宝くじと株式のどちらを買うかが人生を決める

「理想は常に現実の前に敗れていく」橘玲
http://www.huffingtonpost.jp/akira-tachibana/post_6118_b_4248828.html
宝くじ・totoBIGに関する橘玲さんの記事です。相変わらず切れ味鋭い(毒舌)コラムです。ぜひご一読を。

私は、株式投資に目覚めてから宝くじを全く買わなくなりました。

宝くじは期待値50%の商品であり、10,000円払うと5,000円返ってくるだけというとは元々知っていたのですが、かつては「夢を買う」などと気楽な意識で購入していました。
しかし株式という「プラスサムの商品」があると知ったことで、宝くじと株式のどちらを買うかが自分の人生を決めると強く感じるようになり、全く買わなくなったのです。

ちなみに、各商品の期待値は以下のとおりです。

  1. 宝くじ   -50%/回
  2. 競馬   -30%/回
  3. パチンコ  -10%/回
  4. 貯金    +0.01%/年
  5. 不動産   +5%程度/年
  6. 株式     +2〜+30%程度/年

私の投資スタンス「個別銘柄、中長期投資」もこの考え方の延長上にあります。株式は企業の成長力によって、リターンに大きな差がうまれます。であれば、わざわざ低成長企業が多く含まれているインデックス投資よりも、個別の成長力あふれる企業を厳選して買った方がよいはずです。また、株価は日々動いていますが、企業の成長は年単位ぐらいで捉えるべきものです。なので企業の成長を享受するためには、短期で考えず中長期で考えるべきです。

買えば買うほど増える商品(よい企業の株式)を安値で買い、気楽に持ち続ける。そんなスタンスで投資を楽しんでいます。

『宝くじと株式のどちらを買うかが人生を決める』へのコメント

  1. 名前:ひで 投稿日:2013/11/23(土) 20:40:10 ID:22c271e20 返信

    私も個別株は同じ考えて主力としております。
    が、銘柄選定眼がないためか、今年は大きくインデックスに負けてますので、インデックスvs.個別株神学論争は控えてるところです。
    おかしいな~。

  2. 名前:すぽ 投稿日:2013/11/24(日) 00:08:42 ID:4e48b9fac 返信

    ひでさん、コメントありがとうございます。
    私も本当に勝てるものなのか確信を持てずにいますが、今のところ勝てています。
    あくまで一個人の経験ですが、「割安のまあまあ優秀株」よりも「割安ではないが超優秀株」の方がよいと学び、そこから勝率がぐっと上がりました。
    投資初期に中国株中心に投資したところ、超割安のよい会社の「中海コンテナ」はさっぱりで、大化けしたのは「中国人民財産保険」「蒙牛乳業」「カンシーフ」の3銘柄でした。伸びたのは全て「割安ではないが超優秀な企業」で、どれもPER30以上の高値安定を続けていました。また、日本株ではサイバーエージェントが一番のプラス銘柄でした。
    こういった個人の体験から「成長が株価に与える影響」について改めて考えるようになりました。考える中で、邱永漢さんやバフェットさんが言っている「成長」の意味が、深くわかった気がして、今の投資方針になりました。
    あくまで素人の一経験であり、他に勝ち方があるかもしれませんが、何かのご参考になれば。

  3. 名前:ひで 投稿日:2013/11/24(日) 17:26:47 ID:6b3e181e0 返信

    コメントへの丁寧な回答ありがとうございます。これだけでも一本の記事になりそうですね。
    成長性ですね。
    最近、こちらのブログなどから、PER一桁至上主義からはやや軟化するようにしました。
    成長性の判断材料はやはり
    ・過去の成長の奇跡
    ・成長ストーリーが見えるビジネスモデル
    といったところでしょうか?

  4. 名前:すぽ 投稿日:2013/11/24(日) 21:38:51 ID:4e48b9fac 返信

    ひでさん、コメントありがとうございます。
    「成長性」において一番重要な視点は、「これまでどおりの努力で、どれぐらい成長できるか」です。意識すべきは地の利と成長余地です。
    過去の業績トレンドは一番大切な指標で、これでおおむね「地の利」が見えます。合わせて今後の成長余地をしっかりイメージしておくことも大切です。
    「ビジネスモデル」は、守りの視点で確認します。つまり、「競争に対しての影響」ということです。
    例えば、M&Aセンター
    中小企業のM&Aは経営者の高齢化によって起こる。つまり、シニア市場。地の利も成長余地も問題なし。(業績トレンドももちろん確認済)
    ビジネスモデルは、専門性+プラットフォーム型。現在想定される競合なし。
    こんな感じで思考しています。

  5. 名前:ひで 投稿日:2013/11/24(日) 22:06:22 ID:05ac98ec9 返信

    M&Aセンター、需要が引っ切り無しっていうのを、テレビで見ました。
    が、その時はperが30倍以上と高過ぎて断念しました。
    少し考え方を改めないといけないようです。今も右肩上がりの美しいチャートですね。

  6. 名前:すぽ 投稿日:2013/11/24(日) 23:54:19 ID:4e48b9fac 返信

    私はPER30以下ぐらいまでは許容しています。30以上だと・・うーん、他を探すかといった感じですね。ただ1年で30%ぐらい成長する企業なら、PER30は次年度にはPER20になりますので、30前後でも許せることもあります。
    PERが高い株は下落リスクを常にはらんでいます。ですので、そういった懸念を吹き飛ばすほど安全な企業を選ぶのが、重要なポイントです。
    バフェットさんのいう「三振がなく、振りたいボールが来るまで待てるのが株式投資」というのは、この「ありえないほど優秀な企業の株を探せ」ということだと、理解しています。