それでは議論よろしくおねがいします。
■結論
富裕層(投資家)をターゲットとし5億円程度の投資用マンションのサポートを行う。企画・施工から、入居募集・管理までの一連の業務を対応。仕入れは用地だけに絞り、財務リスクを極小化しているのが優秀。
今後の成長を考える上では「会社に強みがあるのか、良い環境に乗っているだけなのか」を見極める必要があるが、残念ながら情報が不足しておりその判断は難しい。
不動産の市況に負けない強さがあるなら割安感があるが、そうでなければフェアバリュー水準。評価は「なし」とする。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
■ポイント
Step1:業績の確認
・2018年12月に上場。P/Lは売上、利益ともに右肩上がり。営業利益率は2018が17.1%。
・B/Sはキャッシュが多く健全。
・2019は3Qまで推移。前年度からは減収減益の状況。
・熊本/福岡を中心とした富裕層向け不動産投資サポートを中心とする。
・1棟5億円程度の新築賃貸物件の企画・施工(施工は外注が中心)。および物件の入居募集・賃貸管理まで包括的に対応する。
・案件は「リピーターが6割、紹介が2割」というのが特徴的。
■七つの海さんへの質問
①今後5年の成長イメージについてどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか
③その他聞きたいことがあればどうぞ
①今後5年の成長イメージ
創業以来10期連続増収増益であり、2019年12月期第3四半期決算では前期比減収減益となっていますが、同日発表の通期連結業績予想では11期連続増収増益としています。
私の感覚からしても、家屋の完成は10~12月に集中しているように思うので、少なくとも11期連続増収は大丈夫だろうと思っています。
2019年4月に子会社グッドライフ建設を設立して、建築工事についても売上高に取り込み始めて、営業利益率は下がっているようですが、今後建築工事のノウハウを取得するに連れて、そこはいずれ解消すると考えます。
会社四季報では、2018年12月期の売上高2956百万円に対して、2020年12月期の売上高の予想を6000百万円としてとしており、5年後には少なくとも売上高10000百万円以上にはなると考えています。