あてさん
4975JCU分析できました。良い企業で驚きましたが、成長はスマホ市場と連動とみるのがよさそうで過度な期待はできません。3.5です。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・決算資料など
・株価 予想PER13.2
■ポイント
Step1:業績確認
→めっき薬品と聞いて低収益ではと思いながら確認。営業利益率の高さ(10%超)に驚く。成長面も、近年急激に成長しており理由が知りたい。B/Sも健全。
Step2:事業内容の確認。好業績の理由を探る。
・主力事業はメッキ薬品。売上好調な理由は「中国・台湾」の需要が伸びているため
→中国・台湾が伸びているのは「スマホ・タブレット」の電子基板需要
・なぜ利益率が高いのか?シェアが高い?
→競争が激しければこの利益率にはならない。「JCU シェア」で検索して、リクナビのページから「世界シェア7割」という情報を得る。利益率との整合がとれる。
・シェア7割となる理由を探る。さっきの検索あたりから、担当者のコメントを得る。
品物の良し悪しももちろんありますが、実は、めっきビジネスで大事なのは技術的なサポートです。めっき技術の現場では色々な不良が起きるのですが、「何がその原因か」を突き止め、直し、歩留りをよくすることが現場にとっては非常に重要なのです。そういったサポートが万全なら、薬品が少々高くても受け入れてもらえると考えています。
そもそもめっき薬品が最終製品に占めるコストの割合は、そんなに大きくはないわけですから、歩留りが改善されれば大きなメリットになるはずです。
ですから、当社(単体)では現在、研究所に100名ほどが所属しているのですが、うち半分は新製品の開発、そして残りの半分が世界各国を飛び回って現場をサポートしています。
→めっき薬品自体の技術力が高いことに加えて、フォローが必要な面倒な商材であることが分かる。結果としてこのフォロー力が参入障壁になっている。
・今後の予測について
成長ドライバーは「スマホ・タブレット市場」でこの市場次第。タブレットの鈍化なども始まっており過度な成長期待はできない。高シェアも素晴らしいがこれ以上のシェアアップは望めない。
Step3:株価の確認
PER13.2で割安。ビジネスモデルの盤石さを考えると悪くない。
分析をしていただき、ありがとうございます。
アフターフォローによる参入障壁の高さは知りませんでした。
いわゆるグローバルニッチトップだと思いますが、今の所の伸びしろはスマホ市場次第ということですね。
ロボット市場の拡大等はどうでしょうか。