10月の総括
今月は先月末のほぼノーポジの状態から、マザーズバブル崩壊を懸念しながら少しずつ買い増して行った中、結局10月下旬のマザーズバブル崩壊の影響を受けてしまったという感じになりました。年間成績は+15.5%まで下落しました。
購入銘柄について
今月購入したのはエスプール、じげん、ブティックスの3銘柄です。「コロナ後バブルで恩恵を受けなかった銘柄」というコンセプトで、僕の中ではマザーズ下落時に強そうなディフェンシブな銘柄を買ったつもりでしたが、実際にはマザーズ指標と同じぐらいの影響を受けてしまいました。難しい。
ブティックスは初の銘柄です。介護機器の展覧会や、介護企業のM&A仲介などを行っている会社で、コロナ直撃で見捨てられたような状態にある銘柄です。コロナに対する日本人の過剰反応も戻りつつあり、投資対象として面白そうと思って購入しました。
2つのバブル崩壊について
現在の株式市場は2つのプチバブル崩壊の影響下にあると認識しています。
1.米国ハイテク株プチバブル(9/3に終了)
2.マザーズプチバブル(10/15に終了)
これらのバブルについての捉え方は、ディディエソネット教授の「ドラゴンキング理論」をベースにしたものです。詳しくはnoteに書いていますのでどうぞ。
米国ハイテク株プチバブルの影響について
Nasdaqで9/3に謎の下落がありましたが、ここが米国ハイテク株のプチバブル崩壊のサインだと捉えてほぼノーポジにしました。9月末の記事に書いたとおり、
①米国ハイテク株→②Nasdaq→③米国株全体→④日本株
という波及がどこまでつながっていくかという見方でウォッチしていました。①→②→③までは波及しましたが、④の日本株は驚くほど影響がありませんでした。
マザーズプチバブルについて
もう一つのバブルはマザーズです。株クラの皆さんは実感されていたように、TOPIXとマザーズでは全く違う動きをしており、チェンジ、BASEやIPO銘柄などに代表されるような、市場参加者の興奮でファンダを無視して「上がるから上がる」バブルが起こっていました。マザーズのチャートはドラゴンキング理論の「対数周期チャート」に合致しており、10/15の下落を持ってバブル終了と捉えています。
日本株の捉え方
日本株の現状は以下のように認識しています。
・日本株は米国ハイテク株バブル崩壊の影響を全く受けていない
・日本株はマザーズバブル崩壊の影響をほとんど受けていない
今後については「マザーズ→日本株」の流れが起こるかどうかを注視しています。ここ1ヶ月の日本株はヨコヨコだったので、ここから単独高に転じるか、それともマザーズにつられて下落トレンドになるかという、分水嶺のような雰囲気を感じているので、その方向性によって投資スタンスを変えようと思います。
それではまた来月です。
(売買履歴)
- GoogleDriveによる売買履歴公開:2020年10月
参考:売買報告の変更について
私の売買報告によって株価が変動するような最近の状況を踏まえて、売買報告を以下のとおり変更します。これでも株価が変化するようならまた次の策を考えます。
- 売買報告は月度報告と同時に実施する(月度中の都度報告は止める)
- 月度報告とともに、その月に実施した売買履歴をGoogle Driveを使って公開する。
※Google Driveにファイル登録日・更新日が記載されるのでその日に書いたことの証明になります。(厳密には「削除していない証明」はできていませんが、これを証明する手段が思いつきませんでした。ご了承ください。)- この運用は2016/11/1より開始する