ポートフォリオ7銘柄の損益(2019年11月)

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11月の総括

今月は9月末の決算期ということで色々動きがありました。小型株は全体的に好調でしたがその流れにも乗って年間損益は+48.9%まで伸びました。久しぶりに資産10倍(100,000)まで復帰しました。

売却について
今月の売却は「じげん」「グローバルキッズ」「パーク24」の3つです。

  • じげん(半分売却)
    優等生じげんにしては珍しい下方修正がありました。マイナス面とプラス面が混ざった悩ましい状況で、1日ぐらい悩んで半分売ることにしました。
    失速の主な原因は主要顧客の一つである「an」を事業終了したためだと捉えており、anの分だけ凹んでから積み上げ直しという認識です。
    ただ、説明会ではその本来の原因にはあまり触れずに「ストック型に切り替える!」と、言い訳めいた説明をしている点はイマイチでした。その一方で「前期の利益は、M&A等の戦略投資か自社株買いに使う」というコミットがあり、下期には残っている約20億円が使われる予定になっていますので、バリュエーションを考えると割と期待できます。そんなことを総合して半分売却しました。
  • グローバルキッズ(全売却)
    中期計画も打ち出され、営業利益の上向きを期待するのは難しくなりました。そうなると「保育園開園数に連動した補助金分がその年の利益になる」という利益構造になってしまいますので、グロースと考えるのは難しいと判断しました。
  • パーク24(一部売却)
    ナンピンがうまくいき、その分のポジションを減らしました。カーシェアリングNo.1を軸とした長期保有の目線は全く変えていません。
購入について
新規銘柄として「エードット」「M&Aキャピタルパートナーズ」を購入しました。

  • エードット
    広告代理店の新興勢力として急成長中の企業です。「悪魔のおにぎり」や、東京メトロの「Find my Tokyo」などを手掛けており、30代の伊達社長が若くて力のあるクリエイター(牧野さん、辻さんなど)の活かすことで成長している会社です。
    電通・博報堂の息がかからない形で、直接案件を取っている点が非常にユニークで、売上維持のためテレビ広告を主軸に置かざるを得ない電通・博報堂に対し、自由な立ち位置から広告提案ができています。ビジネスモデルの強さはそれほどではありませんが、広告代理店の勢力図の変えうる面白い会社と思い購入しました。
  • M&Aキャピタルパートナーズ
    日本M&Aセンターに次ぐ業界第二位の会社です。M&A市場はまだまだ小さく今後も伸びると考えている中で、PERが30程度と買える水準だったので購入しました。
    年間に百数十件程度の案件しか対応していないため、大型案件によって売上/利益のブレがあるものの案件数そのものは着実に伸ばしており、2~3年で見れば高成長を実現できる会社と思い購入しました。

というわけで、今月は割と面白い月でした。

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月の売買について
2016年11月より月次報告と一緒に売買履歴を公開することにしました。

参考:売買報告の変更について

私の売買報告によって株価が変動するような最近の状況を踏まえて、売買報告を以下のとおり変更します。これでも株価が変化するようならまた次の策を考えます。


・売買報告は月度報告と同時に実施する(月度中の都度報告は止める)

・月度報告とともに、その月に実施した売買履歴をGoogle Driveを使って公開する。※Google Driveにファイル登録日・更新日が記載されるのでその日に書いたことの証明になります。(厳密には「削除していない証明」はできていませんが、これを証明する手段が思いつきませんでした。ご了承ください。)

・この運用は2016/11/1より開始する