田舎の司法書士さん、おまたせしました。
それではベネフィットジャパンについての議論をお願いします。
■結論
お客さんがリピーターとなることが考えづらい商材を中心に利幅が高い商品を営業するスタイルで、やや焼畑農業的。Onlyオプションによるストック型利益はあるが、中長期的な安定成長というよりはフロー型のビジネスと捉える方が無難。
今のところは営業力の強みが好業績を支えており大きな問題はないが、お客からの反発が中長期的なリスクになりうる。高成長で低PERなのだが、中長期での成長への安心感は低い。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・その他IR資料など
■ポイント
Step1:業績の確認
・売上は2018でV字回復。営業利益は2014から順調に伸びている。営業利益率は15%程度。
・B/Sではキャッシュが枯渇しかけている。営業CFも極端なマイナスに。
→理由は?
・MVNO/スマホ(Onlyブランド)やロボット型スマホ「ロボホン」などを中心に販売。
・ショッピングモールの一角で営業を行うスタイルで、女性・シニア層・初心者をターゲットにウォーターサーバーやスマホなど収益が見込める商品を販売する。
・売上は通信料金は毎月収益のストック型だが、スマホ・ロボホンなどの機械は販売時に全額売上に計上し、売掛金として月々回収する(36ヶ月など)。このためCFが極端に悪化する。
・MVNOは激戦市場にもかかわらず一定の利益が出ている模様。
・ロボホンは目新しさはあるものの定着するかは疑問。
Step3:株価の確認
予想PER10.1でかなり安い
B/Sではキャッシュが枯渇しかけている。営業CFも極端なマイナスな理由
MVNO事業は端末を他社から一括で購入し、販売時は一般消費者へ3年をかけて回収している。
そのため、売掛金が大きくなり、営業CFが大幅なマイナスになっているとこと
5年の成長イメージについてどのように考えていますか
ショッピングセンターという好立地を押さえており、高利益率のストック型
ライバルが入り込めない立地を押さえている限りMVNO事業が過当競争になっても安定して成長していけると思われる。
契約から一定期間たった後に利益率が上昇するビジネスモデルであるため、今年の後半以降の利益率急上昇が期待できる。
30年1Qに大規模なキャンペーン、31年1Qからは販売代理店が増えた影響により売上高が上昇、30年1Qは一過性のものだったが、31年1Qは自力が付いた結果であり、31年2Q以降も、10~15%程度の売上高の上昇が見込めるのではないかと思案
加えて、現状のPERが低いため、一回株価が見直されれば上昇余地は大きいと思案