どうすけさん、お待たせしました。
それでは4346ネクシィーズグループです。よろしくお願いします。
■結論
LED照明シフトという大きなニーズを掘り当てて急成長中。お客さんがお客さんを連れてくるような理想的な環境に身を置く。一方で参入障壁がほとんどないことや、市場飽和も近づいてきており安心して保有はできない。評価は3.0に近い3.5。
・2005年近藤社長インタビュー
・その他IR資料など
■ポイント
Step1:業績の確認
・リーマン前は赤字→しばらく黒字横ばい→2015より急成長。
・営業利益率は12%程度まで向上。営業利益成長はここ数年50%を大きく超える。
Step2:事業の確認、ビジネスモデルは?
・多くのセグメントを持つが、エネルギー関連事業セグメントが急成長。ネクシィーズ・ゼロと呼ぶLED照明や厨房機器のリース販売が好調。
・
Step3:株価の確認
予想PER16.7
②5年後の売上・利益のイメージを教えてください。
①この会社はネクシィーズ・ゼロへの経営資源の注力を明示しておりますので、こちらではネクシィーズ・ゼロについて議論させていただければと思います。
まず強みですが、LED照明や業務用冷蔵庫、空調などの機器を初期投資ゼロでレンタルする事業であり、レンタル期間中はストック型の収入が見込めることが挙げられます。中でもLED照明は、削減される電気代がレンタル代を上回り、かつレンタル期間終了後は顧客への無料譲渡となるため、導入メリットは大きいと考えております。導入企業からすると、ネクシィーズ・ゼロを使わずに一括でLED照明を購入した方が、支払い総額は小さくなりますが、通常、LED照明を導入するのは新規出店や改装など大きな費用がかかる時が多いため、その際にキャッシュの持ち出しを減らせるのは大きな導入メリットであると考えられます。
一方でネクシィーズ側としては、在庫を抱えないシステムであるためリスクが小さいこと、また、導入した顧客に対する他商材の営業がしやすくなることが考えられます。実際、既存の顧客からの紹介による受注が4割に達するとのことで、顧客満足度が高く(ほぼすべての営業員が照明コンサルタント資格保有者であることも一因?)、営業が容易になっていることを示しています。一方で、2013年におけるLED照明の普及率(全照明比)は、23%程度とのことですので、まだ拡大余地は十分にあると思います。
弱みといたしましては、他社参入が容易であること(契約解除してまで移られることはないと思いますが)、また、多くのレンタル期間満了が始まった後は、より多くの顧客を探すか他の商材を売らなければ成長が難しくなる点が挙げられます。