というわけで、約10%分購入しました。
(2014年1月28日)平均購入単価 1,052円
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成長株分析サイトのようになってきていますが、面白そうな企業を教えていただくことで、自分の勉強になりますのでありがたいと思っています。今後もよろしくお願いします。
コメント欄での企業分析依頼で、投資対象になる企業がありましたのであらためてエントリとしてまとめます。
損益分岐点を超えたWeb中古買取・販売サイト
シュッピンは、Webチャネルでの中古カメラ買取・販売を主軸に成長している企業です。チャネルをWebにシフトすることで、損益分岐点を超え、利益率が向上し始めた、今後が期待できる企業です。いつも通り分析していきます。
Step1.業績の確認
http://valuationmatrix.com/companies/3179
http://www.syuppin.co.jp/ir/highlight.html
2012年12月上場のため、分析サイトのデータの過去データが少ないので企業HPも使いました。
- 売上は125億円、営業利益率は2.9%
- 売上は年15%程度で順調に成長。営業利益率は、2%(2012)→3%(2013)→4%(2014予測)と順調に向上。Webシフトによって、変動費レスの成長がスタート。
- BSは並。中古販売には買取用現金と在庫が必要なため、ある程度借入が増えるのは理解できる。
- CFは情報がなく推移が見えず(残念)
Step2.ビジネスモデルの確認
既存市場からWebチャネルへのシフトによるローコスト戦略型で、ライフネット生命やリブセンス(3.5)と似ています。ライフネットの場合は後追い企業が増えて苦戦していますが、シュッピンは、
- 「買取額が比較的高い(企業の粗利が低め)」
- 「店員に商品知識が求められる」
- 「品揃えが重要(一定の規模が必要)」
という、一筋縄ではいかない市場に入ることで、後発企業を防ぎながら、既存市場から確実にお客さんを奪っています。また、Webチャネルへのシフトによって変動費レスなビジネスがスタートしており、着実に営業利益率が向上していることが注目点です。
最初この企業を見た時、「なぜ、本(ブックオフ)でもなく、金券(ショップ)でもなく、カメラや時計なのだろう」と疑問に思いましたが、分析を進めるうちに、参入障壁をポイントにしているのだとわかりました。
またこの分析後に、シュッピンの社長がソフマップ創業者であるとわかって、膝を打ちました。なるほど中古ビジネスを熟知した方ならではの戦略です。
Step3.株価の確認
(2014年1月24日)1,060円 PER24.0 PBR4.14
株価はまあ普通の価格です。
使い勝手の良さ、高い買取、安い販売で順調に会員(ファン)を増やしています。カメラ好きが、ここのサイトで「売っては買って」を楽しんでいる様子が目に浮かびます。決してボロ儲けできるビジネスではありませんが、この企業に対抗できる方法が思いつきません。順調な成長が期待でき、永く付き合える株だと思います。評価は4.0です。この銘柄もポートフォリオに入れていきます。うーん、キャッシュはどうしょう。
シュッピン以前もっていました。いい銘柄ですよね!今はアイスタイル…。どうしちゃったんでしょうね~(-.-)