ウェッジHDの今年3回目の大幅下落となりました。1回目はタイの新聞での架空取引の疑いの記事、2回目は此下益司氏の金融庁からの課徴金命令、そして今回の此下益司氏のグループリース(GL)会長退任とGLの取引一時停止への嫌気によるものです。
ウェッジHDは「ビジネスモデル・市場有望度」と「経営者のきな臭さ」を天秤にかけるような銘柄で、結局悪い方の目が出てしまったなという感じです。そろそろ潮時ということで、今回の件を機に売却することにしました。
昭和HDの監査法人交替は理解できない
ウェッジHDを観察していて、致命的に辻褄が合わないと見ていたのが昭和HDの監査法人変更(元和→アリア)です。元和が監査したくないと言ったか、昭和HDが監査をさせたくないと言ったのかはわかりませんが、そこに不正会計に近いものが存在するのだろうという不信感は拭えませんでした。昭和HDの投資家説明会後に「追ってすぐに回答する」というIRを出したものの、なしのつぶて。「何でも答える」と前のめりで向き合うスタンスであるはずの此下氏を考えると、違和感のある対応です。
そんな違和感を拭えない中で、今回の件が起きてしまいました。
経営者リスクはやはり危険
「ビジネスモデル8:経営者2」というのは私の主張の一つでこのブログでも何度も書いています。業績への影響という視点ではこれぐらいのバランスだと思っているのですが、ウェッジHDの投資を通して「経営者が悪事を働くリスク」はより強く見るべきだと考え直しました。「会計処理に小狡さがある企業」も同様です。この点は今後の投資方針に付け加えたいと思います。
売却について
性格的に売りが殺到している所で売るのは嫌いなので、変なタイミングで売却したいなぁと狙っていましたが、GLの取引再開があったためかPTSで一定の値がついたので良い機会と見て全て売却しました。
元々こういうリスクを踏まえての5銘柄程度の分散投資ですのでダメージも想定内です。(今回の件でPF全体の、-3~4%、トータルで10%程度のダメージでしょうか)月並みですが勉強代ですね。
すぽさんおはようございます。
ウェッジHDのまとめお疲れ様でした。
ウェッジに見切りをつけるべきタイミングは監査法人の交代の時だったと言うことでよろしいでしょうか?
私も高い授業料でしたが、良い勉強になったと前向きに捉え、次の投資に生かしていきます。すぽさんも無理なさらず。応援しています。