それでは議論よろしくおねがいします。
■結論
安定的なFC事業に加えて、ハウス・リースバックという高収益ビジネスを掘り当てて急成長中の企業。ハウス・リースバック事業は競合増により収益幅が今ほどはとれなくなる可能性があるが、広大な市場の中でNo.1のポジションにあるため、市場拡大に乗った成長が期待できる。
不動産業という印象の悪さもあり高PERまで株価が上がるかは不確定な部分があるが、割安圏内にあり保有に大きな懸念はない水準。3.5に近い4.0。
■基礎情報
GMOクリック証券の分析を使います。
・安藤社長インタビュー記事
■ポイント
Step1:業績の確認
・基本的に順調な右肩上がり。2017だけは横ばい⇒何があった?
・営業利益率が向上しており2018は9.4%まで上昇。
・B/Sは自己資本比率が低めだが、2018に公募増資を行ったことで改善。
・C/Fは営業CFが少なめ。内訳を分析すると「営業貸付金」用途が大きい。リバースモーゲージ(不動産担保融資)事業によるものと推測され、銀行からの調達ができるため大きな問題ではなさそう。
・様々な不動産事業を行っている(上図)
- フランチャイズ事業:「ハウスドゥ」ブランドの不動産売買FC。加盟店は5月末で591店舗で年間80店舗程度のペースで拡大。フランチャイズ収入は1店舗あたり400~500万円程度と推定(売上/店舗数)
- ハウス・リースバック事業:持ち家を住み続けながら売却できるサービスが大きくヒットしており成長を牽引。
- 不動産金融事業:ノンリコースローン(持ち家を担保にしたローン)が中心。まだ小さめ。
- 不動産売買・流通・リフォーム事業:これまでの本業だが基本横ばいにとどめて1~3に注力。
・1~3が高収益かつストック事業であり、戦略的に1~3に事業シフトを進めている。
・ハウス・リースバックは市場を掘り当てたフロンティアとして急成長中。競合が増える懸念はあるものの市場が広大でシェアトップなので今後も期待できそう。
予想PER13.4、PBR2.7。不動産業界であることを割り引いて考える必要があるが比較的安め。
■おばきゅさんへの質問
①今後5年の成長イメージについてどのように考えていますか
②会社の強み・弱みについてどう考えていますか
③その他聞きたいことがあればどうぞ
よろしくお願いします。
やはり、強みは、高齢化社会であることを踏まえた上での、ハウスリースバック事業のストックビジネスです。
弱味は、唯一無二のビジネスモデルではないので、他社との競合がある点です。
今後、ハウスリースバックが伸び続けることができるかどうかが、売買の基準だとおもっています。
会社が高配当を、うたっていることもあり、株主のことを考えている会社だと思います。
すぽさん!このハウスドゥ、会社の姿勢、事業内容、今後の事業の伸び等考えて、魅力がありますか?