二つ目のビジネスモデルは、プラットフォーム型です。
Webとの相性がいいので最近色々なところで耳にするようになりましたが、古くからあるビジネスモデルです。
過去の例で言うとベータとVHSの戦争が有名です。
ビデオカセットのベータとVHS、機能はベータのほうが上だと言われていましたが、ユーザー数がVHS優勢になると次第にレンタルビデオでもVHSしか扱わなくなり結局VHSの独り勝ちとなりました。ビデオカセットはその単独の機能よりも「やり取りできる人数」が最大価値だったのです。
そしてこのモデルの特徴的なところは、一度参加者に差が付き始めると、更なる参加者を呼び込み、それが更に価値を高めるというループに入り、最終的には1社独占状態になってしまうというところです。
そして独占状態になると価格決定権は企業側に移り、勝った側に大きな利益をもたらします。プラットフォームは生きるか死ぬかしかない極端なモデルなのです。
このモデルもよくみると色々なところにあり、かなりの高収益(そのビジネスだけなら営業利益率20%以上)になります。他には以下のようなものがあります。
- VHS(パナソニック)、ブルーレイ(ソニー)
- Windows,MS Office(マイクロソフト)
- ファミコン(任天堂),PS2(ソニー)
- ヤフオク(ヤフー),タオバオ(中国アリババ)
- ゼクシィ(リクルート)
- リクルートエージェント
- 楽天市場(楽天)
- インフォマート
参考になった本はこれ。