「給料は22万スタートの歩合制」「年功序列ではない」などと書かれた意見が多く、店頭接客による営業力で業績を伸ばしているのでしょう。
    https://en-hyouban.com/company/10009298763/

  13. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/24(月) 22:44:44 ID:74fdffcfe 返信

    別の議論になります。
    田舎の司法書士さんが「ショッピングセンター内に好立地を確保している」と書かれていましたが、今後も成長戦略として機能し続けるでしょうか?
    例えば3大キャリアのサブブランド(UQモバイル・ワイモバイル)がSS内に競合出店してくる可能性や、同業者がSSの好立地を先に押さえにくる可能性などもあると思います。
    ビジネスモデルがストック型なら現状の店舗数でも成長可能ですが、フロー型の場合なら店舗拡大を続けるしかありません。それほど参入障壁が高い業種にも思えませんので、フロー型主力なら今後も成長を続けられるのか不安があります。
    また、規模拡大には多くの人手が必要になりますが、人手確保や教育も問題なくできそうでしょうか?離職率が低くなさそうな業種なのでその点も心配です。
    それらの点を考慮すると、意外と成長限界が早くきそうな感じもするのですがいかがでしょうか。

  14. 名前:たかかつ 投稿日:2018/09/26(水) 10:55:56 ID:7dab7f75e 返信

    すぽさんへ
    通信利用料がストック型で機器の販売がフロー型で相違ありません。
    かぷちーのさんへ
    「ショッピングセンター内に好立地を確保している」ということが、今後の成長戦略として機能し続けるのかという点ですが、私は意外と大丈夫ではないかと思っています。
    というのも、ベネフィットジャパンのONLY Mobileの会員数は右肩上がりで増えているからです。
    平成29年度の3ヵ月の会員数の増加の推移が1-2,000人台、30年度で4,000人台、今年度の1Qは5,400人になっています。
    なぜ、会員数が増加しているのかは、従業員の増加や教育もあるとは思いますが、代理店からの会員数の加入が想定以上にあるようです。
    平成30年の2Qが特に顕著です。
    30年2Q決算短信によると、会員数、MVNO事業の売上高が前年比で40%程伸びていたのにも関わらず、営業利益がマイナスになっていました。
    これは代理店手数料などの会員獲得コストが増加したことによるとなっています。
    従業員数の離職率はかぷちーのさんのおっしゃるように高いようです。
    新入社員の入社数は平成27年度に24名、28年度に35名、29年度は36名となっていますが、従業員数はそれほど増えていないようです。
    ネットでの口コミの評判もよろしくないようですし・・・

  15. 名前:すぽ 投稿日:2018/09/27(木) 15:09:31 ID:589fc6ab0 返信

    かぷちーのさん、たかかつさん、みなさん
    今後の成長については、私はリスク寄りに捉えました。
    通信料では利益が出ず、高粗利の機器販売で儲けているとすれば、この企業は実質的には「ストック型ではなくフロー型」だということになります。
    また今後の利益の動向は、ロボホン、タブレット、PCなどの「儲かる商材次第」という事になります。
    この企業から買ったお客さんがまた買うかというとやや疑問が残るようなビジネスですので、ストック型ではないとすると不安定さのほうが気になります。

  16. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/09/27(木) 16:25:00 ID:e9ad75397 返信

    すぽさん、かぷちーのさん、たかかつさん、みなさん
    MVNO事業の機器販売以外の売上げを推定してみました。
    以下、売掛金に関する理解が薄いので勘違いがあるかもしれません
    間違いがあれば指摘していただけるとありがたいです。
    ベネフィット社の割賦売掛金は、31年1Q時点で3286百万で、ここ最近は四半期ごとに平均350百万増えています。
    ベネフィット社の契約に従い、割賦金を36回払いで支払われていると計算すると3ヶ月間では、250百万ほど返済されていると思われます。
    そこで下記のような式が成り立つと推察します。
    期毎のMVNO事業の売上げー(当期で増加した割賦売掛金+250百万)=機器販売以外の売上げ高
    わかりにくいので例として30年4Qでしたら下記の通り
    (30年4QのMVNO事業売上げー30年3QのMVNO事業の売上げ)ー{(30年4Qの割賦売掛金ー30年3Qの割賦売掛金)+250百万}
    エクセルが使えないのでわかりにくいですが、
    上記で計算すると31年1Q 616百万 30年4Q 596百万 以下、471百万、395百万、322百万となりこの値がベネフィット社のストック型の売上げに当たるのではないでしょうか?
    ちなみに、上記ストック型売上げがMVNO事業の売上げ高に占める割合は徐々に増加傾向であり、30年4Qでは55%まで上昇しています。
    上記計算に基づく数字だけをみると、十分通信料などでも利益が出せているのではないかと思案しています。

  17. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/27(木) 22:30:16 ID:b2dff9333 返信

    MVNOの契約者は増え続けているので、通信料での売上成長は勿論あると思いますが、ストック型というほど月額料金だけで利益が出ているのかは疑問です。
    3大キャリアは月額料でかなりの利益を上げていますが、MVNOの場合は月額1000円前後なので利幅がほとんどなく、かなりの契約者数を確保しないと損益分岐点すら超えるのが難しいのではないでしょうか。
    すぽさんのコメントしているように、「機種販売の高粗利」で月額の薄利を補填している”実質フロー型企業”なのではないかと私も考えます。
    また顧客が2-3年おきに機種を買い替えしてくれれば、「回線で儲けなくても、機種変更で儲ける」という方法も考えられるのですが、売りっ放し感の強そうなビジネスなので期待薄ですね。
    私もフロー型という結論に傾きつつありますが、何かしら「ストック型」で利益が積み上がっているという根拠が出てくれば、違った評価もできそうです。

  18. 名前:gaz 投稿日:2018/09/28(金) 10:00:28 ID:cb09fc19c 返信

    みなさんこんにちは。少しだけ参加させていただきます。
    >16. 田舎の司法書士さん
    >期毎のMVNO事業の売上げー(当期で増加した割賦売掛金+250百万)=機器販売以外の売上げ高
    ↑の「250百万」という数字は、「31年1Q時点で3286百万で割賦金を36回払い計算➡3ヶ月間では、250百万ほど返済」という計算ですよね。
    割賦売掛金はH31.1Q時点では3286百万ですが、H30.1Q時点では2008百万であり、1200百万も異なるので一律で「250百万」を利用すると計算がズレそうな気がします。
    「MVNO事業の機器販売以外の売上げ」を導きたいのですよね?
    2018年3月期決算説明資料の25ページ目「ストック収入の推移」にストック収入の棒グラフがあります。
    正確ではないですが、2017.3月期=2000百万 / 2018.3月期=2500百万が「ストック収入」に見えます。(この「ストック収入」は、MVNO事業以外のストック収入も入っています)
    フロー収入=売上高-ストック収入 と考えるとフロー収入は、2017.3月期=2189百万 / 2018.3月期=2672百万 というようにフロー収入が計算できるのではないでしょうか?
    上記の「フロー収入」はMVNO事業以外のフロー収入も入っているはずですが、MVNO事業以外でフローの収入ってありますかね?
    個人的には上記で計算した2018.3月期:2672百万=「全体のフロー収入」≒「MVNO事業のフロー収入」=「ルーターやロボホン、PCの販売金額」と捉えています。
    「MVNO事業の機器販売以外の売上げ」=MVNO事業全体の売上-MVNO事業のフロー収入 と考えると。
    2018.3月期:4144百万-2672百万=1472百万 といった感じで目安の計算はできませんでしょうか?

  19. 名前:赤人参 投稿日:2018/09/28(金) 23:32:50 ID:f2135894a 返信

    皆さま、
    議論を読ませてもらい、勉強させてもらっています。
    MVNOストック収入の利益について書かせてください。
    三大キャリアからのパケット当り回線接続料はここ数年、年率で十数%値下げされています。
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28572870W8A320C1000000/
    一方、消費者当りのトラフィック量は年率7%程度の増加に留まっています。(以下リンクのP2)
    http://www.soumu.go.jp/main_content/000534007.pdf
    その差の分だけ、MVNO事業者の粗利益に回っていると考えます。(年率10%弱くらいでしょうか?)
    ベネフィットジャパンは店舗固定費不要なおかつ、(想像ですが)消費者属性から解約率が低めという独特の立ち位置なので、MVNOのストック収入の利益率も他のMVNO事業者よりは高めなのではないかと想像します。(店舗なしのMVNO他社は、消費者の解約率も高いと想像するので。)

  20. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/29(土) 01:41:25 ID:1a3e0ffd1 返信

    人参さん
    MVNO事業単体で利益が出るのかを調べているのですが、正直厳しい感じがしました。
    ・400社以上が参入している、競争激化のレッドオーシャン市場
    ・1契約の利益は100円程度?
    ・総数は、2018年に1000万契約を超えた程度
    ・最近のMVNO市場は成長鈍化傾向
    仮に1回線の平均単価を1000円と考えると、MVNOの市場規模は以下のようになると思います。
    売上:1000円×1000万契約=100億円
    利益:100円×1000万契約=10億円
    ↑こんな小さな市場に400社以上が参入していると、勝者なき戦いに陥っている可能性が高いです。単価や利益率を多少高くできたとしても採算が合わないと思います。
    http://w73t.com/mvno/
    https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1128578.html

  21. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/29(土) 01:51:19 ID:1a3e0ffd1 返信

    ↑書き忘れておりましたが、金額はすべて月額ですので、年額だと×12になります。
     売上1000億であっても400社で競争するには狭い市場ですね。。

  22. 名前:リー 投稿日:2018/09/29(土) 03:41:01 ID:4d15a06ec 返信

    皆さま、はじめまして。
    リーと申します。
    大変勉強させて頂いております。
    ホルダーの一人として、議論に参加させて下さい。
    MVNO事業のストック型の利益が薄利で、実質フロー型なのではというのが目から鱗でしたので調べてみました。
    まずMVNO事業のストック型の売上ですが、
    gazさんから指摘があった、ストック収入は25億円。
    また、天然水宅配事業もストック型とのことなのでこの売上高5億円を引いた、20億円がMVNO事業のおおよそ売上高かと思います。
    MVNO事業のストック型売上高≒20億
    これに対し、MVNO事業のストック型の原価ですが、
    有価証券報告書第21期のP65に
    通信回線料金5.5億円
    インターネットオプション利用料1.3億円
    と記載があり、原価は足して6.8億円です。
    これにより売上総利益は、
    20億円-6.8億円=13.2億円となります。
    これに一般管理費等で
    人件費等が引かれたのが利益ですが、
    営業の必要はないため人件費はそう多いとは思えません。
    13.2億円- 一般管理費等(?億円)=営業利益(多くなるんじゃないか)
    調べてみると、売上に対する通信回線料金が安く、ストック型の利益は相当なウェイトを占めるのでは、と思う結果になりました。
    以上から、ストック型で利益を積み上げれると思うのですがどうでしょうか?

  23. 名前:すぽ 投稿日:2018/09/29(土) 23:58:55 ID:589fc6ab0 返信

    みなさんありがとうございます。
    ストック型のOnlySIMが利益が出ているかについてですが、回線卸値が同じで、売値も大きな差がなく、販管費も大きいビジネスで儲かるとは到底思えません。
    ■IIJの粗利は3割未満
    例えば、大手MVNOのIIJではその他のビジネスも含まれていますが原価率は80%以上にもなります。
    https://www.iij.ad.jp/ir/library/financial/pdf/IIJI1Q18J_presentation.pdf
    またこの記事ではIIJのMVNOビジネスの分析が行われており、ARPUは1500円程度、回線卸値は1,100円程度、粗利は27%程度だと分析されています。
    https://irnote.com/n/nab4a1f47a1e4?scrollpos=TxcRh (途中から有料です)
    ■売上/会員数=月額4,700円?
    またベネフィットジャパンのMVNO事業の売上を20億とみなさんが推定されていますが、会員数43,500人で単純に割るとARPUは3,831円になります。先々期末は26,428人でしたので、43,500人との中間値34,964人で割る方が妥当で、この場合ARPUは4,766円となり全員一番高いプランだとしても辻褄が合いません。
    仮にARPUが2,000円とし、先程の中間値を使うと
    2,000円×12ヶ月×34,964人=8.4億円
    となり、リーさんが書かれた回線料「6.8億円」がしっくりくる売上となります。
    決算資料のストック売上25億円の内訳についてもう少し精査が必要なのではないでしょうか。

  24. 名前:赤人参 投稿日:2018/09/30(日) 00:04:09 ID:16e962298 返信

    かぷちーのさんへ。
    MVNO業界がレッドオーシャンである事は承知しました。
    後からの、リーさんの書き込みから計算すると、ベネフィットジャパンのMVNOストック型収入の原価率は、6.8億/20億=34%。
    リーさんの仰るように、販管費を差し引いた後の利益率は悪くないのでは?と想像します。
    同業でそれと比較できる数値を探したところ、近いところでIIJ社のネットワークサービス売上高の原価率が887億/1081億=82%と、べネ社と大きな差がありました。(以下リンクの42ページ、ただし固定インターネット接続も込みの数字です。)
    https://www.iij.ad.jp/ir/library/report/pdf/FY2017_End.pdf
    他のMVNO銘柄も数社調べてみましたがMVNO通信料の原価率は見つけることができませんでした。それでもMVNO関連の営業利益率の低さは感じることができました。べネ社はMVNO業界のレッドオーシャンを何等かの手段で回避していると想像します。思いつくのはやはりユーザー属性ですかね。

  25. 名前:gaz 投稿日:2018/09/30(日) 01:26:02 ID:2fec36729 返信

    >>23..すぽさん
    >■売上/会員数=月額4,700円?
    >またベネフィットジャパンのMVNO事業の売上を20億とみなさんが推定されていますが、会員数43,500人で単純に割るとARPUは3,831円になります。先々期末は26,428人でしたので、43,500人との中間値34,964人で割る方が妥当で、この場合ARPUは4,766円となり全員一番高いプランだとしても辻褄が合いません。
    ①2017.3月期末会員数=26428人 / 2018.3月期末会員数=41092人
    この会員数は「オンリーシム」の会員数ではなく、「オンリーモバイル」の会員数。
    「オンリーモバイル会員」=「ルーターのみorルーター+αを契約している会員」=一番低い月額利用料だとしてもARPU=2200円。
    (ルーターのみの5G制限プラン=36ヵ月3600円/月。ルーター本体は1400円/月。ルーター代は一括計上のため、3600-1400=2200円/月がストック売上として計上)
    ②オプションサービスの契約あり。
    (社長曰く)「ルーター契約者の7~8割は付帯サービス(オプションサービスのことでしょう)も加入」
    http://www.benefitjapan.co.jp/topics.html#170906
    オプションサービスは最低380円/月。複数を付帯した場合、1000円/月は超えそう
    https://onlyservice.jp/
    ①と②で、ARPUを考えると、最低ラインでも2200円+1000円=3200円/月はありそうに見えますね。(オプションのほうは7~8割しか加入していないという点はありますが)
    3200×34964(すぽさんの提示した2018.3月期のオンリーモバイル契約数の中央値)×12か月=1,342,617,600(13億4261万円)
    このあたりが期待できる「売上高」ということになりませんでしょうか?
    無制限プランを選択した場合や、オプションサービスをスタートパック的なやつを選択した場合はもう少しARPUも上昇します。
    全くの的外れでしたら申し訳ないです。

  26. 名前:gaz 投稿日:2018/09/30(日) 01:28:38 ID:2fec36729 返信

    自分で反論しておいておかしな話ですが、mineoが「100万人を超えることで黒字化が達成できる」とおっしゃっているらしいのに、わずか契約者が数万人のベネフィットジャパンのMVNO事業が黒字、というのはさすがに疑わしいなぁ、とは思います。
    この会社の評価は「ストック売上だけで、本当に黒字になっているの?」という一点に尽きるのではないだろうか、と思っています。

  27. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/30(日) 18:40:43 ID:4bc9ab222 返信

    すぽさん、gazさんへ
    >■売上/会員数=月額4,700円?
    もしかすると、会員数=契約回線数ではないのかもしれません。
    複数回線の契約者もいることを加味すると、一回線あたりの単価はもう少し下がりそうです。
    複数回線契約については資料に載っていないため、ひとまず34964人のうち約半数が2回線契約していると仮定すると、
    34,964人×1.5=52,446回線
    これにgazさんの計算に当てはめてみると、
    3,200円×12ヶ月×52,446回線=約20億円 ※MVNO事業での売上
    なんとなく現実的な数字になってきました。
    もっとも、仮定が当たっていればという前提になりますが・・・。

  28. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/09/30(日) 19:46:29 ID:4bc9ab222 返信

    「OnlySIM」と「Onlyモバイル」とでは、結構内情が違うのではないかと思えてきました。
    OnlySIM・・・・・・・単価低い、縛りが弱い(通話のみ違約金6ヶ月縛りあり)
    Onlyモバイル・・・単価高い、3年縛りあり(大手と同じ解約違約金あり)
    例えばWi-Fiルータの”使い放題プラン”を契約してもらえば、ストック収入の3600円が解約するまで続きます。OnlySIMは採算が取れて無さそうですが、「Onlyモバイル」は単価が高くストックでも結構利益を出しているのではないでしょうか。
    単純比較はできないかもしれませんが、WiMAXが主力事業のUQコミュニケーションズは18年3月期に624億円も営業利益を出しています。営業利益率は19%とかなり高いです。(Wi-Fiルータの”使い放題プラン”は結構儲かるのではないか?)
    あと、ベネ社のほうがIIJやmineoに比べて営業コストが高いのでは?・・・という問題が残ると思いますが、最初に議論した「営業力で高粗利機種を販売」することでクリアしているように思います。IIJやmineoは機種を破格値でネット販売しているようですが、ベネ社は競合が少ない地方で利益を乗っけて販売しています。→営業コストを打ち消すどころか、お釣りが出ている。
    数字的な根拠はまだですが、裏が取れればフローでもストックでも利益が出している、というスッキリした結論になりそうです。

  29. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/10/01(月) 11:58:11 ID:32dbd5814 返信

    IR担当の方に電話してみました。
    回答頂けない情報もありましたが、概ね以下のような回答を頂けました。
    Q:MVNO事業の売上高のうち、通信料などのストック型の売上げと、機器の販売による売上げの割合を教えて
    A:概ね半々ぐらい、これ以上は言えない
    Q:ストック型の割合は年々増えているか減っているか
    A:増えている
    Q:3年経過後の解約率を教えて
    A:詳細は言えない  > 再度質問で概ね契約を継続している
    詳細は教えて頂けませんでしたが、
    ストック型の売上げも既に利益を上げているかと思われます。
    以下、フロー型での営業利益率仮定、計算して、ストック型の営業利益率を計算してみました。
    フロー型 20% ストック型16%
    フロー型 25% ストック型11%
    フロー型 30% ストック型 6%
    フロー型 35% ストック型 1%
    28年のMVNO事業の営業利益率27%、29年は同24%、30年は同18%、31年1Qは17%でした。
    この数次から計算すると現在はフロー型は営業利益率は25%~30%前後、ストック型は同10~6%程度(年々上昇)ではないでしょうか

  30. 名前:えじる 投稿日:2018/10/01(月) 20:19:41 ID:9ecce63f2 返信

    議論に参加させていただきます。皆さん宜しくお願い致します。
    以前(2017年2月)にIRに確認したことがありますので、以下参考になればと思います。
    まず、2016年3月期時点ではオンリーモバイルの利益率は10%強、オンリーオプションの利益率は70%強ということです。
    (ただし、当時は契約取次事業の際に加入したオンリーオプションの販管費などは参入してないと思われます。)
    http://v4.eir-parts.net/DocumentTemp/20181001_074835052_ntah1n2vp5od5555tdmasx3o_0.pdf
    次に↑2016年3月期の決算説明資料21Pにあります通り、ARPUはそれぞれ
    オンリーモバイル3094円
    オンリーオプション961円
    とわかります。
    オンリーオプションは当時の加入者53000×961×70%×12ヶ月=4億2千万の利益を産み出すドル箱事業だと判明します。2016年3月期のMVNO事業の営業利益は5億4千万ですので大半はオンリーオプションで稼いだことになります。
    翌期以降、オンリーモバイルの会員数が増加しても利益がそこまで増加していないのは、オンリーオプションの加入者が横ばい程度であるということと合点がいくと思います。
    つまり、オンリーモバイルの加入者を増やしつつ、オンリーオプションの加入者も増やさなければ成長できないビジネスモデルだなあと考えていました。
    そこにきて肝のオンリーオプションの加入者の伸びが少ない理由(解約増?新規減?)が不透明なので強気の判断はできませんでした。
    今現在は伸びない(伸ばせない?)オンリーオプションから、粗利の高そうな商材ロボホンの販売が「なんだかうまく行っちゃった」ので、そちらに注力するビジネスモデルに変化してきているなあと。よって、私も今後の展開はすぽさん同様に「儲かる商材次第」の危ういビジネスモデルだと考えています。

  31. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/02(火) 00:57:17 ID:b34b1f89e 返信

    2016年3月期の決算資料を読んでみたら、かなりヒントが隠れてましたね。
    27・28で書き込みした内容はやや的外れっぽいので見逃していただけると幸いです。
    2年間で決算資料の中身(特に成長戦略)が随分変わっていましたし、えじるさんのコメントが正しいのではないかと思えてきました。
    ①上場時は、粗利70%の「Onlyオプション」が稼ぎ頭だった
     ↓
    (だんだんとOnlyオプションの成長が鈍化)
     ↓
    ②地方のショッピングモールに出店し、高粗利の端末販売に軸足を移した
     ↓
    ③ロボホンを販売したところ、予想外にうまくいきそう(←いまここ)
    ・・・という推移でしょうか。もともとはストック型だったのかもしれませんが、いつのまにかフロー型ビジネスに変節していたようです。
    それだとロボホンが当たっている内は業績良さそうですけど、その次が出てこなければ心配です。またベネ社が手がける事業は、どれも頭打ちが非常に早そうなのも懸念点です。

  32. 名前:けんたうるす 投稿日:2018/10/02(火) 08:20:58 ID:18e2e88ce 返信

    みなさん、こんにちは!
    ロボホンについてはどう思いますか?
    死に体だったロボホンは、ベネフィットジャパンが扱いはじめて復活したように思います。販売会場に行くと本当に売れているんですよね。Twitterも以前は#付きの宣伝ぽいのがコメントの大半でしたが、今は一般ユーザーのコメントも増えました。
    ロボホンの商材としての魅力と、そもそもロボホンを見出し注力する会社としての機動力については、どうお考えでしょうか?
    僕ならロボホンに手出ししません(笑)

  33. 名前:すぽ 投稿日:2018/10/03(水) 15:34:00 ID:589fc6ab0 返信

    みなさんありがとうございます。
    えじるさんのコメントやかぷちーのさんのまとめから収益構造が見えてきましたね。
    ・通信料(SIM、ポケットWifiなど)は利益小
    ・オンリーオプション、高粗利機器が利益の柱
    ということですね。
    ストック/フローで分けて考えていましたが、ストックの中にオンリーオプションが混ざっていて、ストックでも一定の利益が生まれていると捉えることができそうです。
    ■今後をどう見るか
    この上で、今後をどう見るかというところですね。
    けんたうるすさんから「ロボホン」についての見方を聞きたいというコメントがありました。私としては、ユーザーはあとで「買わなきゃよかったかな」と思ってしまうような商品だと感じるので、継続的な商材とするのは苦しそうですね。
    収益構造を踏まえた上で、みなさんはどう考えますか。

  34. 名前:gaz 投稿日:2018/10/04(木) 00:28:54 ID:c5cc55c79 返信

    >■今後をどう見るか
    本当に個人的な意見ですが、「ロボホン」は別に魅力的な商品ではないです。
    一方で年々契約数が増えているのは、ベネフィットジャパンはリテラシーの低い対象を相手にしていることもあり、魅力的じゃない商品でも販売できる力があるということでしょう。
    なので、ロボホンが「本当に魅力的なのかどうか」より、「営業部隊が魅力的に説明できるかどうか」次第な気がします。(今後もAIスピーカーだとか、いろいろなものを販売していくのではないでしょうか)
    収益構造は、3年経過すると基本料の収益は増加する構造になっているので、ストックの収益額だけでなく、収益率も上昇していくはずです(解約されたら意味ないですが、司法書士さんが聞いてくれた限りでは3年で契約解除している人は少ないみたいですし?)
    PERも10倍程度で、株価自体も割高とは思いません。
    なので、投資先として面白いところがあると思います。
    ただ逆に投資先として気になるリスクもあるので、初めから長期投資案件として捉えるのではなく、短期のつもりで購入して、その都度考える銘柄、というイメージです。

  35. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/04(木) 01:34:50 ID:cf40eed7d 返信

    ITリテラシーが高い人だと、最初からロボホンに興味を持たなさそうです。
    まぁご近所でロボホンを見せびらかせば話題になりそうですし、ペットの代わり?に所有するものと思えば価値がある商品かもしれません。犬猫飼うよりは安くて世話がかからなそうなロボットですし。そういう意味ではベネ社の顧客には合っている商品だと思います。
    当面(1~2年程度)は高粗利機器+高単価なロボホンの売り込みにより、収益ともに伸びていくと思います。ただし今のビジネスが生きているうちに、次の高粗利商品を投入する・販路を広げる等の策を打てないと、5年後までには高成長を維持できなくなるリスクが高いと見ます。
    どのサービスも1つ1つを育てていくというより焼畑的に売り込んでいる感じがして、商品寿命が短そうなのが欠点その1。人海戦術にものを言わせた単品売り込みがメイン事業ですので、新商品が不発だった時に業績に大きなダメージが出そうなのが欠点その2です。
    直近の事業は当たっているので、株価的にもう少し評価されても良いのでは、とは思いますね。

  36. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/04(木) 01:54:27 ID:cf40eed7d 返信

    gazさん
    >(解約されたら意味ないですが、司法書士さんが聞いてくれた限りでは3年で契約解除している人は少ないみたいですし?)
    ITリテラシーが低い人の特徴に、「自力で解約しようとせず、ズルズル月額料金を払い続けている(払っていることも把握していない)」という傾向がありそうです。
    使ってもない月額料を3年も払っていたという身内がいて、私自身で調べたら即日解約できたことがあるので、割とよくある話ではないかと思います(笑)

  37. 名前:けんたうるす 投稿日:2018/10/04(木) 09:58:06 ID:066b9ca91 返信

    皆さんの意見をお伺いすると、やはりロボホンの評価は低いですね。ただ、こうした技術は進化が速いので今後に期待したいです
    ところで、新宿高島屋でロボホンを売っているのを見たのですが、いわゆる携帯電話を大量に売りさばく的な売り方(〇通信的な)ではなく、丁寧な接客をしている印象です。
    また、高島屋や東急、大丸に場所を借りられたり、シャープのロボホンのHPでベネフィットジャパンの催事の情報が見られたりと、他の企業と良いパートナーシップをくめる企業のように思います。
    IRの方に聞いたのですが、ロボホンは大都市での販売が中心となることから、社員にとっては地方出張がへり離職率を下げる効果もあるようです(現状は比較的離職率が高いようです)
    営業力の会社であることは間違いないと思いますが、行儀の悪い会社ではないような気がします

  38. 名前:グラヤマ 投稿日:2018/10/05(金) 01:01:21 ID:398629178 返信

    初めまして。
    終盤ですが参加させて頂きたく思います。
    通信事業の収益構造について
    営業CFが激減及び売掛金が急増しているのは会員数の急増であると考えていますが、
    現在のペースで成長するにはキャッシュが心配です。
    (年々キャッシュが減っているのは端末購入費用による影響でしょうか?)
    また今後計画通りキャッシュを回収していけるのか(解約者が少ないか)が
    重要だと思いますが、リスクを取りすぎているようにも思います。
    今後について、以上のような観点から
    成長への期待とともに資金繰りや解約者数の推移に目を向けていくのが良いと思いました。

  39. 名前:gaz 投稿日:2018/10/06(土) 00:05:19 ID:643a59110 返信

    けんたうるすさん
    >>営業力の会社であることは間違いないと思いますが、行儀の悪い会社ではないような気がします
    本当に主観的な意見になるので申し訳ないですが、「リテラシーの低い人を対象にして、ネットが購入すればもっと安く購入できる商材を、高い値段で売っている」というビジネスの時点で、「行儀が悪くない」という印象をどうしても持てないのです。
    もちろん、商材の価値に触れる機会がない人たちにコストをかけてネットワークつなげるようなアプローチをすることで、商材の価値+αの金をもらっているのはわかるのですが・・・・。
    割賦売掛金を損益計算書に「販売基準」で計算しているのも、「あえてそうしている」ように思えてしまいます。
    回収基準にしてもらえれば会社の実態がよりわかりやすくなるのに、そうしていないことに違和感を覚えます。(もちろんダメなわけじゃないですけど。)
    田舎の司法書士さんがIRに連絡してくださいましたが、その内容が「詳細はお答えできない」とか「これ以上は言えない」という回答も、個人的には不信感を覚えてしまいます。解約率やストックの割合などは、むしろ決算説明資料で公表してほしいくらいの内容だと個人的には思うからです。
    繰り返しますが、本当に主観的な内容です。
    つまるところ、この企業のことを自分はあまり信用できていないのです。

  40. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/06(土) 02:03:31 ID:6b55bc879 返信

    質の良い商品やサービスであれば高粗利でも全然構わないと私は思っているのですが、ベネ社の場合は「商品力」というより「営業力」が高い価値です。ジャパネットたかたのようなTV通販も、やや方法は違いますが「営業力」で原価の安そうなB級商品の価値を高めて利益を取る、という似たような商売をしていますね。
    ベネ社については利益を乗せすぎじゃないの?とか、接客が強引じゃないの?(Yahoo!知恵袋に事例が多く出ています)という批判もありそうですが、リテラシーの低い顧客を対象にしたビジネスは、程度の差はあれど店頭ではよく見かける手法だと思います。アリかナシかと言われれば、合法的に商売になっているのならアリではないかと。
    ただ投資家目線で見ると、ストック型でない・継続率も高くない事業だと、業績に安定感がなく不安です。また、地方のショッピングセンターという”潤沢な資源”も、乱獲を続けると近い将来に枯渇してしまうのでは?と危惧してしまいます。成長戦略がコロコロ変わる会社だと、長期では安心して買えないというのが私の結論になりそうです。

  41. 名前:買うのは事業 投稿日:2018/10/06(土) 18:38:18 ID:e910017fd 返信

    ベネフィットジャパンについてコメントさせて下さい。
    これまでの経験上、サービスを利用した顧客が喜んでいない事業に将来は無いと思います。
    この事業が爆発的に拡大したら社会問題になる可能性があると思いませんか?
    従業員や顧客が評価していない事業は、長期で見るとダメだというのがこれまでの経験からの判断です。
    バフェットの言うように大切なのは、顧客がその会社のファンになっているか
    という点が大切だと思います。

  42. 名前:けんたうるす 投稿日:2018/10/06(土) 22:32:44 ID:066df225e 返信

    ホルダーとしてですが、いくつかコメントさせていただきます。
    1 B/Sでキャッシュが枯渇しかけ、営業CFも極端なマイナス
    ロボホン等の仕入代金支払はほぼ現金で行われる一方で、売上回収は分割になることが原因と思われます。ただ、顧客の支払いはクレジットカードでなされるため、回収できないリスクはほぼありません(2018年3月期決算説明資料P36参照)。このような場合、おそらく金融機関から融資をうけることは可能なため、成長の阻害要因にはならないと思います。
    2 割賦売掛金を損益計算書に「販売基準」で計算
    ロボホンの売上と売掛金は、ロボホンが販売されたときに決まります。回収基準にすることは、現在の会計基準上では困難だと思われます。
    3 ロボホンについて
    ロボホンの販売について、情弱ビジネスとの意見が多くあります。その見方は否定しませんが、ただ単純な疑問なのですが、もしベネフィットジャパンがロボホンではなくAIBOを売っていたとしたらどう考えられますか?情弱ビジネスと考えられますか?ちなみに、購入者の多くは40-50代のようです。

  43. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/07(日) 00:21:46 ID:eb97e478f 返信

    けんたうるすさん
    >3 ロボホンについて
    私はアイボでもロボホンでも同じような商品という認識です。製造元がソニーかシャープかという違いと、見た目が違う程度ですので。
    購入して最初のうちは使うと思いますが飽きると思いますし、何年か経てばAI機能が進化した新型が発売されそうで、旧型をいつまでも使い続けるのが難しくなるのではないでしょうか?商品代20万+月額費用に見合う商品だったかと思えるかどうか・・・。
    この手の商品は個人に販売するより法人に販売するほうが、面白いかもしれませんね。

  44. 名前:グラヤマ 投稿日:2018/10/07(日) 00:54:31 ID:69df48865 返信

    > けんたうるす さん
    こんばんは。
    > 1 B/Sでキャッシュが枯渇しかけ、営業CFも極端なマイナス
    ご指摘のように借入金を増やすこともしていくと思うのですが、
    配当を開始しているあたり増資の可能性が高まったと思い、キャッシュについてコメントいたしました。各々見解分かれると思うのですが。
    売掛金については、
    平均契約期間が3年に近ければ問題にならないと思いますし、
    それ以降契約が続く方が増えていけば理想的だと思います。
    コメント3で、解約のし易さや解約金が確認されていますが、
    平均契約期間が短い(短くなる)と大変になってしまうかもと思いました。
    またロボホンを始めるまで、契約者が急増しているのに
    売上が落ちていたことが疑問でしたが、
    収益構造上、平均契約期間が長ければ問題にならないはずだと思っています。
    ロボホンについては、今後に期待です。

  45. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/10/07(日) 17:23:34 ID:9a8334984 返信

    >gaz様
    誤解を与えて申し訳ありません。
    他社IRに聞いても儲けのカラクリに関する部分は同等の回答があり、教えて頂けないのが普通です。
    私は今回質問した内容は他社ならゼロ回答でも不思議じゃないと考えつつ質問したぐらいです。
    ベネ社のIRの場合、質問方法を変えて聞くとポツリポツリと教えて頂けるだけ、積極的に株主と対話する気があると判断しています

  46. 名前:すぽ 投稿日:2018/10/08(月) 12:38:34 ID:589fc6ab0 返信

    みなさん、ありがとうございます。
    意見の相違はありますが「同じものを見ている」という感じは出てきましたね。
    現時点での私の考え方を書いておきます。
    ■成長・ビジネスモデルについて
    ・お客さんがリピーターとなることが考えづらい商材が中心で、焼畑農業的なビジネスを展開している。Onlyオプションによるストック型利益はあるが、中長期的な安定成長というよりはフロー型のビジネスと捉える方が無難。
    ■営業スタイルについての捉え方
    ・情弱ビジネスという表現のように「強い営業力⇔お客の不利益」という利益相反的な関係になりがちなビジネス。今のところは営業力の強みが好業績を支えており大きな問題はないが、お客からの反発が中長期的なリスクになりうる。
    ■キャッシュフローについて
    ・2018年度決算説明会資料P28に「極度限度額12億円の枠を確保」という表記がありしばらくは問題ないとみて良さそう。
    リスクがあるにせよ株価は安いのではという点は、まぁそうだよねと思っています。
    いかがでしょうか。

  47. 名前:かぷちーの 投稿日:2018/10/08(月) 20:17:12 ID:2d9c0ebba 返信

    すぽさんがまとめられている内容で、特に異論はありません。
    私は予備知識なく議論に参加したため、最初は何が「ストック型」なのか手探りになってしまいましたが、「Onlyオプション」がストックの正体だと分かると、ここがどんな会社なのかがはっきり見えてきました。
    株価が安い反面、業績は好調なので悩ましい銘柄ですね。

  48. 名前:えじる 投稿日:2018/10/10(水) 00:00:52 ID:56638530a 返信

    私も異論ありません。
    開示していない部分に利益の積み上がりがあり、さらに成長戦略が変化しているので、今後の一貫した順調な業績を予測するのがなかなか難しい銘柄だと思います。
    「安いけど、安いなりにやっぱりリスクあるよね。安いけどさ。」
    という評価に落ち着きます。

  49. 名前:gaz 投稿日:2018/10/10(水) 20:20:22 ID:c0494577d 返信

    えじるさんのおっしゃった、「安いけど、安いなりにやっぱりリスクあるよね。安いけどさ。」にとても共感できます。
    本当にそういう感じですね。
    すぽさんブログだと「5年で2倍」というイメージが強いので、そういった「中長期に持つ」ことを考えたときは、あまりこのブログの意向にはそぐわないのかなと思います。
    短期のほうでは増資が若干不安ですかね。「極度限度額12億円の枠を確保」とはありますが、2018年4Q➡2019年1QのQtoQでキャッシュが4億円減っているっぽいですし、このペースだと「12億の枠を確保」と言われてもあまり安心できないです。まぁ、限度額の枠を広げるべく各行と協議はしているのでしょうけど。
    >田舎の司法書士
    ご丁寧様にありがとうございます。自分の目は完全に曇っちゃっていますので、主観入りまくりでした。

  50. 名前:グラヤマ 投稿日:2018/10/11(木) 00:38:47 ID:99cfa23fc 返信

    私も異論ありません。
    当座借越契約を積極的に結ぶことに対して安全性の観点から懸念していましたが、一般的な手法のようですね。
    https://inouz.jp/times/financing/
    販売戦略のみならず
    ユーザー満足度を高めることについて差別化していければ
    面白いかもと思いました。
    議論にさせて戴きありがとうございました。

  51. 名前:たかかつ 投稿日:2018/10/11(木) 11:36:02 ID:051a8d442 返信

    私も異論ありません。
    えじるさんのおっしゃっている、開示していない部分に利益の積み上がりがあり、さらに成長戦略が変化しているので、今後の一貫した順調な業績を予測するのがなかなか難しい銘柄だと思います。
    「安いけど、安いなりにやっぱりリスクあるよね。安いけどさ。」
    がとてもしっくりきました。
    ずっと議論に参加したいと思っていたので、参加させていただきありがとうございました。
    すぽさん、田舎の司法書士さん、皆さんいろいろ勉強になりました、ありがとうございました。

  52. 名前:すぽ 投稿日:2018/10/12(金) 11:22:00 ID:589fc6ab0 返信

    田舎の司法書士さん、みなさん
    活発な議論ありがとうございました。評価を確定しましたのでご確認ください。
    ・利益の源泉は?
    ・ストック型かフロー型か?
    ・営業スタイルに関する見方は?
    あたりを考えることができ楽しい議論となりましたね。議論に参加いただいた皆さん感謝です!

  53. 名前:田舎の司法書士 投稿日:2018/10/12(金) 15:49:27 ID:855dc0928 返信

    すぽさん、みなさんありがとうございました。
    一人で数次を見ているだけでは気がつけないことが気づけ楽しい議論でした。
    俣機会がありましたらよろしくお願いします