ポートフォリオ7銘柄の損益(2017年5月)

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5月の総括
5月は全体的に小型株が順調だったようですね。主力株がおおむね好調で年度成績は+17.9%まで伸びました。

月の売買について
2016年11月より月次報告と一緒に売買履歴を公開することにしました。

今月の売買はシュッピン売却だけです。8銘柄が多すぎることとキャッシュポジションがゼロになっていることから1銘柄減らす方向で考えて古参銘柄であるシュッピンを手放すことにしました。3回に分けて売却しましたが売るタイミングはあまり上手ではないですね。

参考:売買報告の変更について

私の売買報告によって株価が変動するような最近の状況を踏まえて、売買報告を以下のとおり変更します。これでも株価が変化するようならまた次の策を考えます。


・売買報告は月度報告と同時に実施する(月度中の都度報告は止める)

・月度報告とともに、その月に実施した売買履歴をGoogle Driveを使って公開する。※Google Driveにファイル登録日・更新日が記載されるのでその日に書いたことの証明になります。(厳密には「削除していない証明」はできていませんが、これを証明する手段が思いつきませんでした。ご了承ください。)

・この運用は2016/11/1より開始する

『ポートフォリオ7銘柄の損益(2017年5月)』へのコメント

  1. 名前:biri 投稿日:2017/06/01(木) 21:37:31 ID:c5d694ad7 返信

    いつも楽しく拝見させて頂いております。
    一定期間、キャッシュポジション無しのPFだったので、
    凄い強気だなぁと感心しておりましたが、キャッシュポジション作られたのですね。
    最近の市場は堅調で、過去の経験からこういう時こそ警戒すべきと思い
    キャッシュポジションを作っていますが、その分波に乗りきれていないのもあり
    若干もやもやしています。
    すぽさんは市場の過熱感などは、どの程度考慮されていますでしょうか。
    お忙しいとは思いますが、ご意見お聞かせ頂けますと幸いです。

  2. 名前:すぽ 投稿日:2017/06/01(木) 23:07:47 ID:589fc6ab0 返信

    biriさん、ありがとうございます。
    市場の過熱感を読むようなことはほとんどしませんね。
    プロスペクト理論によると投資家は「利益確定を早くしたがる」というバイアスがかかりますが、「過熱感」といったキーワードはこの早売りを助長してしまうと思っています。
    今のところ、投資スタンスを反転させるのは「信用収縮が始まった時」に限定しています。
    また、キャッシュポジションは2割を基本形にしています。先月ウェッジHDのナンピンやパーク24を買ってしまったので、CPを標準に戻そうと思ってシュッピンを売却しました。過熱感といった視点は入れていないつもりです。

  3. 名前:biri 投稿日:2017/06/02(金) 01:14:35 ID:8c00c6676 返信

    すぽさん
    お忙しい中ご意見お聞かせ頂きありがとうございます。
    下落相場には慣れたと実感しておりましたが、
    上昇相場はまだ経験が浅いようで、まさに早売りしてしまっておりました。
    プロスペクト理論、以前のすぽさんの記事含め学んでおきます。
    メンタルコントロールが上手くできるよう精進したいと思います。
    どうもありがとうございました。
    これからも応援しております。

  4. 名前:nimoxyz 投稿日:2017/06/04(日) 07:01:52 ID:e6f35dd08 返信

    すぽさんはじめまして、
    昨年3月ごろから株投資をニーサ範囲で単元分散で始めた株初心者の者です。
    すぽさん、エナフンさん、ゆうゆさん(休止)のブログが大好きでじっくり拝読させて頂き、勉強させて頂いております。
     私が、すぽさんのブログを参考に購入判断したのは、レントラックス、ウエッジHD、
    ライザップ、PCデポ、パーク24です。
     レントラックスは確固たる自分の考えも無くなんとなくな購入しましたが、右肩上がりですね。
     ウエッジとPCは下落後に長期保有での復活を期待し購入、
     ライザップは依頼者様のわかりやすい詳細の説明に納得した面と札証から東証へ
     の移管に期待し購入、
     パーク24は、今後カーシェアの展開に期待し、今回下落時の理由が今後の展開に前向きな成長を楽しみにさせる、投資(減損)分と捕らえて購入を決断しています。
     購入理由がまだまだギャンブルの域を出ていない程度の初心者の投資です。^^
    でも株って楽しいとの思いから、すぽさんのブログで今後も勉強させて頂く事が楽しく、更新を楽しみにしています。
     もし宜しければ、この1つ2つでも今後のすぽさんの見解を簡単にでもお聞かせ頂ければ幸いです。

  5. 名前:すぽ 投稿日:2017/06/04(日) 22:30:00 ID:589fc6ab0 返信

    nimoxyzさん、ありがとうございます。
    ライザップとパーク24は記事や議論の通りなので見解は省略しますね。
    レントラックスも過去の記事の通りで、ビジネスモデルとしては弱い部分もあるものの、「高報酬による高成長」という成長ドライバーが頼もしい企業です。
    ただ買値からは2倍近くになっており、4.0というよりは議論の評価(4.0に近い3.5)ぐらいかなぁと思っています。
    http://www.spotoushi.net/archives/53732842.html
    ウェッジHDは、ビジネス面での有望さは変わらないと思っているものの、
    4月の課徴金問題などを見ても此下兄弟の「金グセの悪さ」はどうしても気になりますね。
    過剰に下がりすぎということでナンピンを行いましたが、主力に据えるのは流石に厳しいですね。
    PCデポは、再購入を検討しつつも2つ気になる点があります。
    1つ目は、ソリューション(SLP)売上の減少についてです。
    解約は月1%と伝えるものの、SLP売上が問題発覚後に約2割減って、今期予想もそこから横ばいと言っておりイマイチ整合が取れません。
    「過剰なコースからの変更→SLP単価下落」だと数値が合うのですが、そういった表現はIR資料からは見て取れません。
    SLPの儲けの構造はPCデポの肝なので、ここは明らかにしたいところです。
    2つ目は、再炎上の可能性です。
    PCデポは火消しに失敗しており「PCデポが成功することは許せない」と思っている人を多く抱えています。
    ストックビジネスなので今後回復する可能性は高いものの、それがきっかけで再炎上ということもありえなくはありません。
    そんなことを考えると、イマイチ手が出ないというのが今思っていることです。
    ご参考になれば。

  6. 名前:nimoxyz 投稿日:2017/06/05(月) 17:14:16 ID:d528ff258 返信

    すぽさん こんにちは、
    お忙しいところ、始めての書き込みに対して丁寧なお返事を頂きありがとうございます。大変参考になりました。
    PCデポは、炎上前ですが、私がパソコンスキルがあまり高くないので、デポのサービスを受けていた時期があるのですが、親切に対応してくれたので個人的には悪い印象は無かったんですが、書き込みを見ると確かに火種は残っている感じですね。
    ウエッジは、ホームページの動画を見ただけでも、経営者にいいイメージは持てないですね。討議内の最後に書き込みした方の意見がしっくりきています
    この2社は経営陣が足を引っ張ている感じがします。
    レントラックスとパーク24は今後の成長が楽しみです。
    日経マネーも読ませて頂きました。エナフンさんも連載しているので、
    しばらく購読しようと思ってます。
    次の討議も楽しみにしています。 まだまだ議論に参加できるレベルではありませんが、いずれ1年後、3年後?分かりませんが、すぽさんに依頼できる様な成長株を見つけられたらと思っています。
    今後のご活躍を応援しています。

  7. 名前:Ganan 投稿日:2017/06/07(水) 09:43:15 ID:a1e41f3f8 返信

    すぽさん
    >投資スタンスを反転させるのは「信用収縮が始まった時」
    とありますが、どのように信用収縮が始まったと判断するのでしょうか?
    私の認識では○○危機が続き、相場の下落が閾値を超えたら、みんな一気に投げ売りして、
    信用収縮が起こると思うのですが、その境目はどのように判断すればよろしいのでしょうか。
    数々の大物投資家が相場の反転を予測して外れまくっているのを見て、マクロ経済の予測は不可能に近いのではないかと思ってしまいます。
    最近米国株やマザーズの上昇が続き、どこかの時点でポジションを減らしたほうが良いのか私も悩んでいます。

  8. 名前:すぽ 投稿日:2017/06/07(水) 13:14:16 ID:589fc6ab0 返信

    Gananさん、ありがとうございます。
    信用収縮への対応方針は悩ましいですよね。
    リーマンショック時は「保有&ナンピン」という方針で資産は半分ぐらいになりました。かつ回復基調までは3年ぐらいガマンでした。
    これはこれで正しかったと思いますが、せっかくの経験なので次に活かしたいと思って新たな方針を立てています。
    「信用収縮懸念は、思惑で売らず事実で売る」
    事実とは具体的には金融機関の破綻、国家(大きめ)の破綻を指しています。逆にいうとこれ以外は無視するということです。
    どんなことを考えているかは過去記事をご参照下さい。
    http://www.spotoushi.net/archives/42361870.html
    http://www.spotoushi.net/archives/42361864.html
    また信用収縮の類型として「炎上」時も売ることにしました。これはPCデポの経験ですね。
    http://www.spotoushi.net/archives/65469289.html
    ご参考になれば。

  9. 名前:Ganan 投稿日:2017/06/07(水) 15:21:22 ID:a1e41f3f8 返信

    すぽさん
    早速のお返事ありがとうございます。
    記事の中でリーマン・ブラザーズの破綻で全株の売却を行うと、
    高値から1/3も低い値段で売らざるを得ないことになってしまいますが、
    一方、リーマンショックから世界は多くのことを学んだはずだから、
    同じ規模の破綻が起きても、迅速な金融緩和などで、今度は1/3程度しか下落しない可能性もあり、
    その場合底値で売ることになるのでやはり難しいですね。。
    goo.gl/0tA36C
    こちらの記事では今年既に5行が破綻しているが、
    どの規模の銀行が破綻したら全売りするのかの判断も難しいです。
    あと、破綻じゃなくても、北朝鮮のミサイルが実際に韓国や日本に飛んできたら、
    全売りしたほうがいいかもしれませんね。
    現状、銀行やギリシアの破綻くらいでは私はホールドし続けると思います。
    売るなら高値圏で売りたいんですが、難しいでしょうね。。

  10. 名前:すぽ 投稿日:2017/06/07(水) 19:10:22 ID:589fc6ab0 返信

    Gananさん、ありがとうございます。
    金融危機の本質は「連鎖」だと考えており、この「連鎖の間だけ」なら、もしかしたら回避できるかもと思っている程度の話です。
    北朝鮮ミサイルなら多分買いに向かいます。破綻の連鎖の可能性は低いからです。
    一方、ギリシャ破綻ならとりあえず降りるつもりです。ドイツ銀行レベルの金融機関に飛び火すると大ごとになるからです。
    問題の大きさよりも、連鎖に重きを置いて判断しています。

  11. 名前:POPO 投稿日:2017/06/20(火) 20:56:06 ID:964a1df31 返信

    すぽさん
    いつも勉強させていただき、ありがとうございます。
    ひとつどうしても気になっていたことがあり、質問させて頂きたいと思いました。
    シュッピンを売却された理由についてです。
    無論、銘柄数を絞るためなのは存じ上げていますが、8銘柄ある中で、なぜシュッピンが対象となったのかと。
    確かに、今保有されている銘柄はどれも魅力的だと感じますので、その中でたまたま、深い理由はなくシュッピンになったのかと最初は思っていましたが、一方で、すぽさんが適当に選ぶとも思えないため、多少なりとも理由があるのは違いないだろうなと思っていたのが、ずっと引っかかってました笑
    ちなみにこの質問の意図ですが、私が主力級で保有している銘柄ということももちろんあるのですが(笑)、すぽさんの思考を学びたいという純粋な意図が本筋です。
    お忙しい中ですが、宜しければご回答お願いします。
    失礼な質問であったなら、申し訳ございません。

  12. 名前:すぽ 投稿日:2017/06/20(火) 23:47:18 ID:589fc6ab0 返信

    POPOさん、ありがとうございます。
    シュッピンを売却した理由ですが、今回は消去法的な選択によるものです。
    明確な売却理由があるわけではなく、ある意味どれでも良かったという感じです。
    ・レントラックス、ファーストロジック、MK、コラボス、マークラインズ
    →購入してから日も浅く、短期で手放すのに違和感。「2倍になったら半分売る」という基本方針で進めたい
    ・パーク24→買ったばかり
    ・ウェッジHD→損切りも考えられるが、市場が過度に反応したと思っており戻り待ちを狙いたい
    こんな中でシュッピンを手放しました。言い換えると「古参」だから売ったということになるかなぁと思い、そのように表現してみました。参考になれば。

  13. 名前:POPO 投稿日:2017/06/21(水) 07:38:08 ID:3f86c8129 返信

    すぽさん
    それぞれの銘柄の成長力、安さに極端な差はないと確かに感じますので、消去法的な選択という理由、しっくりきました。
    「2倍になったら半分売る」というのは、いわばメンタル面維持のため補助的役割かなあとも思っていましたが、こういう時にも使えますね。
    と言いながらも、今回は本当に「明確な売却理由はない」が解なんだと理解できました。
    謎が解けてスッキリしました。
    早速のお返事、ありがとうございました。